イン・シンクが人形の著作権侵害で訴えられる

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'N Syncは、グループのために製作された人形の写真を無断使用したとして、著作権侵害および契約違反でSid & Marty Krofft Picturesに訴えられた。カリフォルニアにあるSid & Marty Krofft Picturesは、人気TV番組『H.R. Pufnstuf』『D.C. Follies』『Land Of The Lost』『The Bungalow』や、その人形で有名な会社である。

訴状には、メンバー以外にマネージャーのJohnny Wright、Wright Entertainment Group、マーチャンダイジング・コンサルタントのRick Barlowe、Winterland Concession Company、Winterland Productionsが被告として挙げられている。

この訴訟は11月28日(火)、ロサンゼルスにある連邦地方裁判所で起こされた。Marty Krofftは、'99年12月もしくは'00年1月にWrightより連絡を受け、American Music Awardsの授賞式で“Bye, Bye, Bye”の演奏時のセットとして使用する、7フィートの大きさのメンバー5人の人形を作ってほしいと頼まれた。Krofftは授賞式のために10日ほどで人形を作り上げ、グループに届けた。その後、'00年7月に人形の著作権登録を行ない、このメンバーに似せた人形の唯一の所有者および著作権者として認められた。

訴訟内容は、被告らが『No Strings Attached』ツアーグッズとして、人形の写真を使ったツアープログラムやバックステージパス、その他未確認の商品などで著作権物であるKrofftの人形を無断で二次使用し、コンサート会場で販売したとしている。

またKrofftとWrightの間で、暗黙の了解として口頭で交わされた契約に違反するともしている。両者の会話の中でWrightはKrofftに対し、「君(の権利)は、すべてのグッズに関して含まれているから、心配しなくていい」と保証したとしている。さらに、この後の会話でWrightは、Krofftの権利は全米の玩具店で売られている'N Syncの操り人形を含む、すべての商品に含まれていると語ったという。訴状の中で、'N Syncの操り人形は“Krofftの人形をベースに製作されたものではない”と認めている一方、(問題の)人形はKrofftの“創造性の賜物”であるとしている。そして、“口頭および両者の行為において暗黙の権利契約がなされていた”と主張している。その後、BarloweはKrofftに対し、ロイヤリティの権利契約は一切なされていないと通告している。

今回の訴訟でKrofft側は、実質損失分の賠償、損害賠償、裁判費用および“適正なロイヤリティ”とその利子を求めている。Krofftによれば、“適正なロイヤリティ”とは、'N Syncのツアープログラム、バックステージパス、その他の人形を使用したグッズ、および操り人形のすべての収益の10パーセントとしている。

Jason Gelman、ニューヨーク
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