<SUMMER SONIC 02>モリッシー、スミス時代のナンバーに加えて新曲も披露

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定刻を少しまわった7時に登場したモリッシーは、フリル付き(!)のシャツに黒っぽい上着というクラシックな出で立ち。前回の来日よりもさらに逞しくなり、スミス時代の華奢な青年の面影はすでにないものの、マイクを大きく振ってコードをしならせたり、クネクネとした独特の動きは以前のまま。そして声も、このツアーをスタートするまでの1年ちょっとのブランクを微塵も感じさせないパワフルさだ。

この日のセットは1曲目の「I Want The One I can't Have」、中盤には「Meat Is Murder」、そしてアンコールの「There's A Light That Never Goes Out」と、要所々々でスミスの名曲を披露。'95年の来日ではただ1曲「Shoplifters Of The World Unite」を演奏したものの、ついにスミスの曲を生で聴くことのなかった日本のファンにとっては最高の贈り物だったろう。さらに中盤では待望の新曲も4曲(“The First Of the Gang to Die”“I Like You”“Mexico”“The World is Full of Crashing Bores”)披露され、いよいよモリッシー復活の兆しを見せていた。
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