まさに“Englishman In New York”。スティングのセントラルパークコンサート

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Stingは9月12日、“Englishman In New York”のタイトルそのままに、ニューヨークのセントラルパークでフリーコンサートを行なった。サポートアクトはLiquid SoulとCheb Mami。このコンサートは、家電チェーンのBest Buyがニューヨーク地区への店舗進出に伴う宣伝の一環として行なったもの。幸運にもフリーチケットを手にすることができた2万5000人の観客がライヴを楽しんだ。

会場となったセントラルパークのEast Meadow近くに住んでいるStingは、今回のコンサートの良い点、悪い点について質問され、次のように答えた。
「良い点は歩いて帰れるってことだね。ハイヤーとか使わないですむし。悪い点は……、悪い点はないな」

Stingは9月上旬の記者会見で、米国での税金と居住権の状況について質問されていた。経理の都合上、コンサートを終えたらすぐに近くの空港に向かい、夜中の12時までにチャーター機で米国圏外へ出なければならないという噂が囁かれていたからだ。

質問に対しStingはこう答えている。
「まあ、僕に権利がないことや、権利なければ税金もなしって言葉、知ってるだろう? 当局は(米国の)選挙権もくれないんだぜ。それって重要なことだと思うよ。だから出て行くのさ」
そう言って笑うと、噂はウソだと語った。

記:Bruce Simon、ニューヨーク
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