エミネムの曲を流したラジオ局に対する罰金通告が取り下げられる

Eminemのシングル“The Real Slim Shady”のせいで、コロラドのラジオ局KKMGはあやうく7000ドルの罰金を米連邦通信委員会（FCC）に払わされるところだった。局の親会社であるCitadel Communicationsは、エアプレイしたのは編集された“クリーン”ヴァージョンであり、度を越して不快にさせるほど下品なものではなかったと、政府機関であるFCCを説得することに成功した。

FCC執行部の責任者がBBCのインタビューに答えている。
「我々は初期段階の分析なしに異議を唱えていました。現状として、現在の放送業界の基準においては、問題となった曲が明らかに不快であるとするには及ばないという結論に至りました」

FCCの内部には罰金取り消しの決定に批判的な声もある。ある委員は、決定は執行部ではなく委員会が下すべきであったと言っている。

KKMGは当初、Eminemの“The Real Slim Shady”の編集ヴァージョンを放送したことで、'01年６月に罰金通告を受けていた。