トミー・リー、釈放されたが向こう3年間身動きとれず

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 元Motley Crueのドラマーで現在Methods Of MayhemのメンバーとなっているTommy Leeは、先日刑務所から身柄を釈放された。Leeは保護観察期間中、アルコール摂取を禁止する条項に違反したため、5日間ロサンゼルス郡刑務所に拘留されていた。

 昨年大晦日の夜、トミー・リーはアルコール飲料を摂取、妻のPamela Anderson Leeが地方検事の元へ通報、身柄を引き渡した。先週行われた審問会ではLawrence Mira判事が9月5日に再度トミー・リーを召喚、現況報告のため出廷してもらう旨を告げ、アルコール依存症患者更正会(Alcoholics Annonymous)へ入所する命令を下した。また、判事は再度任意の薬物検査を受けることを義務付け、2003年5月26日まで執行猶予を延長すると言い渡した。

トミー・リーはすでに刑務所暮らしが長く、LAUNCHとのインタヴューでその様子を語った。

「刑務所暮らしは俺の人生の中で最高の時でもあったし、同時に最悪の時でもあった」と彼は言う。
「最高というのは、普通の人は、どうもがいても世間から離れられないだろ、4カ月とはいえ基本的にそんなことなあり得ない。ほんと、それで、まじめに自己反省し、俺はいったい誰なのか、何なのか、どういう人間になりたいのか、そういうことをつきつめるんだ。そういうことってあるだろ? モンタナで4カ月の隠遁生活を有意義に送ったことだろう。暖炉付きの美しい小さな個室なんかでな。けど、実際、そうは問屋がおろさなかったってことだ」

「多分、それは人生で最も成長した時期だったろう。4カ月で4年分の人生を経験した感じだ。こんなこと言うのもヘンだけど、実際そういう気がする。刑期を終えたときは、生まれ変わっていた。街へ外出したり、道を歩いたり、車を運転したり、そういう日常の何でもないことが新鮮に思えた。道端の草木から普通の人の何気ない仕草や行動まで全てに感謝せずにはいられなかった。ほんと、ヘンな感じだ」

記:Darren Davis、ニューヨーク
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