【インタビュー】NMB48、「凪咲さんが大切にしてきたNMB48の泥臭さや全力さも引き継いでいきたい」

ポスト


NMB48が通算28枚目となるニューシングル「渚サイコー!」をリリースした。今年3月には実に5年ぶりとなる4枚目のアルバム『NMB13』をリリース。一期生が全員卒業してからは初となるアルバムに13年目の挑戦と決意を込めたあと、8月にはバラエテイ番組で大活躍中のメンバーである渋谷凪咲がグループからの卒業を発表。本作はNMB48に11年間所属した4期生である彼女の卒業シングルであると同時に、正規メンバーに昇格する前の9期生研究生である青原和花が初選抜として抜擢されている。グループにとって分岐点となりそうな本作について、選抜常連メンバーである上西 怜と山本望叶、そして、次世代メンバーの青原の3人に話を聞いた。

  ◆  ◆  ◆

■レコーディングもMV撮影のときも胸が苦しくなりながら歌ってました

──まず、初選抜となる青原和花さんを先輩メンバーから紹介してもらえますか。

上西 怜:私は、NMBの一番後輩の9期生だけの劇場公演の初日公演を見に行ったり、7期、8期、9期だけの次世代コンサートも見に行ったんですけど、わかたんはまだ入って1年も経ってないとは思えないくらいしっかりしています。そして今回、先輩メンバーのなかにいきなりポンって入れられても、決して置いてかれることなく、振り入れも全部しっかりとついてきて。ミュージックビデオ撮影も初めてだったのに、そんなことも感じさせないくらい表情も完璧でした。元々NMB48のファンだったっていうこともあって、ファンの方に寄り添った考え方ができるし、これからがすごく楽しみなメンバーです。

▲上西 怜


山本望叶:私の方が先輩なのに頼っちゃう部分もあるくらい、本当にしっかりしてますね。普通の女の子らしい一面も可愛いです。

——どこで感じましたか。

山本:携帯の待ち受け画面が友達とテーマパークで撮った写真だったり、会話してると友達との話をたくさんしてくれるんですよ。明るくて友達もたくさんいるんだな、と思いました。私は真逆のタイプなので憧れもあります(笑)。

▲山本望叶


──(笑)青原さんから先輩はどう見えてますか。

青原和花:怜さんと望叶さんは、ファンとして見ていたときからNMB48の先頭に立って、NMB48を代表されてるメンバーさんだなって思っていました。ただ、ファン側から見てる時は、パフォーマンスがかわいいとか、かっこいいとか、表に出ている部分しか見れなかったんですけど、加入してみたら、めっちゃ優しい方だなとか、後輩に気を配ってくださる先輩やなっていうのを感じていて。より近くで接していただくことで、ただかわいいとか綺麗とかだけじゃなくて、中身もめちゃくちゃ素敵な方なんやなっていうのを知って、もっともっと大好きになってます。

──改めて、初めて選抜に入った心境も聞かさせてください。

青原:まさか選ばれるとは思っていなくて。加入してまた全然経っていないですし、私なんかが選ばれていいのかな、周りの人からどう思われるんやろうとか、正直不安や怖さがありました。選抜メンバーに選ばれるのは喜ばしいことだと思うんですけど、私なんかが喜んでいいのかなと思ったりしたこともあって。でも、選抜が発表されてから、たくさんの方が祝福してくださった中、ただ不安を感じてるんじゃダメだな、もっと前向きな気持ちで明るく元気に一番フレッシュに頑張っていこうっていうふうに思うようになって。MV撮影も終えて、今は不安もなく、とっても前向きな気持ちになってます。


▲青原和花


──先輩たちが優しく受け入れてくれたんですね。

青原:そうですね。ほぼ初対面なのに、みなさん、さりげなく話しかけてくださって。同期が選抜にいないので、話しかけてくださることが本当に嬉しかったです。最初に選ばれたときは孤独感を感じるんじゃないかなという不安もあったんですけど、MV撮影も孤独感を感じないくらい楽しくて。空き時間が合った先輩メンバーさんと一緒に映画を見たり、その輪の中に自分も入れていただいて。私のことをめっちゃよく見てくださってるなって感じて嬉しかったです。

──新しく加入するメンバーもいれば、卒業していくメンバーもいます。本作で卒業される渋谷凪咲さんは皆さんにとってどんな存在ですか。

上西:一緒にいればいるほど、大好きになっていって、会うたびにすごいなって思う方ですね。個人の仕事も忙しいのに、なかなかリハーサルに参加できないときも、絶対に練習してきて私たちよりも完璧に覚えてきて。練習する時間もないはずなのに、個人の仕事もグループとしての仕事も手を抜かないし、本当に真面目で尊敬する先輩です。

山本:人としてもアイドルとしても尊敬できるところがたくさんありますね。礼儀のこともたくさん教えていただいたので、「こういう先輩になりたいな」「人としてもこういう人になりたいな」とずっと思ってました。すごく視野が広い方で、メンバー1人1人のことをちゃんと見て、アドバイスもしてくださるので、本当にすごい方だなって思います。

青原:いい意味で加入前と印象がそのままでした。明るくて、ほわほわしてて、本当に優しくて。周りの人全員を笑顔にする天才だなって思うんですね。アイドルは人に笑顔を与える仕事だと思うので、凪咲さんはアイドルの鑑だなって思います。

──卒業シングル「渚サイコー!」は彼女の名前がタイトルにも入ってます。

上西:タイトルも凪咲さんそのままなんですけど、歌詞も凪咲さんのことが書かれていて。卒業されても、この曲を聞けば、凪咲さんさんのことを思い出せる。2番サビやDメロはファンの方から凪咲さんへの気持ちを歌ってるなと思っていて。でも、曲調はすごく元気で爽やかで、それが凪咲さんらしいなって思うんですね。“世界一明るい卒業ソング”がテーマなので、本当に凪咲さんにぴったりだなって思います。

山本:この歌詞を見ただけで、凪咲さんのことだってわかるくらい凪咲さんにぴったりの楽曲なので、歌っていても感情移入してしまって。凪咲さんへの愛が溢れてくる楽曲なので、レコーディングもMV撮影のときも胸が苦しくなりながら歌ってました。

◆インタビュー(2)へ
この記事をポスト

この記事の関連情報