【インタビュー】Cö shu Nie、＜何もしたくない＞と歌う「no future」に色濃い人間味「救いや安心に繋がるんじゃないか」

■ 私達はね、もうやめられないですよね、ずっとがんばります

──もう次の新曲が待ち遠しいですが、その前に9月のツアーが発表されてます。

中村：＜unbreakable summer＞というツアータイトルで、「壊れない夏」と訳せますね。いろんな解釈をしてもらっていいんですけど、「no future」で＜終わらない夏休みが欲しい＞って言ってるんで、終わらない夏休みを叶えるようなツアーにします。8月31日が一生続くような。

松本：ツアーの中だけはまだ夏で、7月8月の時間を止めた。だから、ちょっとMVの世界観と近いですね。時間が巻き戻っていくという。

──ここからアルバムまでの1年半はどうなっていきますか。

松本：自分のミュージシャン人生の中でも、Cö shu Nieは新しいチャレンジが多くて。次のアルバムはいろんなことに挑戦することになりそうだなっていうのがあるんで、今までもいろんな新しさは出してると思うんですけど、より深いところでのチャレンジっていうのを楽しみに待っていてほしいなと思います。その1枚目としての「no future」か、なるほどって思ってもらえたら嬉しいです。

中村：長い戦いにはなると思うんですけど、忠実に、ぶれずに、今考えてることをしっかり再現していくってことが、今のCö shu Nieにとってすごく重要かな、と思っていて。振り返ったときに、すごく充実した1年半だったなって思えるように、そういう意味のあるものにしたいですし、みんなを楽しませるようなことをいろいろと考えて、曲ももっとより深く伝わるように作っていきたいなって思ってます。

──ファンはとりあえず1年半先までは生きてようという希望や約束にもなりますしね。

中村：そうですよ。生きといてくれんとね(笑)。スタッフのみんなともよく、そういう話をします。何か決まってたら、「それを楽しみにそこまで頑張ります」ってファンのみんなは言ってくれる。だから、私達はね、もうやめられないですよね、ずっとがんばります。

松本：1年先のアルバムは初めてだから、実際どういう感じになるのか。

中村：長い道のりだけど、そこまで気持ちを繋いでいけるように1曲1曲を大切にして、どんどん新しく塗り替えていけるようにしていきたいなっていう気持ちですね。点と点を線に繋げていくような活動ができればいいなと思ってます。

取材・文：永堀アツオ

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