デビュー~渋谷公会堂ライヴまで。02完全総集編

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こんなにいっぱい! 渋谷公会堂ライヴの写真撮りおろし勢揃い!
全部見せます2002'sチン☆パラ


変化し続ける“やんちゃ系”アカペラ・グループの1年を振り返る 
最新シングル

「星に願いを」

ポリスター/2002年12月11日発売
PSCR-6102 ¥800(tax in)

1. 星に願いを  
2. 星に願いを(single version)
  [Real Player] [Windows Media Player]
3. 星に願いを(shuya's middle edit.)
  [Real Player] [Windows Media Player]
4. 星に願いを(inst.)


最新アルバム

『チン派ロック』

ポリスター/2002年10月30日発売
PSCR-9118/9 2,520(tax in)

<Disk 1>
1 Fly up high
2 Let it go!
3 シブヤ
4 縞瑪瑙(しまめのう)
5 Sound Break-Album Ver.-
6 Spiral Days-Album Mix Ver.-
7 Seaside Bound
8 Special Mind
9 境界線
10 In the end
11 星に願いを

<OMAKE Disk>
12 Bibbidi-Bobbidi-Boo
13 揉道
14 Oh Oh yeah
15 Oh Oh yeah -DJ カスmix
16 墓
17 シーサー
18 DAIGO503
19 精通-Album Ver.-
20 となりの和音が不協和音でもうガマンできない
21 津気屋ブギウギ-河口湖Ver.-



メジャー1stシングル

「Let it go!」

ポリスター/2002年8月21日発売
PSCR-6063 1,050(tax in)

1 Let it go!  
2 Spiral Days
3 BLACKJACK


'02チン☆パラ関連記事 in BARKS

ニュース/インタヴュー
速報! チン☆パラ、渋公ライヴ大成功!
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2002-09-12

MOO(コラム)
不意打ちショットのダイゴさん
2002-11-19

ディスクレヴュー
『チン派ロック』 2002-10-30

ミュージックビデオ
Let it go!
星に願いを

試聴曲
Let it go!
星に願いを
星に願いを(single version)


渋公ライヴスナップ~ジングルペル編♪
▲YASHI
▲KIKU
▲KOTA
▲SHIMO
▲DAIGO
▲MANABU

チン☆パラ'sオフィシャルホームページ
「SPACE チン☆パラ」

ポリスターアーティストページ
「チン☆パラ」


「ありがとうございました」「これからもよろしくお願い致します!」――11/19に行なわれた渋谷公会堂ライヴのあと、打ち上げに集まった関係者一人一人に対し、丁寧に挨拶するメンバーの姿があった。オーディションTV番組“ハモネプ”で注目を集めてから1年、飛ぶ鳥を落とす勢いの人気者になった今でも、チン☆パラの実直さは変わらない。念願だった渋谷公会堂ライヴを終えた瞬間、ファンの歓声が響き渡る客席をバックに記念撮影を行なったメンバー達。“喜び”を最大限に表現し、周囲への“心配り”を大切にする――今の日本に欠けている“何か”を素直に示してくれるこの6人が、多くの人々の共感を得ているのも当然のことなのかもしれない。


▲11/19渋谷公会堂ライヴ。アンコールを無事に終え、ファンに最後のご挨拶。

2002年3月、インディーズからリリースした1stミニアルバム 『La-Punch』がいきなりオリコン6位を獲得。しかし、輝かしい“勲章”となるはずのこの記録が、メンバーに“重圧”となってのしかかった。“チン☆パラらしさ”を模索して数ヶ月。メンバー全員で意見を出し合い、“今後”を語り明かす日々が続いた。

試行錯誤の末に生み出した1stメジャー・シングル、「Let it go!」を8月にリリース。当時、テレビ朝日系TV番組“ミュージックステーション”の初出演を控えた楽屋でBARKSのインタヴューに答えたダイゴは次のように答えている。「曲を作る上でチン☆パラのあり方についていろいろ悩んでた時期があって。そういう苦難…苦難っていうか模索を通して、今のチン☆パラのあり方を見つけ出した。……<無限に広がる物語>を見つけながら、これからもまだわかんねーぞ、みたいな、そういう気持ちを込めて前向きに書きました。」

メジャー・デビューに対する意気込みをそのまま綴った同シングルがオリコン6位を獲得。6人の“重圧”はいつしか“自信”に変わり、多くのテレビ番組やラジオ番組に登場し始めるようになる。秋口には“ハモネプ出身”というそれまでの代名詞も自然と聞こえなくなり、一回り大きくなったチン☆パラの姿がお茶の間を賑わすようになっていた。

▲チン☆パラ「夏」→「秋」→「冬」ヴァージョン各写真。コータ君の髪型だけ季節に逆行してたりする??

▲「星に願いを」を提供、SBKのshuya

10月30日、待望の1stアルバム『チン派ロック』をリリース。リーダーのヤシが「本当に6人全員好きな曲とか、全然違うから、作ってくる曲も全然違う。その持ち味を活かした感じ」と表現していた2枚組のニュー・アルバムは、ロックあり、バラードあり、ヒップホップありの多彩な楽曲構成。チン☆パラのメンバーが当初表現していた通り、“彩”のイメージにぴったりの仕上がりだ。このアルバムに収録されているSBKプロデュースの楽曲「星に願いを」は、ヒップホップとロックの“合流点”を見出し、チン☆パラの新境地を切り開いている。リスナーの声を反映して、マキシ・シングル盤「星に願いを」のリリースも急遽決定。 12月11日に発売される同シングルは、マスタリングの名匠、スターリング・サウンドのトム・コインが手掛けたナンバーが収録されており、クリスマスらしいロマンティックなハーモニーを楽しむことができる。

11月10日、待望の全国ツアー<POWER ACT>が広島を皮切りについにスタート。「アカペラだけど暴れまくれる」(ヤシ)「俺らもお客さんも元気になれるライヴにしたい」(キク)と語っていた彼らの夢は、現実のものとなった。11月19日に行なわれた渋谷公会堂ライヴはほぼ満席の大盛況。「Let it go」「BLACK JACK」などおなじみの楽曲ほか、ニューアルバムより「シブヤ」「境界線」「SeasideBound」などをプレイ。全23曲を熱唱した。


▲ラフなジーンズ姿で登場したチン☆パラ。シンプルなステージでは“歌声”が主役

「渋谷公会堂のステージに立てるようになったぞ」とMCで素直に喜びを表現したコータをはじめ、SBK・shuyaのDJプレイに合わせて見事なマウス・パーカッションを披露したヤシ、「いつもはベースを担当しているんだけど…」とつぶやきつつ、しっとりとソロ・ギターの弾き語りを披露したダイゴ、 アルバムの収録曲「縞瑪瑙」を、「今まで一度も恥ずかしくて表現できなかった“恋愛”と、初めて真っ向から向き合ってみた曲です」と明かした学、得意のトークで終始会場を盛り上げ続けたキク、「音楽の楽しさを表現できて本当に嬉しい」と「Special Mind」について語ったシモと、それぞれの“喜び”が熱気となって会場を覆っていた。


▲コラボ終了後のヤシとSBKのshuya。あつ~い男の友情ここにあり

▲なんだったろう…と未だに謎を残す奴

それにしても、アンコールで映画『ジョーズ』のテーマソングとともに突然登場した“壷から出ました巨大アカペラ人形”―あれは一体なんだったのだろう……?? 「ツアーグッズは何が良い?」と質問されて、「壷」と即答したダイゴの案をそのまま“かたち”にしたとメンバーは言っていたが、それを本当に“かたち”にすることになったステージ・スタッフは、さぞかし気苦労が耐えなかったことだろう(笑)。とはいうものの、このアカペラ人形をバックに「星に願いを」を平然と歌う彼らは、やはりタダモノじゃない気がした。最後はカーテンコールに答えつつ、名残惜しそうにステージを去っていった6人。来年はどんな“変化”を見せてくれるのか。今から目が離せない。

文●中井雄子
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