ヨーコ・オノ、ジョン・レノンの思い出を語る

John Lennonが愛した女性、Yoko Ono。おそらく、この人以上に彼のことを知る人物はいないだろう。歴史を見ると、OnoはBeatlesの解散の主な要因の１人としてネガティヴな注目を浴びた。だが、その印象は月日が経つうちにほとんど消えてしまった。現在では、LennonとOnoの関係は２人が出会った瞬間から、JohnがYokoを熱烈に愛したというイメージで描かれている。そして、「失われた週末」という悪名高き例外があるものの、その感情は時間が経つにつれて高まっていった。

今年はじめ、クリーヴランドのRock And Roll Hall of Fame and Museum（ロックンロール殿堂ミュージアム）にLennonの展示が公開されたとき、Onoは小さな集まりの中で、12月８日に殺されていなければ、夫も一緒に来ることができたでしょうに、と心中を語った。
「インターネット、ウェブサイト、そういったものがあれば彼は夢中になるでしょう。そして、こう言うでしょう。“グローバル時代だ。そう、これだよ！”とかなんとかって。けど、ラップ・ミュージックのほうにいったかもしれないわ」
彼女は次のように付け加えた。
「そう、最初の白人ラッパーのような感じで……。だって彼は本物だったし、本物のロッカーだった。それに、すごくファンキーだったしね」

誰もこの革命児を忘れはしない。大義を通すことで常に話題になり、抗議を受けていたJohn Lennonだが、Onoは限られた人物だけが知る亡くなった夫の違う一面を明かしてくれた。
「彼にはすごく謙虚な面があったと思う」と彼女は言った。「こうしてみんなが彼のことを覚えていてくれることだけでも、彼はとてもハッピーだと思いますよ」

Bruce Simon、ニューヨーク、Lynne Margolis、クリーヴランド