バンドの音楽性はワガママ?

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EGO WRAPPING


Text:Sarah Majima

EGO-WRAPPIN'の4作目となるミニ・アルバム『SWING FOR JOY』は、肩肘を張らずにゆっくりと、でも求めている音楽対しては常に正直に・・・、そんな姿勢がうかがえる一枚である。彼らの作り出すサウンドには様々なジャンルのテイストが含まれているが、それをエゴラッピンというフィルターを通すことにより、シンプルオリジナルサウンドが耳に心地よく、ボーカルのYOSHIEさんの声は深い。深く、おおらかで、でも情熱的である。(今回はスケジュールの都合上、ファックスインタビューとなりました。)

EGO WRAPPINGEGO-WRAPPIN'という大阪のユニット
こんなにやさしくて、あたたかい、聴くたびに心地よい気分になるEGO-WRAPPIN'のエゴのかたまりがこのアルバムなのだ。
決して流されることなく、ただ自分達の好きな『音』に向かい続けている、そんなうまく消化してEGO-WRAPPIN'の新作『SWING FOR JOY』こういう音を待っていた。

EGO-WRAPPIN'の4作目となるこのミニ・アルバム『SWING FOR JOY』は、様々なジャンルのテイストを匂わせながらも決して忘れられることのない一枚になることだろう。(今回はスケジュールの都合上、ファックスインタビューとなりました。)

●結成して3年目ということですが、お二人の出会いと、EGO-WRAPPIN'結成のいきさつを教えて下さい。

YOSHIE:
森(MASAKI)くんは友達の紹介。どうしてもバンドがしたかったから、森くんを紹介してもらった。

●おもに関西を中心にライブ活動を行っていらっしゃいますが、ライブの編成は?また、ライブでの見所をお教え下さい。

YOSHIE:
Dr、B、G、T.Sax、Vo。ステージの上が常に楽しいヴァイブが流れてる。

●歌詞はYOSHIEさんが書かれていますが、作詞のテーマはどういったところから浮かびますか?

YOSHIE:
その日の感情、その日のテンション<

●MASAKIさんがEGO-WRAPPIN'の曲を作る際に一番気をつけている点は?

MASAKI:
ヨッちゃん(YOSHIE)が、かっこよく、いい感じに、というか、ヨッちゃんの良い所を引き出せて、かつ僕のその時やりたい曲のバランスは常に大事にしてるつもりです。

-新作、『SWING FOR JOY』について

●毎回ジャケットのアートワークがガラリと変わりますが、デザインはどのように決めますか?また、今回のイメージは?

YOSHIE:
いいと思ったもの、こと、人に直接たのむ。イメージ的には絵自体全てにピンときたので彼自身(コスミゲンタ)を信頼し、ゆだねた。

MASAKI:
自分達の目で見て、なっとくした上で、アルバムのイメージを伝え、何パターンか絵を見せてもらい、最終は2人で決定ってかんじですかな。

●前作より音はよりシンプルに、歌はより感情的になっているように感じましたがこのアルバムを録音するにあたって一番意識されたことは? 

YOSHIE:
オリジナリティ、気持、自分が今いる位置。

MASAKI:
音数が少なくなった分、出てくる音が明確になるのでそれぞれの音のやさしさ、生楽器のあったかみなど、自分の耳で、心地よい肌ざわりの音作りを目指したことになるかな。

●『a love song』はこの作品でのアクセントになっていると思うのですが、始めからSKAのリズムと合わせる事を意識して作られたのですか?

YOSHIE:
はい。

MASAKI:
そーですね、デタミネーションズ・ライブ等を見て、ジャマイカン・オールディーズのリズムのかっこよさかつ、ムーディーで、ジャズっぽいホーン・アレンジのバランスが、ぼくにはビ・ビ・ビときちゃいました。おもしろかったですよ。

●今回のDETERMINATIONSやK.O.D.P.のBOO参加など、サポート陣も豪華ですがどのような経緯で決まったのですか?

YOSHIE:
デタミはリスペクトしていたバンド。Booはプライベート。音楽を通してのつきあい。
MASAKI・・デタミは大好きなバンドの1つであり、これからの僕の音楽活動に大きな影響を与えてもらったのと、なにより、音楽の楽しみ方をわかってはる、っというかぼくとあっているという感じです。あとBooやんはプライベートでも仲の良い友人であり、1人の音楽家として尊敬、信頼できる点が多いその為。

●それぞれが普段よく聴く音楽(ジャンル・バンド名)を教えて下さい。

YOSHIE:
Brazil Acoustic Jazz Rock 良い音楽

MASAKI:
これといって普段聴く音楽はないです。その時に聴きたいのを聴くのでこれというジャンルもバンドもないです。

●今後のEGO-WRAPPIN'の音楽性はどのようになっていくと思いますか?

YOSHIE:
素晴らしくなると思います。来年はバンバンやります。2000年やし。

MASAKI:
その時、自分自身がかっこいいなと思える曲をいつも通りやっていると思います。

●EGO-WRAPPIN'以外の活動についてお教え下さい。

YOSHIE:
Noise on trash、リトルクリチャーズの栗原 務さんとNoise on trashの坂本さんのユニット名。名義はソロユニット。BOOのソロ参加、etc.

●最後に、EGO-WRAPPIN'というバンド名の意味と、このバンドの音楽性を言葉で表すとしたら何でしょうか?

YOSHIE:
わがまま。(由来)それぞれ聴く人に理解される音楽。

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