【インタビュー】三山ひろし、DAM CHANNEL演歌7代目MCに就任「私にしかできないこともやっていきたい」

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三山ひろしが、「DAM CHANNEL演歌」の7代目MCに就任した。同コンテンツは、全国の通信カラオケDAMにおいて、カラオケ演奏の曲間に配信している。演歌・歌謡ジャンルにおけるアーティストをゲストに迎え、楽曲についてのエピソードなどのトークを繰り広げる番組となっている。

「カラオケなくして三山ひろしは語れない」と話す彼から、今回MCを務めるにあたっての意気込みやカラオケにまつわるエピソードのほか、2015年の初出場から8年連続出場中の『NHK紅白歌合戦』でも披露しているライフワークのけん玉への思い、デビュー15周年を迎え考える演歌を歌う意味や、7月にリリースした新曲「北海港節」について話を聞いた。

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■改めて本当に責任重大だと思いました
■自分ができる限りのことをしっかりとやっていきたい


──この度は、「DAM CHANNEL演歌」7代目MC就任、おめでとうございます。

三山:ありがとうございます。最初お話をいただいたときは、大役ですから「自分で務まるのかな」という気持ちもありました。ですが、いまちょうどデビュー15周年として活動させていただいていることもあり、これは15周年のプレゼントもいただいたのかなと思いなおし、頑張ろうと思いました。

──就任式などはいかがでしたか?

三山:第6代目MCの津吹みゆさんとの交代式も兼ねていたのですが、その時にあの「金のビッグマイク」をいただきまして! 気持ちがさらに高まりましたし、身が引き締まる思いがしました。「DAM CHANNEL演歌」は、私も含めて演歌歌手がしのぎを削って、「この世界で一生懸命に頑張ってますよ」という思いを伝えつつ、最前線の情報をお届けできるチャンネルだと思っています。式のなかで、改めて本当に責任重大だと思いましたし、自分ができる限りのことをしっかりとやっていきたいなと感じました。

──責任感がとてもお強いのですね。

三山:7代目としてせっかく任命いただいたからには、私だからできること、三山ひろしにしかできないこともやっていきたいなと思っているだけです。何をしていくか具体的なことは、これからスタッフも交えてご相談させていただきたいと思いますが、世間の皆様には「三山ひろしといえばけん玉の人」というイメージも強いかと思います(笑)。けん玉の世界も、実に奥が深くて、私自分自身は単にけん玉が好きなだけじゃなく、自分の演歌の道を歩むためにも非常に役立っていると思っているんですよ。

──けん玉が演歌に役立つとはどういうことですか?

三山:まずは、けん玉を通じて私を知っていただける機会をいただけていることですね。それに、私はけん玉を通じて真面目に一生懸命やるという精神を学んでいることもあります。具体的には、けん玉から「3つの“あ”」という「慌てず・焦らず・諦めず」を教わったのですが、これは人生にも密接に関わり合っている言葉だと僕は思っているのです。たとえば、演歌の道も、自分の歩みをしっかりと一歩ずつ確認しながら進めていけるようにしたいですし、そうした、私ならではの特技や想いなどを織り交ぜながら、7代目MCとして努めていきたいですね。


──確かに、けん玉は世界的に人気の競技ですから、三山さんを通じて国内外でけん玉と演歌に興味を持ってくれる人が増えそうですね。

三山:そうなればとても嬉しいですね。おっしゃるように世界的に人気の競技ですから、もしかしたら今後はアジア大会やオリンピックの種目になるんじゃないか…というくらい、私はとても期待を寄せているんです。けん玉のように年齢や性別、暮らす地域に関係なく皆さんが簡単に楽しめるものって、実はそんなに多くないと思いますし、そうした親しみやすさや間口の広さは演歌や歌謡曲にも通じるように感じますね。

──「DAM CHANNEL演歌」はカラオケの合間に流れますが、三山さんにとってカラオケとはどんな存在ですか?

三山:私はドンピシャのカラオケ世代なので、「カラオケなくして三山ひろしは語れない」とすら思いますね。子供のころはおばあちゃんと一緒にハチトラでずっと歌っていましたし、8トラックのカセットを積み木のようにして遊んだりしていたほどです。地域の夏祭りや、近所の集まりの時なんかでも、必ずカラオケで歌っていましたね。そのたびに、おひねりをいただいたりして、子どもながらに「カラオケって最高だな~!」って(笑)。カラオケは、家族やお友達、お仲間など、世代を問わず楽しめるエンターテインメントだと思いますし、最近では、カラオケボックスの使い方もすごく選択肢が増えましたよね。私の場合はカラオケの音をかけて、サックスやギターの練習をしたこともあります。特にサックスは音の調整ができず、外での練習が難しいのでとても助かりましたね。

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