ジョニー・マー、無名時代のノエル・ギャラガーに高価なギターをプレゼントしたのを機に断酒

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ジョニー・マーは、まだオアシスが成功する前の若きノエル・ギャラガーにザ・フーのピート・タウンゼントが所有していた貴重なギターをプレゼントしたが、その経緯を語る中で、あのときは二日酔いだった可能性があり、「あれを機に断酒した」と語った。

マーは、オアシスが地元マンチェスターで騒がれ始めたとき彼らの公演を観に行き、ノエルには新しいギターが必要だと感じ、自身のギター・コレクションの中から1960年製のGibson Les Paulを彼にプレゼントしたという。

ノエルはそのギターを愛用していたが、オアシスの公演でステージに乱入してきた男に立ち向かう中で、壊してしまった。それを聞いたマーは、彼にさらなるギター、1978 Gibson Les Paul Customを贈ったそうだ。

英国の新聞『The Guardian』のインタビューで、マーは、ノエルにギターをプレゼントした経緯についてこう語った。「僕がノエルにそれらのギターをあげたのは、なんか大きな話になっているが、当時の彼はいまの彼とは違っていたことを、みんな、わかってない。彼はバーネイジ(マンチェスター郊外)出身のキッズの1人に過ぎなかった。僕は、オアシスがあんなにビッグになるとは思ってもいなかった。彼が必要としていたからあげたんだ。僕はラッキーなことに、たくさんのギターを持っていたからね。それに、(若いとき)誰かが僕にそうしてくれたら良かったのにと思っていたから」

それにしても、よりによって、なぜ高価なギターをプレゼントしたのかとの質問には、冗談交じりにこう答えている。「これは白状しておかないと。あれで、僕は酒を止めたんだ。酔っぱらっていたわけではないが、ものすごい二日酔いだった可能性は高い」

マーは2020年、英国Radio Xのインタビューで、「ノエルとギター屋へ行ったが、そこでは買わなかった。彼にはもっと高価なギターをプレゼントした(笑)。彼は当時、一文無しだった。僕はただ、彼のことが気に入ったんだ」「当時の僕は、まだ酒を飲んでいた。でも、(ノエルにあげたことを)全く後悔していない」と話していた。

ギター・コレクターでもあるジョー・マーは、ギターを通じ自身のキャリアを振り返る本『Marr's Guitars』を今週、英国で出版した。

Ako Suzuki
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