【ライブレポート】OverTone、史上最多ツアー東京公演で新曲披露「みんなの明日を少しでも良いものに」
OverToneが6月23日、東京・渋谷Spotify O-nestで<OverTone Live Tour 2024「花だより」>東京公演を行った。
◆ライブ写真
本ツアーは、3月27日にリリースしたミニアルバム『花だより』を携えて、4月13日の兵庫・神戸K-waveを皮切りに、7月13日、14日の大阪・難波Yogibo HOLY MOUNTAINまで、グループ史上最多本数となる全国15カ所17公演を行うというもの。ツアー15公演目となった東京公演では、7月17日に配信リリースされる新曲「週末レイジー」を初披露するなど、訪れたオーディエンスを楽しませた。
東京公演のオープニングを飾ったのは、メジャー1stフルアルバム『OverTone』に収録されている「君はイタい」。ビートに乗って、4人のエネルギッシュな歌声がライブハウスに響き渡るなか、オーディエンスも手拍子や腕を振り上げ楽しんでいる様子。続いて「ハイウェイミュージック」「めくるめく」と、盛り上がり必至のアップチューンを投下。フロアではオーディエンスがタオルを回す壮観な光景が広がり、序盤からアクセル全開のセットリストで一体感を作り上げた。
ライブ前半のハイライトの一つになった「最初で最後の」。恋愛リアリティ番組からインスピレーションを受け、“最初で最後の恋“をテーマに書かれたバラードナンバーだ。OverToneの新たな武器ともいえるコーラスワークが印象的な楽曲で、その美しいハーモニーで会場の空気が変わっていく。オーディエンスも4人の歌声に耳を傾け、静かに聴き入っている姿が印象的だった。
ライブ中盤では、ツアータイトルにちなんで、事前にファンから募った“お便り”の質問に答えていくコーナーを展開。今回は「どこにでも住めるなら、どこに住みたいですか?」という質問が寄せられ、メンバーは熟考の末、NOWAR The 匠が「田舎」、GUCCHIは「コンビニの近く」、アマノは「重力が少ない星(月)」、八上は「南国」と回答。それぞれの回答にツッコミを入れるなど、メンバー4人の仲の良さが伝わってくる時間だった。
ミニアルバム『花だより』に収録されてされた「サンデーナイト」や「One less(remix)」を披露し、ここでカバーコーナーへ。ツアータイトルの『花だより』とかけて、花や春、旅立ちにまつわる楽曲をツアーでカバーしてきたOverTone。東京公演では花をテーマに、一青窈のヒット曲「ハナミズキ」を歌唱した。4人は向き合い、目でコミュニケーションを取りながらアカペラでサビパートを熱唱。OverToneの歌唱スキルの高さが伝わってくるパフォーマンスだった。続いて、OverTone初のウェディングソング「I Love You じゃなくて」を披露。ジューン・ブライドの6月にピッタリのナンバーで、多幸感あふれる空間が広がった。
ライブも後半戦に突入。GUCCHIが結成からの7年を振り返った。
「(OverToneを)始めてすぐに事務所に入れていただいて、すぐにメジャーデビューして、見る人によっては順風満帆に見えるかもしれないのですが、いろんな場面で“天才だったらな”と思うことがありました。ただ、僕たちが天才じゃなかったからこそ、苦しんで考えて、僕たちだからこそ書けた曲があります」と語り、OverToneの活動と重ねた「風光る」を熱演し、オーディエンスを魅了した。
八上は、「普段の生活で、苦しいこと、楽しいこと、いっぱいあると思います。僕らのこのライブ、音楽という場所がみんなの明日を少しでも良いものにできると信じて、これからも歌っていきます」と想いを告げ、本編ラストはインディーズ時代最後のリリース曲で、自分にとって特別で、誰かを救えるような優しい1曲になればという想いが込められている「M7」を届けた。さらに気持ちが一つになり、メンバー、オーディエンスもサビで拳を突き挙げ、ボルテージは最高潮のなか、4人はステージを後にした。
アンコールでは、グループ結成当初からあった楽曲でライブでも人気のナンバー「僕らの街」を披露。ステージではメンバー4人、フロアでは隣り合うオーディエンス同士が肩を組みリズムに合わせて揺れ、ライブならではの一体感を作り上げる。その光景にメンバーも「最高!」と声を上げ、満足そうな表情を浮かべていた。
そして、ここで発表が。アマノが作詞・作曲を手掛けた新曲「週末レイジー」が、7月17日に配信リリースされることが発表された。会場から大きな歓声が上がるなか「週末レイジー」を初パフォーマンス。頭を空っぽにして楽しめるグルーヴィーなナンバーで、初披露ながらもオーディエンスも大いに盛り上がった。その勢いのままラストは「Have a nice day!!!」を届け、東京公演は大団円を迎えた。
約2時間、OverToneと出会った人たちとの絆が伝わってきたステージであった。4月からスタートしたツアーも残すは7月13日、14日の大阪・難波Yogibo HOLY MOUNTAINの2公演。NOWAR The 匠が、「このツアーで成長させてもらって、みんなのバイブスも右肩上がりで、(ツアー)ファイナルもっとやばいことになります!」と告げたように、さらにレベルアップした4人のパフォーマンスに期待が高まる。
セットリスト
02.ハイウェイミュージック
03.めくるめく
04.Journey
05.エリーに首ったけ
06.バックナンバー
07.最初で最後の
08.いつかの道
09.サンデーナイト
10.マジョリティズム
11.One less(remix)
12.I Love You じゃなくて
13.四等分
14.風光る
15.M7
ENCORE
EN1.僕らの街
EN2.週末レイジー(新曲)
EN3.Have a nice day!!!
リリース情報
2024年7月17日(水)配信スタート
配信リンク:https://overtone.lnk.to/lazyweekend
Pre-add/Pre-saveキャンペーン
https://form.run/@cr-lazyweekend
ライブ情報
※ツアーファイナル
7/13 (土)、7/14 (日)
【大阪】 難波Yogibo HOLY MOUNTAIN
開場15:30/ 開演 16:00
チケットはちらから▼
https://overtone0906.com/contents/703395
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