その天才的なライム・デリヴァリーとフロウ、恵まれた声質。現在のヒップホップ・シーンにおいて彼の実力と人気は、誰もがトップ・クラスと認めるところである。
Nitro Microphone Undergroundのメンバーとしても活躍する彼が頭角を表してきたのは、Shakkazombieと頻繁にライヴを行なっていた'97年辺りだろう。この年にShakkazombie「共に行こう(Version Pure)」にSuiken、Macka-Chin、Gore-Texと共に参加し、“第二勢力代表の四天王”として大きい期待が寄せられていた。Gore-Tex、Suikenが次々とソロ・デビューする中、DABOのリリースも待たれていた。
'99年、遂に「Mr.Fudazkee」でデビューを果たす。まさに“長い間暖めた”という言葉がよく似合うほどに、初回からとんでもないスキルを見せつけてきた。 | . | 多くの客演やライヴでプロップを十分に集め、Nitroの活動とも並行して、まさにひっぱりだこであった。
そして2ndシングル「Supadondada」を挟み、ついに「拍手喝采」でDef Jam Japanの第一弾アーティストとしてメジャー・デビューを果たす。
プロデュースには全米で注目を集める新鋭トラック・メーカーP.Kingを迎え、本場New Yorkテイスト溢れるトラックにDABOのリリックが絶妙に絡むスケールの大きい曲に仕上がっている。DABO自体どんなトラックも乗りこなすが、この曲を聴いていると今までよりも一段と大物の風格を感じる。
5月末にはREDMANとのツアーを成功させ、6月13日には記念すべき待望の1stアルバム『PLATINUM TONGUE』がリリース。 |