ヒップホップ界でのエミネムの成功に牧師が懸念を表明

Eminemの成功は、ジャズやロックを支配したように白人がヒップホップをも乗っ取る兆しである。ノースカロライナ州の聖職者Paul Scott師は、大胆にもそう語る。彼はラップ音楽における白人の影響が文化を弱めるのではと懸念している。Scottは次のように語っている。

「Malcolm Xはかつてこう言った。コーヒーがブラックであまりに濃いときは、クリームを入れると薄くなり、これまで目覚めを良くしてくれていたものが、今度は眠りを呼び起こす」

Scottはヒップホップ・コミュニティ内での新しい“ブラックパワー運動”を訴え、National Hip-Hop Reformation Campaign（全米ヒップホップ改革キャンペーン）を開始した。バプティストの牧師であるScott（35歳）はまた、ノースカロライナ州ダラムを拠点としたNew Righteous Movementも指揮している。Scottは数年前、Phat Boy Malt Liquorの広告で使用された肖像に抗議し、初めてその名が知られるようになった。さらに彼は、かつてイエス・キリストの役に白人俳優を使ったCBSに対しても公然と抗議したことがある。

Anna Maria Gibson, New York　(C)LAUNCH.com