フジコ・ヘミング、追悼アルバムの発売が決定

ポスト

2024年4月21日に惜しくもこの世を去ったフジコ・ヘミングの追悼盤が2種類同時発売される。

一つは、フジコ・ヘミングの未発表レコーディング音源であったチャイコフスキーの代表的ピアノ協奏曲と代表曲「ラ・カンパネラ」の5つのヴァージョンを収録したニュー・アルバム『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番』(UHQCD)。

そしてもう一つはフジコ・ヘミングの名演を集めたCD5枚組BOX『イングリット・フジコ・ヘミングCD選集』だ。クラシックの世界では記録的な売上を現在も更新中のファースト・アルバム『奇跡のカンパネラ』(第14回 日本ゴールドディスク大賞 クラシック・オブ・ザ・イヤー受賞作品)、フジ子が得意とするショパンの作品の中からノクターン、プレリュード等を収録したスタジオ・レコーディング・アルバム第2弾『哀愁のノクターン』(第15回 日本ゴールドディスク大賞 クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー受賞作品)、リストの代表作、北欧の爽やかな叙情を湛えたグリーグの傑作、世界の桧舞台、ニューヨーク、カーネギー・ホールのライヴ、衝撃のデビュー後の東京オペラシティのリサイタルのライヴ録音、未発売であったチャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番、ドイツで旋風を巻き起こしたラジオ放送音源等、フジコ・へミングの名演を集めたCD5枚組 BOXとなっている。

リリース情報

『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番』

発売日:2024年9月18日(水)
フォーマット:高音質CD / UHQCD (Ultimate Hi Quality CD)
CD価格 : 3,600円 (tax in)
CD品番 : VICC-77001
収録曲:
1. チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23
第1楽章:アレグロ・ノン・トロッポ・エ・モルト・マエストーゾ
2. チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23
第2楽章:アンダンティーノ・センブリーチェ
3. チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23
第3楽章:アレグロ・コン・フォーコ
4. ラ・カンパネラ(パガニーニによる大練習曲 S.141の3)(「奇跡のカンパネラ」より)
5. ラ・カンパネラ(パガニーニによる大練習曲 S.141の3)(「永久への響き」より)
6. ラ・カンパネラ(パガニーニによる大練習曲 S.141の3)(「哀愁のノクターン」より)
7. ラ・カンパネラ(パガニーニによる大練習曲 S.141の3)(「カーネギー‣ホール‣ライヴ」より)
8. ラ・カンパネラ(パガニーニによる大練習曲 S.141の3)(「フジ子・ヘミングの奇蹟」より)

フジコ・ヘミング(ピアノ)/ Fujiko Hemming(Piano)
※M-1~3:オリヴァー・フォン・ドホナーニ指揮 チェコ・ナショナル交響楽団
※チェコ・ナショナル交響楽団が2001年10月〜12月にかけて来日ツアーを行なった際、ソリストに起用されたフジ子の協奏曲演奏を3公演ライヴ録音(12月4日、6日&20日)したもので、今回初登場となる未発表音源。
M4「奇蹟のカンパネラ」より(録音:1999年6月11日、ビクタースタジオ)
M5「永久への響き」より(録音:1999年秋、東京オペラシティ・ライヴ)
M6「憂愁のノクターン」より(録音:2000年3月25日、ビクタースタジオ)
M7「カーネギー・ホール・ライヴ 2001」より(録音:2001年6月7日、カーネギー・ホール・ライヴ)
M8 「フジ子・ヘミングの奇蹟」より、南西ドイツ放送音源(録音1988年6月)

配信リンク : https://fujikohemming.lnk.to/tchaikovsky

リリース情報

『イングリット・フジコ・ヘミングCD選集』

発売日:2024年9月18日(水)
フォーマット:CD5枚組・別冊60Pブックレット付
CD価格 : 16,500円 (tax in)
CD品番 : VICC-60961~5
<別冊60Pブックレット>
追悼メッセージ:リチャード・クレイダーマン
エッセイ&イラスト:フジコ・ヘミング
追悼エッセイ:伊熊よし子
楽曲解説:萩谷由喜子
DISC 1 奇跡のカンパネラ
DISC 2 憂愁のノクターン
DISC 3 リスト&グリーク ピアノ協奏曲
DISC 4 カーネギー・ホールのカンパネラ (カーネギー&オペラシティ・ライヴ)
DISC 5 チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番 &ドイツ放送局放送音源

収録曲:
DISC 1 奇蹟のカンパネラ
クラシックの世界では記録的な売上を現在も更新中のファースト・アルバム。
<第14回 日本ゴールドディスク大賞 クラシック・オブ・ザ・イヤー受賞作品>
●リスト
1 ため息(3つの演奏会用練習曲 S.144-3)
2 ラ・カンパネラ(パガニーニによる大練習曲 S.141-3)
3 小鳥に説教するアッシジの聖フランシス(伝説 S.175-1)
4 愛の夢 第3番 変イ長調 S.541-3
5 泉のほとりで(巡礼の年 第1年「スイス」S.160-4)
6 ます(シューベルト歌曲 トランスクリプション S.564 )
7 ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調 S.244-2
●ショパン
8 ノクターン 第2番 変ホ長調 Op. 9-2
9 エチュード 第1番 変イ長調「エオリアン・ハープ」Op. 25-1
10 エチュード 第7番 嬰ハ短調 Op. 25-7

DISC 2 憂愁のノクターン
大ベストセラーになった「奇跡のカンパネラ」に続く、待望のスタジオ・レコーディング第2弾。フジ子が得意とするショパンの作品の中からノクターン、プレリュード等を収録。
<第15回 日本ゴールドディスク大賞 クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー受賞作品>
●ショパン
1 ノクターン 第1番 変ロ短調 Op. 9-1
●ドビュッシー
2 月の光(「ベルガマスク組曲」より)
●ショパン
3 ノクターン 第20番 嬰ハ短調 遺作
4 エチュード ハ短調「革命」 Op. 10-12
5 エチュード イ短調「木枯し」 Op. 25-11
●リスト
6 いずこへ(シューベルト 歌曲トランスクリプション S.565-5 )
7 ラ・カンパネラ(パガニーニによる大練習曲 S.141-3)
●ショパン
8 プレリュード ト長調 Op. 28-3
9 プレリュード イ長調 Op. 28-7
10 プレリュード ロ長調 Op. 28-11
11 プレリュード ヘ長調 Op. 28-23
●シューベルト
12 即興曲 変ト長調 Op. 90-3(D.899-3)
●ブラームス
13 ハンガリー舞曲 第5番 嬰ヘ短調
●リスト
14 乙女の願い(ショパン 歌曲 トランスクリプション S.480-1)●版画(ドビュッシー)
15 Ⅰ.パゴダ(塔)
16 Ⅱ.グラナダの夕べ
17 Ⅲ.雨の庭

DISC 3 リスト&グリーグ ピアノ協奏曲
フジ子・ヘミング初の協奏曲アルバムは、最も得意とするリストの代表作と北欧の爽やかな叙情を湛えたグリーグの傑作との豪華なカップリング。
●リスト:ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調 S.124
1 第1楽章 アレグロ・マエストーソ
2 第2楽章 クアジ・アダージョ
3 第3楽章 アレグレット・ヴィヴァーチェ
4 第4楽章 アレグロ・マルツィアーレ・アニマート
●グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16
5 第1楽章 アレグロ・モルト・モデラート
6 第2楽章 アダージョ
7 第3楽章 アレグロ・モデラート・モルト・エ・マルカート
イングリット・フジコ・ヘミング(ピアノ)/ヘイコ・マティアス・フォルシュター指揮/ミュンヘン交響楽団

DISC 4 カーネギー・ホールのカンパネラ(カーネギー&オペラ・シティ・ライブ)
2001年の世界の桧舞台、ニューヨーク、カーネギー・ホールでの熱演と、99年の東京オペラシティのリサイタルのライヴ録音。リスト、ショパンの演奏には定評があったがここに聴くシューマンは真剣勝負の迫力に満ちたフジ子渾身の演奏といえる。
1 シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調「鱒」Op. 114, D.667より “第4楽章 テーマとヴァリエーション:アンダンティーノ”
2 ドビュッシー:ゴリウォッグのケークウォーク~「子供の領分」より
3 ドビュッシー:西風の見たもの~「前奏曲集 第1集」より
4 ショパン:ワルツ 第7番 嬰ハ短調 Op. 64-2
5 リスト:ラ・カンパネラ S. 141-3~「パガニーニによる大練習曲」より
6 ハンガリー舞曲 第5番 嬰ヘ短調
(以上「カーネギー・ホール・ライヴ」より)
7 シューマン:予言の鳥~森の情景Op. 82-7
8 ショパン:エチュード第5番変ト長調「黒鍵」Op. 10-5
9 ショパン:エチュード へ短調遺作(「3つの新練習曲」より 第1番)
10 ショパン:エチュード第3番ホ長調「別れの曲」Op. 10-3
11 りスト:シューマン歌曲トランスクリプションS.568
12 シューマン:謝肉祭 Op. 9~第1曲 前口上~ 31 第20曲 ペリシテ人と戦うダヴィッド同盟の行進
32 リスト:葬送曲 (詩的で宗教的な調べ S .173-7)
(以上「憂愁のノクターン」より)
M1&M6:共演:ウイーン・アルティス弦楽四重奏団、コントラバス:ヨーゼフ・ニーダハンマー

DISC 5 チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番&ドイツ放送局放送音源
チェコ・ナショナル交響楽団が2001年に来日ツアーを行なった際、ソリストに起用されたフジ子の協奏曲演奏をライヴ録音した初登場となる音源とドイツの放送局~南西ドイツ放送(SWR/旧SDR2)で放送され絶賛され何度も繰り返し放送された音源。
1 チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op. 23 第1楽章:アレグロ・ノン・トロッポ・エ・モルト・マエストーゾ
2 チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op. 23 第2楽章:アンダンティーノ・センブリーチェ
3 チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op. 23 第3楽章:アレグロ・コン・フォーコ
4 リスト:ラ・カンパネラ(パガニーニによる大練習曲 S. 141-3)
5 リスト:愛の夢 第3番 変イ長調 S. 541-3
6 スカルラッティ:ソナタ ハ長調 アレグロ・モルト
7 スカルラッティ:ソナタ ホ長調 アンダンテ

チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番(未発表音源/M1~3)
南西ドイツ放送局(旧SDR)1988年6月放送音源(M4~7)

配信リンク : https://fujikohemming.lnk.to/cd_selection
この記事をポスト

この記事の関連情報