DMXとSwizz Beatz、“No Sunshine”の盗作疑惑で訴訟の可能性

ブルックリンのラッパー、Mr. D. Originalが、彼の作った曲“Ain't No Sunshine When She's Gone”（Bill Withersの名曲“Ain't No Sunshine”のリメイク）を盗んだとして、DMXとSwizz Beatzを訴える準備をしている。Originalは2000年に、同曲を含む10曲入りのデモ・テープをSwizz Beatzに渡したとしている。彼の主張によれば、テープを渡した６ヵ月後にDMXが、映画『Exit Wounds（DENGEKI 電撃）』のサウンドトラックの先行シングルとして、Swizz Beatzプロデュースによる“No Sunshine”をリリースしたという。

Originalはコメントの中で、この曲を作った経緯について話している。「俺の母親は、病院側の過失によって病院で死んだ。……母親が亡くなったとき、彼女への追悼として“Ain't No Sunshine When She's Gone”を作ったんだ。この曲はすごく深いもので万国共通に訴える力を持っており、ヒット曲になるのは間違いないとわかっていた。病院で死を迎える家族ということには、何百万もの人が共感できる」

Yves Erwin Salomon, New York (C)LAUNCH.com