ヨーコ・オノ、ジョンの誕生日に「イマジン」ニュー・ヴァージョン公開
Photo by Matthew Placek
ジョン・レノンの78回目の誕生日となった10月9日、ヨーコ・オノのニュー・アルバム『ウォーゾーン』より、「Imagine」の新ヴァージョンが公開された。
◆ヨーコ・オノ動画、関連画像
『Take Me to the Land of Hell』(2013年)以来約5年ぶりのオリジナル作品となる『ウォーゾーン』には、1970年から2009年までのヨーコ・オノ作品の中から自身が選び、新たな解釈でレコーディングされたという13曲を収録。「Imagine」のニュー・ヴァージョンについて、彼女は「この曲をやるのは怖かった。トム(プロデューサーのトーマス・バートレット)も少し怖がっていたんじゃないかと思います。世界中の人が知っている曲ですから。でも、今回のアルバムのテーマに合うと思ったから、やるべきだと決心しました」と語っている。
なお、この日、ヨーコ・オノはクラウス・フォアマン、エリオット・ミンツ、ポール・ヒックスらと共に、オンライン・リスニング・イベント<Imagine Global Listening Event>にも参加。1時間以上にわたってファンたちと交流した。
同イベントは世界中のファンが特設サイト上で『Imagine』を聴きながらチャットで交流できるという企画で、ドイツより参加したクラウス・フォアマンからは「ジョンと初めて会ったのは1960年、ハンブルグのカイザーケラーだった」「『Imagine』の一番の思い出は“ジェラス・ガイ”のレコーディング、魔法の瞬間だった。ジョンがギターを弾きながら歌うのをまずは聴いて、キーがわからないままだったけど、すぐに合わせてベースを弾いたんだ」など、ジョンとの思い出の数々が語られた。
また、LAから参加したエリオット・ミンツは「日本でホテルのスイートに滞在していたある日、ジョンと私は部屋にいて、ジョンはギターを弾いていた。そのホテルはロビーから部屋まで直通のエレベーターがあったのだが、突然エレベーターのドアが開いて日本のカップルが部屋に入ってきた。すると、彼らはそこに座ってしまったのだが、ジョンは笑いながらギターを弾き続けていたんだ」と、来日時のエピソードも披露。最新盤のリミックスを担当したポール・ヒックスは制作秘話を交えながらリスナーの質問一つひとつに丁寧に答え、ヨーコからはジョンとの思い出の写真も数多く投稿されるなど、ファンにとっては貴重なひとときとなった。
さらにその後、毎年ジョンの誕生日である10月9日から命日の12月8日まで点灯されている、アイスランドの「イマジン・ピース・タワー」からもライブ・ストリーミングが実施された。こちらの模様は現在、YouTubeでアーカイブ動画として公開されている。
このほか日本では、10月6日(土)に開幕した<六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展 カタストロフと美術のちから展>にて、ヨーコ・オノの作品《色を加えるペインティング(難民船)》が展示中。屋外展示作品として、《WAR IS OVER(戦争は終わる)》の展示も同時開催されている。
▲ヨーコ・オノ《色を加えるペインティング(難民船)》
▲ヨーコ・オノ《WAR IS OVER(戦争は終わる)》
SICX-30062 ¥2,500+税
※高品質Blu-spec CD2
※解説・歌詞・対訳付/海外ブックレット「Feminization of Society(社会の女性化)」翻訳付
※日本盤のみのボーナストラック1曲収録
【収録曲】(すべてNEW RECORDING/カッコ内はオリジナル・ヴァージョンを収録したアルバム)
1 WARZONE/ウォーゾーン(『ライジング』 1996)
2 HELL IN PARADISE/ヘル・イン・パラダイス(『スターピース』1985)
3 NOW OR NEVER/ナウ・オア・ネヴァー(時はいま) (『無限の大宇宙』1972)
4 WHERE DO WE GO FROM HERE/ホェア・ドゥ・ウィ・ゴー・フロム・ヒア (『ライジング』1996)
5 WOMAN POWER/ウーマン・パワー(『空間の感触』1973)
6 IT’S GONNA RAIN/イッツ・ゴナ・レイン(『スターピース』1985)
7 WHY/ホワイ(『ヨーコの心/プラスティック・オノ・バンド』1970)
8 CHILDREN POWER/チルドレン・パワー(『スターピース』1985)
9 I LOVE ALL OF ME/アイ・ラヴ・オール・オブ・ミー(『スターピース』1985)
10 TEDDY BEAR/テディ・ベア(『スターピース』収録「Cape Clear」をリメイク)
11 I’M ALIVE/アイム・アライヴ Between My Head and the Sky(『ビトウィーン・マイ・ヘッド・アンド・ザ・スカイ』2009)
12 I LOVE YOU EARTH/アイ・ラヴ・ユーアース(『スターピース』1985)
13 IMAGINE/イマジン(『イマジン』1971)
【日本のみのボーナストラック】
14 MIDSUMMER NEW YORK/ミッドサマー・ニューヨーク (alternate version)(『フライ』1971)
会場:東京・森美術館
開館時間:10:00~22:00(火~17:00)※入館は閉館時間の30分前まで
入館料:一般 1,800円、学生(高校・大学生)1,200円、子供(4歳~中学生)600円、シニア(65歳以上)1,500円
詳細:森美術館オフィシャルサイト https://www.mori.art.museum/
(展覧会詳細: https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/catastrophe/index.html)
《戦争は終わる》
展示期間:2018年10月5日(金)~2019年1月20日(日)
展示場所:ミュージアムコーン周辺、六本木ヒルズ内各所
詳細: https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/catastrophe/06/index.html
ジョン・レノンの78回目の誕生日となった10月9日、ヨーコ・オノのニュー・アルバム『ウォーゾーン』より、「Imagine」の新ヴァージョンが公開された。
◆ヨーコ・オノ動画、関連画像
『Take Me to the Land of Hell』(2013年)以来約5年ぶりのオリジナル作品となる『ウォーゾーン』には、1970年から2009年までのヨーコ・オノ作品の中から自身が選び、新たな解釈でレコーディングされたという13曲を収録。「Imagine」のニュー・ヴァージョンについて、彼女は「この曲をやるのは怖かった。トム(プロデューサーのトーマス・バートレット)も少し怖がっていたんじゃないかと思います。世界中の人が知っている曲ですから。でも、今回のアルバムのテーマに合うと思ったから、やるべきだと決心しました」と語っている。
なお、この日、ヨーコ・オノはクラウス・フォアマン、エリオット・ミンツ、ポール・ヒックスらと共に、オンライン・リスニング・イベント<Imagine Global Listening Event>にも参加。1時間以上にわたってファンたちと交流した。
同イベントは世界中のファンが特設サイト上で『Imagine』を聴きながらチャットで交流できるという企画で、ドイツより参加したクラウス・フォアマンからは「ジョンと初めて会ったのは1960年、ハンブルグのカイザーケラーだった」「『Imagine』の一番の思い出は“ジェラス・ガイ”のレコーディング、魔法の瞬間だった。ジョンがギターを弾きながら歌うのをまずは聴いて、キーがわからないままだったけど、すぐに合わせてベースを弾いたんだ」など、ジョンとの思い出の数々が語られた。
また、LAから参加したエリオット・ミンツは「日本でホテルのスイートに滞在していたある日、ジョンと私は部屋にいて、ジョンはギターを弾いていた。そのホテルはロビーから部屋まで直通のエレベーターがあったのだが、突然エレベーターのドアが開いて日本のカップルが部屋に入ってきた。すると、彼らはそこに座ってしまったのだが、ジョンは笑いながらギターを弾き続けていたんだ」と、来日時のエピソードも披露。最新盤のリミックスを担当したポール・ヒックスは制作秘話を交えながらリスナーの質問一つひとつに丁寧に答え、ヨーコからはジョンとの思い出の写真も数多く投稿されるなど、ファンにとっては貴重なひとときとなった。
さらにその後、毎年ジョンの誕生日である10月9日から命日の12月8日まで点灯されている、アイスランドの「イマジン・ピース・タワー」からもライブ・ストリーミングが実施された。こちらの模様は現在、YouTubeでアーカイブ動画として公開されている。
このほか日本では、10月6日(土)に開幕した<六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展 カタストロフと美術のちから展>にて、ヨーコ・オノの作品《色を加えるペインティング(難民船)》が展示中。屋外展示作品として、《WAR IS OVER(戦争は終わる)》の展示も同時開催されている。
▲ヨーコ・オノ《色を加えるペインティング(難民船)》
▲ヨーコ・オノ《WAR IS OVER(戦争は終わる)》
ニュー・アルバム『ウォーゾーン』|『WARZONE』
SICX-30062 ¥2,500+税
※高品質Blu-spec CD2
※解説・歌詞・対訳付/海外ブックレット「Feminization of Society(社会の女性化)」翻訳付
※日本盤のみのボーナストラック1曲収録
【収録曲】(すべてNEW RECORDING/カッコ内はオリジナル・ヴァージョンを収録したアルバム)
1 WARZONE/ウォーゾーン(『ライジング』 1996)
2 HELL IN PARADISE/ヘル・イン・パラダイス(『スターピース』1985)
3 NOW OR NEVER/ナウ・オア・ネヴァー(時はいま) (『無限の大宇宙』1972)
4 WHERE DO WE GO FROM HERE/ホェア・ドゥ・ウィ・ゴー・フロム・ヒア (『ライジング』1996)
5 WOMAN POWER/ウーマン・パワー(『空間の感触』1973)
6 IT’S GONNA RAIN/イッツ・ゴナ・レイン(『スターピース』1985)
7 WHY/ホワイ(『ヨーコの心/プラスティック・オノ・バンド』1970)
8 CHILDREN POWER/チルドレン・パワー(『スターピース』1985)
9 I LOVE ALL OF ME/アイ・ラヴ・オール・オブ・ミー(『スターピース』1985)
10 TEDDY BEAR/テディ・ベア(『スターピース』収録「Cape Clear」をリメイク)
11 I’M ALIVE/アイム・アライヴ Between My Head and the Sky(『ビトウィーン・マイ・ヘッド・アンド・ザ・スカイ』2009)
12 I LOVE YOU EARTH/アイ・ラヴ・ユーアース(『スターピース』1985)
13 IMAGINE/イマジン(『イマジン』1971)
【日本のみのボーナストラック】
14 MIDSUMMER NEW YORK/ミッドサマー・ニューヨーク (alternate version)(『フライ』1971)
<カタストロフと美術のちから展>
会場:東京・森美術館
開館時間:10:00~22:00(火~17:00)※入館は閉館時間の30分前まで
入館料:一般 1,800円、学生(高校・大学生)1,200円、子供(4歳~中学生)600円、シニア(65歳以上)1,500円
詳細:森美術館オフィシャルサイト https://www.mori.art.museum/
(展覧会詳細: https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/catastrophe/index.html)
《戦争は終わる》
展示期間:2018年10月5日(金)~2019年1月20日(日)
展示場所:ミュージアムコーン周辺、六本木ヒルズ内各所
詳細: https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/catastrophe/06/index.html
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