フィル・モグ、UFOは「間違いなく終わりを迎えた」と考える理由
Sven Mandel, CC BY-SA 4.0
元UFOのフロントマン、フィル・モグは、闘病後、新プロジェクトMOGGS MOTELを始動し音楽活動を継続していくが、UFOは完結したと断言できるそうだ。それには理由があるという。
『The Metal Gods Meltdown』ののインタビューで、UFOは完全に終わり、復活させることはないのかと問われたモグはこう答えた。「ない。僕らはその段階に達したと思ってる。ピート(・ウェイ)が去ったとき、僕ら、このバンドは勢いを失ったと、僕は確信している。彼はちょっとおかしくなっていたが、このバンドの流れを作る人だった。だから、ないよ。僕らは彼の代わりは見つけられなかった」
「それに、“これが最後のツアーだ”って言ったら、その通りにすべきなんだ。人々はそのラスト・ツアーのために金を払うんだから。それを撤回し、またやったら、ちょっと不公平だ」
UFOのことは、「いいバンドだった」と覚えていて欲しいという。「大そうなものじゃなくていい…。僕は14か15歳のとき、ロンドンのクラブでアニマルズを観た。いつも、“いいバンドだったな。あの夜は本当に楽しかった”って思い出してる。僕は、そういうのが十分な誉め言葉だと思ってるよ」
モグ(Vo)、VOODOO SIX/KK’sプリーストのトニー・ニュートン(B. Vo)、同じくVOODOO SIXのJoe Lazarus(Dr)とTommy Gentry(G)、UFOのニール・カーター(G, Key, Vo)のラインナップで結成されたMOGGS MOTELは、9月6日にセルフタイトルのファースト・アルバムをリリースする。
Ako Suzuki