BRADIO、15周年イヤー開幕「抱えきれないほどのファンクネスを皆様に」

BRADIOが1月22日に東京・LINE CUBE SHIBUYAにて2025年一発目のワンマンライブ＜BRADIO 15th Anniversary『FUNKY SET』＞を開催し、全18曲を熱演。バンド結成15周年イヤーの幕開けを華々しく飾った。

◆ライブ写真

このライブのために制作されたSEが会場に鳴り響くと、ステージ後方の“BRADIO 15th ANNIVERSARY”と書かれたバックドロップにスポットライトが当たり、会場を埋め尽くしたFPP（FUNKY PARTY PEOPLE / BRADIOファン総称）から大きな拍手が巻き起こった。


拍手が降り注ぐ中、サポートメンバーの結城泰範（Dr）、奥野大樹（Key）とともに、新衣装に身を包んだBRADIOメンバーがステージに現れた。

真行寺貴秋（Vo）が「＜FUNKY SET＞にようこそ！　盛り上がっていきましょう！　15年目もパーティーの向こうへ連れていくぜ！」と声を上げると、大ヒット曲「Flyers」で、バンド結成15周年イヤーの幕が上がる。ライブスタートから、エンジン全開のパフォーマンスに会場の熱気は急上昇していく。


続いて、初期のパーティーソング「Super Wonderful」、最新のパーティーソング「パーティーヘッド」を投下すると、LINE CUBE SHIBUYAは、早くもダンスフロアに変貌していった。

ここで、真行寺は「BRADIO、ついに今年で15周年目を迎えることができました。2010年12月12日にバンドを始めて、こんな景色を見れて、FUNKY PARTY PEOPLEに愛と感謝でいっぱいです。今日は集まってくれて、どうもありがとう！」と話し、ステージ上ではクロストークが繰り広げられる。


大山聡一（G）もアドリブで“ファンキーーーセット！”とコールアンドレスポンスすると、「今日は、我々とFPPの蜜月な、濃厚な出会いを祝した1日になると確信しました。楽しんでいきましょう！」と話し、酒井亮輔（B）も大山に合わせ、“ファンキーーーセット！”とコールアンドレスポンスを行った。自由すぎるBRADIOのステージに、会場は自然と笑顔が溢れた。

和やかな雰囲気の流れから披露した「Back To The Funk」では、会場全体が同じ振り付けで踊り狂い、BRADIOとFPPの一体感が高まっていく。


その後も新旧のダンスナンバーを続々とパフォーマンスしていくと、FPPは、BRADIOの音楽に酔いしれ、思い思いに体を揺らし、ともに歌い、“BRADIO流のダンスホール”が生み出された。

ライブ中盤は、「Switch」「ヨルゾラTreasure」など真行寺の甘い歌声を堪能できるセクションとなり、序盤の”ダンスホール”から一転し、スウィートなグルーヴに包まれる、癒しの空間と移り変わった。

ここで、恒例の大山による、テンションMAXのコールアンドレスポンスでFPPとの心の繋がりをさらに深めると、「BAN BAN TONIGHT」「DANCEHALL MAGIC」などをプレイし、改めてライブのアクセルを踏み直す。


「15年、長かったし、あっという間だったし、失ったものもあるけど、その分、手に入れたものもありました。ここから15周年始まります。まだ言ってないこともたくさんあるんで、抱えきれないほどのファンクネスを皆様にドバッとお届けしたいなと思ってます。これからもBRADIOをよろしくお願いします」と15周年への意気込みを真行寺が語った。

ライブのフィナーレに向け、インディーズ期、メジャーデビュー期、そして、現在を代表する「FUNKASISTA」「幸せのシャナナ」「ソウル・ギャラクシー」といった至極のポップナンバーを立て続けにプレイし、FPPとともに創り上げた熱狂のライブ本編が終了した。


「ソウル・ギャラクシー」では、“FPPと創り上げる音楽がBRADIO”と言わんばかりに、BRADIOメンバーがステージを降り、フロアのFPPに囲まれながらプレイするという、今日のハイライトと言える瞬間となった。

本編終了後も鳴り止まないアンコールコールに応え、メンバーが再登場すると、8月2日に開催を発表していたワンマンライブが、東京・日比谷公園大音楽堂で開催されることを発表した。


ラストは、BRADIOもFPPも大好物な楽曲「スパイシーマドンナ」をステージ、フロアが一体となって会場はお祭り騒ぎとなり、15周年イヤーの幕開けとなる、スペシャルなワンマンライブは熱狂のうちに幕が降りた。

バンド結成15周年イヤーにBRADIOがどんな活躍を見せるか、これからも注目だ。

写真◎イシカワハヤト