オールマン・ブラザーズ・バンドの創設メンバー、ディッキー・ベッツが死去
SImone berna, CC BY 2.0
サザン・ロックの代表的なバンド、オールマン・ブラザーズ・バンドの創設メンバーの1人、ギタリストのディッキー・ベッツが亡くなった。癌と慢性閉塞性肺疾患を患っていたという。80歳だった。
4月18日、オールマン・ブラザーズ・バンドのFacebookを通じ、「今日、創設メンバーのディッキー・ベッツがフロリダ州サラソーサの自宅で安らかに息を引き取ったとの知らせを受けた」と訃報を伝え、「ディッキーは、“Blue Sky”“Rambling Man”“Jessica”“In Memory Of Elizabeth Reed”をはじめ、多くのブラザーズを象徴する楽曲を作り、デュアン・オールマンと彼の類まれなギター演奏は、サザン・ロックとして知られるジャンルの特徴的なサウンドとなった独自のデュアル・ギター・シグネチャー・サウンドを創り出した」と、彼の功績を称えた。
ベッツはバンド結成時の1969年から2000年まで在籍し、1995年にオールマン・ブラザーズ・バンドの一員としてロックの殿堂入りを果たした。
オールマン・ブラザーズ・バンドの創設メンバーは、デュアン・オールマンが1971年に、ベリー・オークリーが1972年、グレッグ・オールマンとブッチ・トラックスが2017年に亡くなり、生存するのはジェイ・ジョハンソン(ジェイモー)だけとなってしまった。ジェイモーは、ベッツの訃報に「僕は50年間、リチャード(*ベッツのミドル・ネーム)と音楽をプレイするのを楽しんだ。安らかに」と追悼の言葉をあげている。
Ako Suzuki