【インタビュー】THE SUPER FRUIT、新曲「サマー☆★げっちゅー」に青春「一瞬一瞬を大切にしたい」

■もっとライブならではの空気を
■もっとダンスの精度を高めたい

──3人の声の混ざり方が心地よい「SCH。。L!」に対して、「サマー☆★げっちゅー」は小田さんと田倉さんと堀内さんの3人の一体感あるヴォーカルが歌詞のメッセージを際立たせています。

堀内結流：自分もそう思っていますね。お客さんと一緒に盛り上がれる曲だからこそ、ダンスや歌でもそういう一体感を大事にしていて。サビはヴォーカル3人でユニゾンしたり、ダンスも7人1列になるシーンがあったり、アイスのかたちを作るところがあるんです。それ以外にも惟真とテル、テルと俺、惟真と俺という2人ずつで歌うところもあるので、色が混ざり合うことで生まれる力強さとか、組み合わせが変わることでカラフルに聴かせられることを大事にしましたね。



──『サマー☆★げっちゅー』のリリースイベントではTHE SUPER FRUIT史上初めて観客の声出しが可能になり、6月に＜やついフェス＞に出演、この夏も初のテレビ朝日『SUMMER STATION』や『めざましライブ』出演、そして先日は中日ドラゴンズの試合を盛り上げるべくドームでパフォーマンスしたほか、様々なイベント出演や初ワンマンツアー開催など新しいフィールドへの活躍が増えていると思います。そんな皆さんは今、THE SUPER FRUITにどんなことが必要だと考えていますか？

田倉暉久：最近は、「ちゃんと歌ってちゃんと踊れるだけではだめなんだな」とよく話していますね。「もっとライブをしないといけない。もっとお客さんを巻き込んでいかないといけないな」って。この前、Da-iCEさんと現場をご一緒したんですけど、パフォーマンスの中でお客さんを楽しませられる場所をたくさん作っていらっしゃったんです。そういう部分を、もっとスパフルでも養っていかなきゃいけないなと思っていますね。

鈴木志音：もっとライブならではの空気を楽しんでもらいたいですね。そのためにももっとダンスを揃えたりとか精度を高めたいし、ライブならではの盛り上げ方をしたいし。

阿部隼大：僕は、ライブでしか味わえない楽しみやワクワクが大事だなって思っているんです。レコーディングやMV撮影と同じパフォーマンスするだけなら、ストリーミングサービスで聴いたり、YouTube動画を観ればいいわけだから。でも、リリースイベントに来てくださる皆さんは暑い中、野外会場に来てくださっている。そこまでしてくださる方々には、その時にしか観られないパフォーマンスとか、そのライブでしか味わえない楽しみを感じてもらいたいし、自分たちもそういうライブをどんどん追求していきたいんです。ライブに来てくれた意味を作りたいですね。


──特にTHE SUPER FRUITはコロナ禍で結成されて、SNSで注目を集めたからこそ、リアルなパフォーマンスの魅力を知ってもらいたいですよね。個人的には、こんなにたくましくて情熱的で爽やかでキュートなグループ、なかなかいないと思うので。

星野晴海：すごくうれしいです！ いろんな現場に行かせていただいて吸収することばかりなんですけど、同時に、ポップさや楽曲の世界に入り込んだ表情豊かなパフォーマンスみたいな、スパフルにしかない良さも自ずと見えてきたんです。それはすごく新しくて、成長するうえで重要な一歩だと思うんですよね。

堀内結流：限りある時間を使ってわざわざ遠くまで観に来てくださるファンの方々もいらっしゃるし、暑い中でも来てもらえるのは本当にありがたいし。だからこそ“来てよかった”という思い出を持って帰ってほしいんです。そのためにはライブ力が必要だと思っていますね。MCも含めて、もっと深く考えていきたいなと思っています。

小田惟真：僕自身がメンズアイドルのオタクでもあるので、“推しにこういうことをしてほしい”みたいなファン心理は今後のスパフルの活動にも活かしていきたいと思っていて。たとえばK-POPのアーティストさんだと、僕はそのグループが日本に来たときしか観ることができないですよね。滅多に観ることができない貴重なライブで満足感を得られるとすごくうれしいんです。自分たちのライブでもファンの子たちにそう感じてもらいたい。どのライブに来てくださった方でも満足してもらえるようにしたいです。

松本勇輝：ライブにコール＆レスポンスを取り入れたことで、僕たち自身に新しいライブの価値観が生まれたんです。コール＆レスポンスはやっぱりすごく気持ちよかったし、ファンの人たちも楽しむ方法が増えたんじゃないかなと思っていて。それをもっと定着させて、さらにファンの人を巻き込むようなライブをもっとしていきたいですね。そのためにはもっともっと僕たちの熱意が必要だと思う。だからこのままの勢いでとにかく突っ走って、ファンのみんなと一緒に楽しみたいですね。

取材・文◎沖さやこ





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