ヨーコ・オノ、ジョン・レノンの20周忌にメッセージを寄せる

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12月8日はJohn Lennonの命日にあたる。20周忌を記念して未亡人のYoko Onoがニューヨーク、ロサンゼルス、クリーヴランドの3つの都市に銃規制を支援する掲示板を立てた。掲示板のメッセージは明確で、荒涼とした背景に粉々になって血の付いたLennonのサングラスが置かれていている。キャプションには次ように記されている。
「1980年12月8日にJohn Lennonが凶弾に倒れて以来、アメリカ合衆国では676,000人以上の人が銃によって殺されている」

Yokoは声明の中で、銃による死者数は「ベトナム戦争で亡くなったアメリカ兵の総数の10倍以上になる」と述べた。Lennonはニューヨークの自宅近くで妄想狂のファン、Mark David Chapmanによって殺された。

Yokoは、アメリカに住むということは戦争地帯で暮らすようなものだ、とBBCに語り、次のように続けた。
「'81年のはじめに、検死官事務局からJohnの持ち物が無地の茶色い袋に入れられて戻されました。Johnは“世界の王者”だったのです。Johnは、人が欲しいと思うものは全て持っていました。その彼が、最後に茶色い紙袋に入れられて私のもとへ帰ってきました。みんなにこのことを知ってもらいたいんです。また、他にも多くの人が同じような悲劇に遭遇しています。特に銃による被害が大きいのです」
Yokoは平和を懇願してさらに続けた。
「全ての人々に気づいてもらいたいのです。できれば、癒しのプロセスが始まればよいと思います。それはJohnがみなさんに伝えたかったことなのです」

Sue Falco、ニューヨーク
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