【インタビュー】マジカル・パンチライン、結成から8年間の思い出をTimeTree「公開カレンダー」で振り返る
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──最近の一番のトピックは、先日開催された8周年記念ライブ<LiVE PARK 2024 8th Anniversary LiVE〜HAPPY DREAM〜>(外部サイト)だと思うんですが、その感想を改めて聞かせてください。できれば、どなたか代表してお話いただければ。
沖口:じゃあ、吉澤で。
吉澤:では、プチリーダーが代表して(笑)。今回はOGのみなさんにも出てもらって、9人で一緒にパフォーマンスしたり、ライブ終わりのトークでは、さとれなさんにも登場していただいて、マジパンに関わってきてくださった方が、オールスター登場みたいに集まってくれたので、豪華なライブだったんじゃないかなって思います。ずっと目標に掲げていたZeppでのワンマンライブだったんですけど、Zepp Shinjukuはできたばかりなので、対バンライブでも立ったことがなくて。だからどういうライブになるか、まったく想像ができない状態で開催発表からの1年間を過ごしてきました。このライブに向けて、2月は他のライブはほとんどやらずに、毎日リハをやっていたんです。今までになかったくらい準備をしてきたので、この日のライブがマジパンの歴史の中でも特に印象に残るライブになるはずだって思っていました。
実際、ライブを終えて、ほんとに楽しかったし、スタッフさんにも今までで一番良かったっていうお言葉もいただいたし、ファンのみなさんも、それまでは毎週のように会えていたのに、2月はまったく会えない状況だったので、お待たせしましたっていう感じでしたけど、「会えない期間もあったけど、その分、すごく満足できたライブだった」って言ってもらえたので、すごく良かったなと思いました。それを夢のZeppで、しかもチケットもソールドアウトだったので、すごく嬉しいです。最初、めちゃくちゃ不安だったんですよ。スカスカだったらどうしようって。それと今回、新しいメンバーカラーに変わって、ファンのみなさんも新しいメンバーカラーを身につけてくださったり、それも含めて全部が“マジパン革命”って感じで、革命が起きたくらいの1日だったと思います。でもここで終わりじゃなくて、今回は席があったので、次はオールスタンディングでやりたいし、Zeppツアーもやりたい。さらに高く目標を掲げて9年目も頑張っていきたいなってすごく思えたライブでした。この5人で一緒にこうやってマジパンとして活動できていることがほんとに幸せだなって思えた1日でした。
──TimeTree「公開カレンダー」とのコラボレートということで、スケジュールの管理という話もお聞きしたいんですが、先日の8周年記念ライブの場合、どのようなスケジュール感でプロジェクトが動いていったんですか?
沖口:去年、大井競馬場でライブをやったんですけど、いつだったかな?
宇佐美:1月の頭くらいだったと思う。
沖口:マジパンは1stワンマンライブから7周年のワンマンまで、周年のライブはずっと新宿ReNYでやらせてもらっていたんです。メンバーみんなそれぞれに成長はしていると思うけど、グループとして俯瞰で見てみると、7年間、周年ライブの会場が変わっていないというのは、やっぱり規模が大きくなっていないということなので、悔しいなってずっと思っていたんです。それで、大井競馬場のライブの控室で、スタッフさんに「マジパンとして今まで以上に上を見て進んでいきたい」っていう話をしたんです。「8周年のワンマンライブは、大きな会場にチャレンジしたい」って。そうしたらスタッフさんもその気持ちをわかってくださって、「じゃあ、会場をあたってみます」という話になったんですけど、数日後に「Zepp Shinjukuを押さえました」って言われて。自分の想像以上だったんですよ(笑)。大きな会場に挑戦したいとは言いましたけど、こういうことって“ホップ・ステップ・ジャンプ”じゃないですか。
──キャパからすると倍近い規模ですからね。
沖口:そうなんですよ、いきなりジャンプだったんで、「Zeppですか!?」って。でも、Zeppは人気の会場で1年後も押さえるのが難しいし、それをマジパンの周年のタイミングで、しかも休日を押さえられたというのは奇跡だなと思って、「ありがとうございます! ちょっと不安だけど頑張ります!」って、やることに決めたんです。それで、リハの時にメンバーにも「Zepp Shinjukuを押さえました」っていう話をして。それが2月の頭で、中旬には7周年のライブがあったので、そこで“Zepp Shinjukuで8周年ライブを開催します”って発表しました。私が相談してから、開催を発表するまでけっこう短期間であっという間に決まりましたね。
──そこから2024年2月の開催に向けて動き出したんですね。
沖口:でも、本格的にリハが始まったのは今年の2月に入ってからなんですよ。2週目くらいからは月火水木金土日ずっとリハという感じで、短期集中で詰め込んでいきました。セットリストを考えたり、グッズを考えたりというのは、もっと前から始まっていましたけど。ただ、この1年は、常にZeppでのライブを意識して活動していたとは思います。
──常に意識はしながら活動してはいたけれど、実際に形にしていくのは、意外と短期間でやるものなんですね。
沖口:みんな忘れちゃうので(笑)。ほやほやな記憶でやりたいというか、短期間で集中してリハをやった方が、みんなの気持ちも途切れないと思うし、その期間は、それだけを考えていればいいので。
──そういったイベントの時には、SNSを使って情報発信をしていると思うんですけど、そこで気をつけていることはありますか?
沖口:基本的には、とても大事な事項は私が最初に発信するんですけど、普段のライブやその他の告知は、マジパンの公式でまずお知らせして、その後、みんなが追って告知するという形です。個人的には、マジパンの公式サイトに飛んでくれる人って、ファンの方はそうやって情報を確認してくれると思いますけど、初見の人は、そのひと手間をかけてくれないので、Xに1カ月分のライブのスケジュールをポストにまとめて発信するようにしています。
山本:この間、メンバーカラーが新しく変わったんですけど、それを1人ずつ発表していって、最後はみんな一斉に自分のアイコンを新しいアーティスト写真に変えるってことになっていたんです。私、すごく気合いを入れていて、スタッフさんにも「12時ですよね」って確認もしていたんですけど、気が付いたら12時過ぎちゃって(笑)。
沖口:スタッフさんから「山本はどこにいるんだ!? 連絡がつかない!」っていうぶち切れの電話がかかってきました(笑)。
山本:私はそういうことをやっちゃうので、あまりSNSのことは語れません(笑)。
沖口:みんな、そういう時には「23:59」にアラームをかけましょう。
山本:はい! アラームをかけることを大事にして、SNSをやっていきたいと思います!
──ぜひTimeTreeのカレンダーも活用していただければ。
山本:あ、そうですよね! やりましょうよ、みんなで。
──みなさん、それぞれにカレンダーを使っているんですよね?
山本:私は家族と共有のカレンダーを使っています。私のスケジュールもそこに書き込んであって、そうすると家族も今、私が何をしているのかわかるので、安心してくれますね。私も家族が今日何をしているのか、ぱっと見てわかるのですごく安心です。
沖口:私は共有ではなくて勝手に使っています(笑)。自分のスケジュールを入れていますね。吉澤とよく昔話になるんですけど、「あのライブはいつだったっけ?」みたいな時に、何年も前のスケジュールまで遡れるので便利です。今回も、このインタビューにあたって、TimeTreeで振り返りながら、昔のことを思い出してきました(笑)。あと、マジパンのスケジュールをコーラルピンクにしているんですよ。そうすると“コロナの時はめっちゃスカスカ!”とか、“去年の8月はめっちゃピンクじゃん!”ってひと目でわかるので、自分の仕事の変遷が見られて面白いです。スケジュール管理だけじゃなくて、思い出の管理もできますね。
益田:中学の時に、親友2人と私の3人で共有のカレンダーを作ってました。同じ学校で家が近かったこともあって、毎日のように一緒に遊んでたんですよ。共有のカレンダーがあると予定が立てやすかったですね。
吉澤:私は使っていないんですけど、私、お母さんにスケジュールを伝え忘れていたりすることがあるので、花奈ちゃんみたいに、家族で共有するのはいいなって思いました。
山本:いいよ、めちゃくちゃ便利だよ。
──今回のコラボレートでは、毎月19日を「マジパンの日」と設定して、その日はTimeTreeのカレンダーを使って、何か企画ができればと思っているんですが、いかがですか?
マネージャー:こちらとしては、毎月メンバーの1人が担当して、それぞれに何かをやるという形がいいなと思っています。
──なるほど。それでは誰が何月を担当するか、決めておきましょう。
(話し合いの末、以下のように決定)
2024年3月19日 沖口優奈
2024年4月19日 山本花奈
2024年5月19日 益田珠希
2024年6月19日 3rdアルバム「MAGiCAL BOX」発売日企画
2024年7月19日 吉澤悠華
2024年8月19日 宇佐美空来
2024年9月19日 沖口優奈
2024年10月19日 吉澤悠華
2024年11月19日 益田珠希
2024年12月19日 宇佐美空来
2025年1月19日 山本花奈
2025年2月19日 結成日企画
──というわけで、「マジパンの日」は何をしましょうか?
沖口:みんなで共通のテーマがあった方が、「マジパンの日」はこういうことがあるんだって、わかりやすい気がします。それぞれが感謝を伝えるっていうのはどうですかね? 普段、Xとかには大事なことって良いタイミングじゃないとポストしないし。あとは、その日は改めてマジパンの好きなところを発表するとか。
吉澤:それ、いいかも。
沖口:それぞれにマジパンの好きなところとか、マジパンへの感謝を伝える日にしましょう。ファンの人も、その日は感謝や好きなところを発信してくれると思うので、私たちも見ていて楽しいと思います。
──最後にマジパンとして2024年にやりたいこと、計画していることや目標にしていることがあれば教えてください。
沖口:2024年は夢だったZeppでのワンマンライブを実現させていただいて、1つ目標が叶ったんですよ。次の目標はどうなるのか、みんなとちゃんと話し合って決めたいなと思っています。Zeppツアーをしたいとか、さっき空来が言っていたみたいに横浜アリーナのステージに立ちたいとか、それぞれにあるとは思うんですけど、改めてみんなで向かっていけるような目標を立てたいです。それと、6月19日に3rdアルバム「MAGiCAL BOX」の発売が決定していて。デジタルなご時世にCDとしてリリースさせてもらえるっていうこと自体ありがたいことですし、マジパンとしてもアルバムは2年ぶりになるので、リリースイベントとか、自分たちでいろいろなところへ行って、少しでもマジパンを好きになってもらえるように頑張りたいですね。そうやって地道にファンの方を増やしていくことが大事だなって思っています。あとは、せっかくリリースさせていただくので、マジパンの最高順位を、この5人で獲れたらいいなって思っていて。過去の自分たちに負けないように、まずは最高順位を目標にして、6月19日の発売週まで頑張っていきたいと思います。
取材・文◎竹内伸一
撮影◎野村雄治
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