【インタビュー】傑作『AЯK』を生み出した、Crossfaith第二章の現在・過去・未来

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大阪発のメタルコア・バンド、Crossfaithが約6年ぶりになるニュー・アルバム『AЯK』を完成させた。この期間にコロナはもちろん、バンド活動休止、メンバー脱退など、一時期は「解散」の二文字も飛び出したという。そうした困難な季節を潜り抜け、今年2月に元HER NAME IN BLOODのDaiki(G)を迎え、ツイン・ギター擁する新5人体制で作り上げた今作は”Crossfaith第二章”に相応しい傑作に仕上がった。

2025年2月1、2日にはバンド史上最大規模のワンマンとCrossfaith主催フェスの開催を控えている彼ら。メンバーより、Koie(Vo)、Kazuki(G)、Daiki(G)、Teru(Program/Vision)の4人に話を聞いた。

   ◆   ◆   ◆

──今作はもう50回以上聴いてますが、アルバムの内容が本当に素晴らしくて。これは一番いいアルバムができたんじゃないですか?

Koie:いや、そうなんですよ。

──ですよね。最高傑作だと思います。

Teru:嬉しい。やったー!

──ただ、今作が基本になると、ハードルはどんどん上がりますが。

Koie:上げていきましょう(笑)。

──今回はDaikiくんを迎えた新体制による初フル作であり、ワーナー移籍第一弾ということもあり、心機一転という気持ちもあると思いますが、バンドをイチから再構築したような熱量に圧倒されました。それと同時に1曲1曲からフレッシュな輝きも感じましたが、まずは作品の作り終えた手応えから聞かせてもらえますか?

Teru:本当にCrossfaithの第二章に相応しい作品ができたと思っていて。たくさん曲を作ったけど、最終的に残った曲はエネルギーに満ち溢れたものが多くて。俺らもコロナや活動休止もあったり、今作までにいろいろ…何だろう、あの日々に戻りたくないという経験をしたから。暗い曲は作りたくないし、メンバーそれぞれが抱えているフラストレーションだけじゃなく、音楽に対する愛だったり、ライヴに対する渇望、それがケミカルを起こして爆発したんじゃないかと。

──Crossfaithの作品は毎回爆発していますが、今作は新しい風がビュンビュン吹いているなと。

Teru:そうですね。リード・シングルの「ZERO」もDaikiを踏まえて、スタジオでセッションしながら、初めて作った曲なんですよ。


Koie:Teruの言葉に付け加えるなら、初期衝動じゃないけど、ここ最近作った作品の中ではダントツに楽しかったんですよ。頭でっかちにならず、自分たちが作っている曲を楽しめたから。Daikiからもアイデアがたくさん出てきたし、とにかくいい曲作ろうぜ、かっけぇ曲をやろうぜ、というシンプルな部分が各曲に出ているんじゃないかと。個々の曲は強いけど、Crossfaithのアルバムとして芯が通った作品になったなと。

──チャレンジングな曲もありますが、Koieくん的にはやりたいことを素直にやった結果だと?

Koie:うん、そうですね。突き抜けた楽曲たちが揃ったし、コロナとかいろいろあった中でようやく動き出すことができて、その感情も乗っているから、さらに強い作品ができたのかなと。

──ええ、1曲1曲が粒立っているし、全曲シングル・カットしても成り立つクオリティの高さです。

Koie:そうですね。でも聴きやすい。自分たちで聴いて、ラスト曲「Canopus」が終わっても、頭に戻ってずっと聴けるな、このアルバム!みたいな(笑)。最近はサブスクが主流やけど、CDを手に取って聴いてほしいですね。

──確かにずっとループして聴ける曲順の流れもあり、大人のCrossfaithを感じさせる楽曲もありますからね。

Teru:アルバムとなると、Crossfaithはアルバムのストーリー性を重視するので、そこはすごくこだわりましたね。

──Kazukiさんはいかがですか?

Kazuki:今回はバンドの状況が変わる中で、最高のものを出すしかない、という気持ちで全曲取り組みました。あと、Daikiが加入してくれて、同じギタリストとして僕にはない幅を持っているから。それが作品にもめちゃくちゃ大きな影響を与えているんじゃないかと。手癖も全然違うし、お互いにアイデアを出し合うこともできたから。

──Daikiくんは今年2月に正式加入して、フル・アルバムの制作ということで大変だったと思いますが。

Daiki:純粋にいいアルバムができたなと。普段もよく聴いているし、満足のいく作品ができました。以前に自分がいたHER NAME IN BLOODが解散して、活動がいろいろ止まってしまい…忘れていたわけじゃないけど、今回のアルバム作りで音楽の楽しさを再確認できたんですよ。それも大きいですね。

──今作はCrossfaithが新しく生まれ変わったくらいの聴き応えがありますよ。

Teru:うん。

Koie:アルバムを作り終えて、終わった!という達成感はあるけど、次また新曲作ろうぜ!というタームに入っているんですよ。「完成したけど、まだやれるで」みたいな(笑)。モチベーションが高いまま終われたから、それはいままでと違う気がしますね。俺ががっつり曲を作っているわけじゃないけど、アルバムを作り終えてもポジティヴな気持ちが続いているから。

──前作『EX_MACHINA』から約6年ぶりのフル・アルバムになりますが、今作は楽曲はいつ頃から作り始めて?

Teru:最初にできたのは「ZERO」で、それが去年(2023年)の9月かな。

Koie:8~9月に曲を作って、10~11月にレコーディングに入ってるくらいのスピード感やったもんな。

Teru:うん、「ZERO」を作った後、スタジオのセッションも爆発力に満ちていて。

──「ZERO」はDaikiくんを迎えて、バンドのケミストリーがわかりやすく出た曲だと。楽曲も骨太感が増した印象を受けました。

Koie:うん、Daiki節が出ているなと。Daikiがいなかったら、このフレーズは思いつかないよなって。ブレイクダウンとか色濃く出てるよね、ダイちゃん(Daiki)?

Daiki:そうだね。Crossfaithの作品は普通に聴いてたし、自分が関わることによって…いままでこういうことはやってなかったな、というアプローチを入れたくて。「ZERO」で言えば疾走感のあるサビやブレイクダウンだったり、あと、「Canopus」の叙情的だけど、疾走感がある感じとか。

──Crossfaithがやっていそうでやっていなかったアイデアを入れたかった?

Daiki:そうです!逆にCrossfaithがやってきたことは自分はやってこなかったので、制作自体も楽しかったですね。

Koie:Daikiの方から「Crossfaithはこっちじゃない気がする」とCrossfaithのメンバーとしてちゃんと意見を言ってくれるから。それも良かったですね。

Kazuki:さっきも言いましたけど、僕にはない引き出しを持っているし、制作の合間でリビングにいるときもDaikiからオススメのアーティストを教えてくれて。普段からそういう刺激をもらうことも多かったですね。

Daiki:お互いに共通している部分もあるけど、ちょっと違うところもあるから。でもお互いにかっこいい部分は知っているので、話は早かったですね。


──Daikiくんがオススメしたアーティストとは?

Koie:俺が覚えているのはKing 810の「Heartbeats」だっけ?あれは影響を受けたなあ(笑)。普段は聴かないんで。しかもDaikiは聴き方が違うんですよ。ギタリストなので、俺が気づかない部分もあったから。

──それが活かされたパートもあります?

Koie:「My Own Salvation」のイントロとアウトロに呪文的なパートがあるんですけど、DISTURBEDやKing 810の早口ヴォーカルを取り入れてみようと。

──ヴォーカルの表現力も新しい引き出しを開けることができたと。

Koie:そうですね。あと、「Canopus」の速いハードコアのパートに関しても、DaikiもFOUR YEAR STRONGが好きだし、俺も好きだから。で、実際にやってみたら、いいな!って。今の俺たちの勢いを表す曲になったし、それもDaikiの影響ですね。

──今作の中で「Canopus」はインパクトのある楽曲で、個人的にも一番好きな曲です。さきほどKoieくんが「完成したけど、まだやれる」という発言もありましたけど、そういう精神性の部分もこの曲には表れているなと。

Teru:そうですね。アルバムのアートワークも”Canopus”という星座を表しているんですよ。それくらいアルバムを統括している曲であり、意味のある1曲だと思ってます。

Koie:昨今、あれくらい壮大なエンディング曲をやれるバンドも減った気がするから。俺たちの世代やからこそ、できるものかなと。

Teru:しかもさ、アルバム1曲目から聴いて、あの曲に辿り着く感覚も味わってほしくて。

──「The Final Call」~「ZERO」から始まり、ラスト曲「Canopus」に辿り着く流れも堪能してほしいと。

Koie:そして、また旅に出るという。

Teru:2年前の冬に、これが最後の曲になるんじゃないかという心境で曲を作っていたんですよ。もうバンドはできないんじゃないかと思うほど、精神的に追い詰められていたから。その時期を経て、メンバーにも助けられ、活動休止を経て、ライヴをやって、アルバムが少しずつできて…「Canopus」の中に俺の大好きなコイちゃん(Koie)の歌詞があって。

Koie:ほう。

Teru:「So tell me brothers where you wanna go?」(和訳:さぁ次は俺たちとどこに行きたい?)の歌詞で、次に向かうぞ!って。希望に満ちた曲でアルバムのラストを飾ることができたことが嬉しくて。「Canopus」はシンガロングが映える曲なので、ライヴでもみんなで大合唱して、この曲がみんなにとって希望の船になったときには、とんでもない心境になるんじゃないかと。

──最初にこの曲を聴いたときはSHADOWSの曲かと思いましたよ。まさかの2ビートですからね。

Koie:ははははは、それくらい速いですからね。

Teru:でもちゃんとCrossfaithになっていたでしょ?

──きっちりとCrossfaithの曲になっていたし、めちゃくちゃかっこいい新たなアンセムができたなと。「Canopus」でDaikiくんはどんなアイデアを出したんですか?

Teru:ギターのメジャー・コードの和音は俺らもやったことがなかったから。そのアプローチに2ビートというのはDaikiのアイデアですね。

Daiki:Crossfaithの持ち味である叙情感を明るくというか…。

Koie:開けた感じというか、今のバンドのテンション感があの曲だけでもわかるから。1~2年前の俺たちは絶望の淵にいたので、その頃から考えると、大復活ですからね。それもこの曲から伝わるかなと。

──Teruくんが「もうバンドはできないんじゃないかと思うほど、精神的に追い詰められていた」と発言していましたが、その気持ちはバンド全体でも共有していた?

Koie:俺的にTeruはCrossfaithにおいて精神的、音楽的にも大事な存在なんですよ。俺は支えることはできるけど、Teruのテンションが大事だから。

Teru:「Crossfaith終わりにしよう!」と言いましたからね。

Koie:「解散しよう」と言われて、「いやいや、無理無理!」って。それを経て、この作品を作る流れになりましたからね。

Teru:でも「God Speed feat.WARGASM」みたいなゴキゲンな曲もあるし。

Koie:そうよ!


Teru:はははは。そのときにメンバーに助けられたんですよ。俺一人では描けなかった未来を、ほかのメンバーが見えているなら、俺はそれに乗っかろうと。

Koie:そこはお互い様ですけどね。なんかバンドしてるなって感じですね(笑)。

Teru:今作のコイちゃんの歌詞が全体的にめちゃくちゃ好きで。アルバムのミキシング自体もヴォーカルが引っ張っているというか。もちろん楽器の熱量もあるんだけど、ヴォーカリストとしての芯を感じる作品だなと。

Daiki:それは思うよ。

──今作を聴いて、どんな内容を歌っているんだろうと歌詞にも興味が沸いてきて。全部読ませてもらいましたが、自分自身を取り戻し、いかに立ち上がり、前に突き進んでいくのか。それが大きなテーマになってますよね。

Koie:そうですね。楽曲を作るときはポジティブな気持ちになっていたし、楽曲のエナジーを感じてそうなったところもあるし、意識的にもポジティヴな内容にしようと思っていたから。アルバムすべての曲がほぼポジティヴで、しかも怒りとかじゃないんですよね。次の場所に行こう!前に進もう!という内容が大半を占めているから。

──それがいままでになかった風通しの良さにも繋がっているんじゃないかと。以前のぶっ殺すぞ!というテンションとは違い、聴き手を限定しない豊かな曲調が揃ったなと。

Teru:アーティストは自分たちの作品によって、自分たちを救済している部分もあるから。自分たちに向けた作品にもなっているし、自分たちがポジティヴなものを求めていたから、それが反映されているのかなと。

──「My Own Salvation」はまさにそういう曲ですよね。そして、「Warriors feat.MAH from SiM」もいままでのCrossfaithにはないタイプのサウンドで、この曲も新鮮な驚きがありました。


Teru:曲を作るきっかけは活動休止明けの<DEAD POP FESTiVAL 2023>(SiM主催の野外フェス)に出させてもらったときに仲間のバンドマンが温かい言葉をかけてくれて、俺たちがいるバンドシーンに対して熱い思いが込み上げてきて。その『DEAD POP~』の次の日に曲を作ったんですよ。

──そうなんですね。

Teru:過去にSiM vs Crossfaithでコラボ曲「GET iT OUT」をやったことはあるけど、MAHくんをフィーチャリングした曲をやりたいなと。10年来の仲だけど、MAHくんも引き出しが増えていて、レコーディングでもさすがやなあと思いましたね。

Koie:活動休止中もMAHくんに相談して、どこで復活しようかという話になり、<DEAD POP FESTiVAL>は初回から出ていたし、そこで復活したいです!と逆オファーしたくらいですからね。この曲も一緒に作ったし、いまだかつてないくらい距離も近くなって、昨日も飲んでましたからね(笑)。

──どちらかと言えば、SiMに寄せた曲調ですよね。

Koie:それは意識しましたね。

Teru:<DEAD POP FESTiVAL 2023>の次の日に作ったこともあるし。これは個人的な話になるけど、「GET iT OUT」は10年前だけど、それは8割MAHくんが作ってきた曲だったんですよ。その恩もあったから。

Koie:貸しイチみたいな(笑)

Teru:うん、今度は俺が持って行くわって。ようやくそれができたかなと。

──レゲエや和的な要素もあり、アレンジも凝ってます。

Daiki:Teruが元ネタを持って来たときに、土臭さというか、いままでのCrossfaithにないテイストだったから。自分の持ち味を活かしやすかったです。COMEBACK KID、STICK TO YOUR GUNSとかも好きだから、ああいうハードコアっぽい疾走感のあるアプローチもできて良かったです。

Kazuki:ここでもDaikiの持ち味がすごく出ているギターフレーズもあるし、音に関してもここはシングルコイルで行くでしょ!って。

Daiki:クリーン・サウンドでタッピングを入れたり、スクリーモっぽい要素も入れることができたから。

──では、Kazukiくんの持ち味を思いっきり出せた曲は?

Kazuki:「My Own Salvation」は自分の手癖が出ているし、ギターやメロディについてもCrossfaithの耳馴染みのあるフレーズが出ているんじゃないかと。

Teru:シンセのフレーズもKazukiが持ってきたものを俺が音色を変えたんですよ。このフレーズめっちゃええやん!って。

Kazuki:最近はギターでフレーズを書いて、それをシンセに置き換えたら、めっちゃハマるケースが多くて。そこでも自分の色はめちゃくちゃ出ているかなと。

──話が前後して恐縮ですが、「ZERO」におけるエスニックなコーラスも面白くて、あのアイデアはどこから?

Teru:あのインスピレーションはLED ZEPPELINなんですよ。

Koie:「移民の歌」(「Immigrant Song」)なんですよ。

──あっ、そこですか!

Teru:ギターリフだけがある段階のときに、もう一味欲しいなと思って。そしたらセッションしていたスタジオにLED ZEPPELINのポスターが貼ってあったのをたまたま目にしたんです。その「移民の歌」からインスピレーションを受けて、自分たちで歌おうと。で、「移民の歌」の歌詞はバイキングの歌で、攻めてる内容だったから、「ZERO」にピッタリやんって。

Daiki:あれが混ざったときにキタ!となりましたからね。

──はははは。あと、今作のラスト3曲「Night Waves」「Afterglow」「Canopus」の流れはハイライトの一つであり、特に「Night Waves」~「Afterglow」と静かなナンバーが2曲続く流れも珍しいですよね?

Koie:確かに。

Kazuki:アダルティーな感じが出てますよね(笑)。

Teru:「Night Waves」のコイちゃんの歌声にはビックリしましたね。

──いままでもクリーン・ヴォーカルはありましたが、それとはまた違う雰囲気の歌声ですよね。

Koie:そうですね。活動休止していた時期にああいう雰囲気の曲もやりたいなと。でもCrossfaithでやるかどうかはわからず、デモを作っていたんですけど、みんなに聴かせたらいいやんって。

──この曲も自分をセラピーするために作ったもの?

Koie:それはあるかもしれないですね。ずっとヘヴィな曲ばかりだと、疲れちゃうから(笑)。

──心底メンタルが落ち込んでいるときにメタルコアは聴けないじゃないですか。

Koie:逆パターンもありますけど(笑)。バンド始めた頃と比べても、聴く音楽の幅も増えたし、「Night Waves」でしか見せられないCrossfaithの側面もあると思っていて。例えばでかいステージやEDMのフェスに出たら、こういう曲もやってみようぜって。

──アリーナ規模の会場でも映える楽曲というか。

Koie:それはありますね。

──先日、レッド・ホット・チリ・ペッパーズが東京ドーム(5月20日)で「Under The Bridge」をプレイした際、観客全員がケータイのライトを灯していましたが、ああいう景色も見てみたいと?

Koie:うん、まさに。レッチリもいろんな側面が作品毎にどんどん増えていったじゃないですか。そういう意味でCrossfaithも成長していけたらいいなと。10年、20年後もヘヴィな音楽をやっていると思うけど(笑)、こういう曲もあるよねって。

Daiki:僕は「Night Waves」は今作の中でもかなり好きな曲で、こういうアプローチもずっとやってみたくて。コイちゃんが作ってきたときに、やっとできる!と思って。

Koie:ははははは。

Daiki:ここに(METALLICAの)「Nothing Else Matters」みたいなギターを入れたら、やばいんじゃないって。それを混ぜられて、個人的に大好きな曲です。

──HER NAME IN BLOODではこういう曲調はなかったですからね。

Daiki:やりたかったんですよ、ずっと。

──Kazukiさんはいかがですか?

Kazuki:この曲は僕らも知らなかったコイちゃんの一面が見れて。こんなこともできるんやって、ビックリしました。新しい色が入ることによって、またCrossfaithとしての完成度や幅もめちゃくちゃ上がったなと。

──「あなたが呼吸する度に、私は溺れていく」(和訳)とか、Koieくんがこういうロマンチックな歌詞を書くんだなと。

Koie:ははははは、照れますわ。出てきちゃいました。

Teru:あの曲を流して夜ドライブしたら、運転手が3倍かっこよく見える(笑)。

──では、最後になりますが、「Canopus」の最後に「俺たちはまた夢を見続ける」(和訳)という歌詞で締め括っています。今、Crossfaithが見据えている夢とは?

Teru:来年(2025年)2月にバンド最大キャパの幕張メッセでワンマンとフェスをやるんですよ。もちろん見たい景色はあるし、それと同時に新たな野望もたくさんあるけど…本能のままイケるところまで行ってやるぞって。

Koie:今は仲間と音楽を作って、みんなの前で曲をプレイして…真の意味で原点回帰しているんですよ。今はそれが楽しくて、そういう感覚になれたのが久しぶりやなって、そっちの方が強いですね。目標はありますけど、それ以上にCrossfaithの第二章が始まって、また仲間たちと音楽を続けられている。それがあるから、またいろんな目標に向かえると思うんですよ。今はそういう気持ちですね。

──わかりました。今作のレコ発ツアーも楽しみにしてますよ。

Koie:一番キャッチーな作品ができたと思うし、ライヴで化ける曲だらけというか。いままでのCrossfaithにはなかったところが強化されてますからね。

Teru:俺たちはライヴ・バンドなので、ライヴも想定して曲作りしているから。自信のある曲ができたからこそ、ツアーが本当に楽しみですね。

取材・文◎荒金良介



Crossfaith『AЯK』

2024年6月26日(金)発売
CD/デジタル(ダウンロード&ストリーミング)
通常盤(WPCL-13588) 3,300円(税込)
1.The Final Call
2.ZERO
3.My Own Salvation
4.God Speed feat.WARGASM
5.Warriors feat.MAH from SiM
6.HEADSHOT!
7.DV;MM\ SY5T3M…
8.L.A.M.N feat.Bobby Wolfgang
9.Night Waves
10.Afterglow
11.Canopus
商品:https://CrossfaithJP.lnk.to/ARKPu

CD購入特典:
対象店舗にてご購入いただいたお客様に先着で下記特典をプレゼント
・Amazon.co.jp:メガジャケ
・楽天ブックス:アクリルキーホルダー
・セブンネットショッピング:アクリルカラビナ
・全国CDショップ・ネットショッピングサイト共通特典:ピック
※特典はなくなり次第終了とさせていただきます
※特典の有無に関するお問い合わせは直接各店舗へご確認下さい
※特典ナシのカートもございますのでご注意ください

<Crossfaith AЯK Japan Tour 2024>

7.02(火) - 神奈川, 川崎 CLUB CITTA' - Paledusk
7.09(火)- 山口, 周南 RISING HALL - Fear, and Loathing in Las Vegas
7.10(水)- 広島, クラブクアトロ - Fear, and Loathing in Las Vegas
7.12(金)- 岡山, CRAZYMAMA KINGDOM - See You Smile / RiL
7.15(日)- 沖縄, 桜坂セントラル: One Man Show
7.24(水)- 岐阜, Club-G - DEXCORE
7.25(木)- 愛知, 名古屋 ダイアモンドホール - JILUKA
7.27(土)- 静岡, SOUND SHOWER Ark 清水 - C-Gate / Falling Asleep
8.02(金)- 群馬, 前橋 DYVER - Before My Life Fails
8.06(火)- 兵庫, 神戸 Harbor Studio - ENTH
8.07(水)- 京都, 京都 MUSE - VMO
8.09(金)- 奈良, 奈良EVANS CASTLE HALL - KNOSIS / 裸繪札
8.15(木)- 長野, 長野CLUB JUNK BOX - ROTTENGRAFFTY
8.17(土)- 新潟, 新潟LOTS - ROTTENGRAFFTY / Invert Hourglass
8.18(日)- 石川, 金沢EIGHT HALL - Age Factory / HIKAGE
8.22(木)- 青森, 青森Quarter - キュウソネコカミ
8.24(土)- 宮城, 仙台RENSA - Sabel Hills / SBE
8.25(日)- 福島, 郡山Hip Shot Japan - Sabel Hills / View From The Souyz
9.12(木)- 北海道, 旭川CASINO DRIVE - The BONEZ / JUBEE
9.13(金)- 北海道, 札幌PENNY LANE24 - The BONEZ / JUBEE
9.16(月祝)- 茨城, 水戸LIGHT HOUSE - Prompts
9.20(金)- 愛媛, 松山W studio RED - KUZIRA
9.22(日)- 福岡, 福岡DRUM LOGOS - 04 Limited Sazabys
9.23(月祝)- 熊本, 熊本B.9 V1 - 04 Limited Sazabys
9.26(木)- 大阪, 三国ヶ丘Fuzz - One Man Show
9.27(金)- 大阪, Gorilla Hall, Osaka - coldrain
※その他の公演スケジュールについては以下をご参照ください
https://crossfaith.jp/schedule

◆Crossfaithオフィシャルサイト
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