KRS-ワンがネリーに反撃、アルバムのボイコットを要求

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KRS-Oneがライヴ・フリースタイルでリリースされた新作“The Real Hip-Hop Is Over Here”で中西部出身のラッパー、Nellyとの長引く戦闘に火を注いだ。この2人のラッパーの間では以前から多くの罵詈雑言が交わされていたが、争いはBeanie SigelとFreewayのヒット“Roc The Mic”のリミックスでNellyが口汚い詞を放ってから公式なものになった。

Murphy Leeをフィーチャーしたこのリミックスで、Nellyは次のようにライムしている。「しゃくにさわるぜ、昔のMCが戻ってきたいって/リスペクトしてたが、消え失せた;それはそれで/K……ここでは誰もおまえの名前を口にしない/R……何か本当に罪を感じていることだろうよ/S……そんなに欲しがってるお前を見ると悲しいぜ/One・モアヒット、もうひとつヒットをちょうだい、お願いって/老人になってラッパーの年金をもらうのはお前が最初だろうな……」

これに対しKRS-Oneは“The Real Hip Hop Is Over Here”で次のように反撃している。「おい、Nelly、お前は本物にはなれない、世界に羽ばたくこともない/お前のラップスタイルはまったく*N SYNCのコマーシャルみたいだぜ」

KRS-Oneはまた、ヒップホップ・ファンたちに6月25日発売予定のNellyの次回作『Nellyville』をボイコットするよう要求している。彼は書面による声明で次のようなプランを語っている。

「Nellyと彼のマネージメントチーム、レコーディング産業の全法人組織(すなわちUniversal Records)に宛てて、文化的伝統と格上の者に無神経な態度をとることは許されないというメッセージを送るつもりだ。さらに、俺はNellyのレコードセールスを崩す戦略的キャンペーンを組織している。レコードを買う一般の人たちと、本物のヒップホップ・ファンに言いたい……6月25日発売のNellyのアルバムを買うな。運悪くNellyは、程度はどうであれ俺と戦うことができると思ってる奴らにとって生け贄の子羊となっている」

Yves Erwin Salomon, New York LAUNCH.com
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