メタリカ・ファン、Napsterでの音楽交換を否定

ポスト
 3万人以上のMetallicaファンが、偽証罪で訴えられるリスクを負いながらも、Napsterでバンドの著作権楽曲の交換に関与したとの疑いを否定した。Napsterは、人気のあるファイル共有サービスで、ユーザーは音楽ファイルをダウンロードしたり、再生したりすることが出来る。
 Metallicaは、Napsterがバンドの楽曲を載せているのは、著作権侵害にあたるとしていた。5月初旬にMetallicaは、違法に音楽ファイル交換をしたとして、31万7千人のNapsterユーザーの名を挙げていた。5月16日、Napsterは、名前の挙がったユーザーの自社ウェブサイトへのアクセスを禁止した。

 誤って名前を挙げられたとする3万人のNapsterユーザーのリストは、バンドへ提出される。Metallicaは、これを受けて10日以内に次の動向を決める。この3万人を起訴しない場合には、その人たちのサイトへのアクセス権は復活させられる。Metallicaは、Napsterに対し、一般発売されている95の楽曲へのサイトでのアクセスを禁止するよう求めているが、海賊盤やライブ音源に関しては触れていない。

 Metallicaの弁護士、Howard Kingは、現時点においてNapsterへのアクセス権復帰を求めているユーザーを訴えるのは、“現実的ではない”としている。

 KingはDr. Dreも担当しており、5月17日、アクセスを禁止するユーザーとして20万人以上の名前をNapsterに提出した。

記:Darren Davis、ニューヨーク
この記事をポスト

この記事の関連情報