【インタビュー】yukihiroが語る、2023年の音楽履歴とPetit Brabanconの新境地「インダストリアルな曲を作りたかった」

■一発録りしてみるのはどう？って
■今回僕が提案をしたんです

──新曲「a humble border」が初めて生で聴けるのが、東阪全4公演がそれぞれ異なるコンセプトにて開催されるライヴシリーズ＜EXPLODE-02-＞になりそうですね。1月2日は＜EXPLODE -02- Gushing Blood＞、1月3日は＜EXPLODE -02- Neglected Human＞と題して東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて開催。1月7日はゲストにROTTENGRAFFTYを迎えて＜EXPLODE -02- 暴獣＞、1月8日は＜EXPLODE -02- SRBM＞と題して大阪・なんばHatchで開催されます。この東京公演2daysでは、それぞれ2曲入りの来場者限定CDも配布されるそうですね。

yukihiro：そうです。

──両方に、1stアルバムにはあえて収録されなかった「Prayer」というアウトテイクを収録して。もう1曲は、一発録りによる「Pull the trigger-Studio Session Ver.-」と「Loser-Studio Session Ver.-」がそれぞれに収録されるという。

スタッフ：「Prayer」は1stアルバムのためにレコーディングしていたんですけど、アルバムには共存し得ない曲だったので、今回東京公演に来場してくれた方限定で無料配布しようと。以降、配信等の予定はありません。

yukihiro：「Prayer」は今回用にドラムを録り直しました。


──「Prayer」はこれまでどおり、パラでレコーディングしたということですね。注目はもう1曲のほうにもあって、今までのPetit Brabanconはメンバーそれぞれパラでレコーディングしていたと思うんですが、今回なぜ一発録りを実施したんでしょうか？

yukihiro：まず、渋谷公会堂ライヴに無料CDを付けようという案から始まって、そこに収録する曲が必要になったんです。“企画として何か今までやったことがないことをしようか”ということで、前からミヤくんが「やりたい」と言っていたことをやってみようということになりました。

──「全員集まってスタジオでレコーディングしたい」ということは、Petit Brabanconの初インタビューのときからミヤさんが言ってました。

yukihiro：今回僕が「一発録りしてみるのはどう？」って提案をしたんです。そのときは“形になったら”くらいのイメージだったんですけど、ちゃんと録れたのでよかったです。

──オフィシャルYouTubeチャンネルで、一発録りによる「surely-Studio SessionVer.」が公開されていますが、まさにあの雰囲気で一発録りしたんですか。

yukihiro：そうですね。あの感じで録ったものです。

──yukihiroさんの歴史の中で、一発録りは珍しいことではないですか？

yukihiro：珍しいと思います。でも、geek sleep sheepでは、歌以外は3人で同じ部屋で録ってましたね。


──それと、1月7日の大阪公演＜EXPLODE-02-暴獣＞はROTTENGRAFFTYをゲストに迎えて、初の対バン形式で行われます。そもそも彼らとのつながりは？

yukihiro：僕個人はないんですけど、京くんとミヤくんはあるのかな。

──2023年のPetit Brabanconは＜KNOTFEST JAPAN＞への出演もありましたが、今後もイベント出演や対バン展開を考えられているんでしょうか？

yukihiro：そこまでまだ話を詰められてはいないんですけど、可能性はあるかもしれないですね。

──というわけで、yukihiroさんの2023年はPetit Brabanconのライヴで始まり、2024年もPetit Brabanconのライヴで始まるという感じです。そして2024年2月からはL'Arc-en-Cielのアリーナツアー＜ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND＞の開催が発表となりました。今、どのような感じで進んでいるんでしょうか？

yukihiro：現状だと、こういう曲も入れようとか、スタッフとセットリストとかそういうものをやりとりしながら、準備しているところです。

──楽しみにしています。

yukihiro：がんばります。

取材・文◎吉羽さおり／梶原靖夫(BARKS編集長)
撮影◎岡田貴之(ライヴ)






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