元ちとせ、坂本龍一プロデュースの「死んだ女の子」最新ライブ映像公開

元ちとせが、「死んだ女の子」の最新ライブ映像を公式YouTubeチャンネルで公開した。

◆元ちとせ 動画、画像

「死んだ女の子」は、トルコ出身の詩人ナジム・ヒクメットの詩を中本信幸が日本語に訳し、その訳詞をもとに、外山雄三による作曲で歌曲化した作品だ。原爆の悲惨さと戦争に反対する切なる気持ちが、原爆の火に焼かれてしまった女の子に成り代わって歌われる。

坂本龍一がアレンジ、プロデュースを手がけ、元ちとせが歌う同楽曲の音源は2005年にニューヨークでレコーディングされ、その後、毎年夏に期間限定で配信されてきた。元ちとせが2015年にリリースしたカバーアルバム『平和元年』にも収録されている。


公開された映像は、7月27日に開催されたワンマンライブ＜「Augusta Camp in U-NEXT 〜Favorite Songs〜」Vol.2＞で収録されたもの。「今、届けたい・歌いたい曲」がテーマの選曲で臨んだ同公演で、元ちとせは3月に亡くなった坂本龍一を偲び、「死んだ女の子」と坂本による書き下ろしのオリジナル曲「静夜曲」を披露した。「死んだ女の子」はテレビ番組や音楽イベント、自身の公演などでも歌い続けてきた楽曲だが、YouTubeでライブ映像を公開するのはこれが初となる。