【インタビュー】THE SUPER FRUIT、新曲「サマー☆★げっちゅー」に青春「一瞬一瞬を大切にしたい」
“つばさ男子プロダクション”設立と共に誕生したボーイズグループTHE SUPER FRUIT(※スパフル)が9月6日、3rdシングル「サマー☆★げっちゅー」をリリースする。表題曲は夏らしい清涼感と熱量を感じさせるサウンドが耳を引き、夏の代名詞とも言えるワードを散りばめた歌詞には“今できることにチャレンジしていこう”というメッセージが込められている。デビュー曲「チグハグ」の系譜にあるキャッチーでありながらも深い精神性が感じられる仕上がりだ。
◆THE SUPER FRUIT 画像
同シングルのリリースイベントから観客の声出しを解禁し、初のワンマンツアー開催や大型イベントへの出演など、新しい領域に活動の場を広げ続けている。そんな彼らは、今どんなことを思い、音楽活動に向き合っているのだろうか。「サマー☆★げっちゅー」収録曲を通して、メンバー全員の目指すアーティスト像に迫った。
◆ ◆ ◆
■夏は大きい変化が起きる季節だと思うんです
■それを後押しできるパフォーマンスがしたい
──ニューシングル表題曲の「サマー☆★げっちゅー」は、「サクラフレフレ」に続いて季節をモチーフにした楽曲であり、初の夏曲ですね。
小田惟真:今までのスパフルにはないタイプの楽曲だし、斬新で中毒性も高いので、初めて聴いたときから歌うのが楽しみだなと思いました。
▲小田惟真 ※アップルカラー
▲田倉暉久 ※オレンジカラー
田倉暉久:夏ならではの疾走感や楽しさを純粋に感じ取れる曲調でもあるし、“あ、こんな感じでパフォーマンスしたいな”というイメージを掻き立てられましたね。夏らしい要素と演者心をくすぐる要素を兼ね揃えた楽曲だと思います。
星野晴海:“時代は人生100年 / 青春!なんて数ページ”や“大人になれば今日のこと / アイスみたいに全部溶けて忘れちゃうのかな?”とか、楽しい一瞬を大切にした曲だなと思いました。幸せな時間や楽しい時間は一瞬で、終わった後に切なさが残って。その楽しさから切なさまで共有・共感できる曲だし、だからこそ一緒に楽しめる曲になっていると感じています。今回の楽曲も、歌詞も楽曲もサウンドもお気に入りです。
▲星野晴海 ※レモンカラー
▲堀内結流 ※メロンカラー
堀内結流:“フェスとかでも一緒に盛り上がれる曲だな”ってテンションが上がったので、こういう楽曲をお客さんの前で披露できると考えたら、やっぱりワクワクが止まらなくて。
松本勇輝:歌詞を読み込んでみたら、“人生は有限だ”ということが書かれていて。夏も一瞬だし、夏を大切にしたいという気持ち、今を大切にしたいという気持ちが込められている、めっちゃいい曲だなと思いました。
▲松本勇輝 ※ピーチカラー
▲鈴木志音 ※グレープカラー
鈴木志音:めっちゃアップテンポだったので、これに合うダンスが全然想像できなくて。そういう意味でもワクワクしました。
阿部隼大:イントロから衝撃的ですよね。出だしがロック調で、すぐさま中華風になったかと思ったら、めちゃくちゃ夏っぽくなっていく、という展開も面白いし。
▲阿部隼大 ※ココナッツカラー
──今おっしゃっていただいたように、「サマー☆★げっちゅー」は夏の短さに人生や青春の有限性をリンクさせた楽曲だと思いました。あと、目標を持っていたり、何か成し遂げたいものを持っている人、掴み取りたいものがある人に響く曲だと感じて。
堀内結流:そうなんです。
──好きな子に思いを伝えようとする気持ちにも、この夏必死に頑張って来春には絶対志望校に入ろうという気持ちにも、部活動の大会を頑張ろうという気持ちにもフィットするのではないかと思います。皆さんはどんな“げっちゅー=掴み取りたいもの”をイメージしてこの曲と向き合いましたか?
松本勇輝:ファンの皆さんの心を“げっちゅー”したいなと思ってます! 踊っててすごく楽しいんですよ。一緒に盛り上がろー!って思いながら、腕を回して扇風機ダンスしてます。
鈴木志音:扇風機ダンス、すごいよね。一回観たら覚えちゃうぐらいのインパクトがある。みんなに真似してもらいたい!という“げっちゅー”を込めて踊っています。
小田惟真:僕は青春を“げっちゅー”したいなと思いながら歌っています(笑)。ありがたいことにお仕事がたくさんあって、そのぶん高校生らしいことがあまりできていなくて。
──そうですよね。小田さんは今、高校2年生だから。
小田惟真:学生らしいことって今しかできないから、もっと友達と遊んだりしたいなあと思ったりはします(笑)。最近は学校で文化祭の準備をしていて、休憩がてらにアイスをみんなで食べたり、そういう本当に何気ないことに青春を感じていますね。そういう一瞬一瞬を大切にしていきたいなと思っているので、「サマー☆★げっちゅー」にも気持ちを込めています。
堀内結流:みんなが話しているように、パフォーマンス中には“思い出をげっちゅーしたい”という気持ちを込めていますね。やっぱりイベントやライブって、その時限りのものだと思うし、その一回を楽しみに来てくださる方々もいらっしゃると思うんです。だから、その時その会場で、今のこの暑さの中で、この曲を一緒に楽しめたことが、僕にとって最高の思い出です。曲を通して“こんな新曲なんだ!”と笑顔で喜んでくれたり、そういう表情もたくさん見ることができて良かったなと、温かい気持ちになれて。やっぱり“今しかない思い出をげっちゅーできる曲”になってるなと感じます。
星野晴海:やっぱり“げっちゅー”するには、今を全力で楽しむことが大事だと思いました。全力で楽しむって意外と難しいことなのかなって僕は思っていて……楽しいことって、いろんな不安や葛藤があって、それを乗り越えた先にあるものだとも思うんです。楽しい時間が終わると、また虚無感に襲われるかもしれない。でもそんなことを考えていたら、今を全力で楽しめないと思うんです。
田倉暉久:学生時代の夏というと、引退がかかった試合とか甲子園とか部活だったり。夏休み明けにイメチェンしてる人だったり、付き合ってる人たちが増えたりとかかな(笑)。だから、夏は大きい変化が起きる季節だと思うんです。そういうものを前向きに楽しく後押しできるパフォーマンスがしたいと思ったんですよね。
──田倉さんのおっしゃるとおり、夏は大きな変化が起きますし、夏ならではの食べ物やイベントもたくさんあるので、特別な思いを抱く人が多い季節だと思います。そんな季節に誕生日を迎える堀内さんと星野さんと鈴木さんは、夏という季節をどんなふうに捉えていますか?
鈴木志音:僕は9月21日生まれなので。完全に自分を秋生まれだと認識しています。夏が終わったら自分の季節だから、夏の間は“早く秋にならないかな”と思っています(笑)。
堀内結流:誕生日までのカウントダウンみたいな気持ちなんだね(笑)。よく晴海とも話すんですけど、真夏生まれって結構さみしいんですよ。夏休み期間中だから、クラスメイトからあまり祝われないんです(笑)。
星野晴海:そうそう。気心知れた友達と祭りに行って、そのときに焼きそばとかを奢ってもらえるくらいで(笑)、クラスの子たちから祝われる経験は少ないもんね。
堀内結流:誕生日を口実に集まったりはできるけどね。でも、学校に行ったらお菓子タワーができてたり、パーティーみたいに飲み物いっぱい置いてあったり、そういうことこそ青春だと思ってたから、それが味わえないことがすっごく悲しくて(笑)。だからスパフルで共同生活したときにメンバーに祝ってもらって、めちゃくちゃ幸せだったんです。
星野晴海:暑いのは嫌だけど(笑)、夏特有の雰囲気はいいなって。夏の匂いだったり、お祭りのときの夕暮れに感じる暑さと涼しげな雰囲気が混じる空気感だったり、そういう情景を鮮明に思い出せる季節だと思います。だから「サマー☆★げっちゅー」を来年の夏に聴いたら、絶対に今年の夏の記憶が蘇ってくると思う。それでまた来年、「サマー☆★げっちゅー」を通して再来年の夏にの思い出すことができるのかなと思うと、それも楽しみなんですよね。
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