ポール・ロジャース、ロックの殿堂からの誘いを拒否「ロックは博物館に属するものではない」
フリーやバッド・カンパニーに在籍し、史上最高のロック・ヴォーカリストの1人に挙げられるポール・ロジャースは、意外にもまだロックの殿堂入りしていないが、これは彼の意向であり、何度か誘いはあったものの、断っていたという。
ロジャースは先月終わり、ゲスト出演した『The Eddie Trunk Podcast』で、その理由を明かした。「かなり前、アトランティック・レコードのトップ(*およびロックの殿堂の創設者)だったアーメット・アーティガンから“ポール、僕ら、ロックンロールの博物館を設立するつもりなんだ。参加したくないか?”って言われた。僕が、“何だって、ロックンロールの博物館? 何て呼ぶつもりだ?”って訊いたら、“ロックの殿堂だ”と」
ロジャースは、「ロックンロールが博物館に属するとは思わない」との理由でそれを断ったそうだ。以降、何度かオファーはあったものの、拒否したという。「僕の日常生活に影響はない。何であれ、僕がしていることに全く影響はない」
ポール・ロジャースは先月終わり、オリジナルの楽曲では約24年ぶりとなったスタジオ・アルバム『Midnight Rose』をリリース。最近、リズム・アンド・ブルース/ソウルのカヴァー・アルバムとなった前作『The Royal Sessions』(2014年)をリリースして以降、13回も脳卒中に襲われていたことを明かしている。それも一因なのか、新作をプロモートしたツアーの計画はないという。
Ako Suzuki
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