【ライブレポート】赤西仁、歴史を遡る独立10周年記念ライブ

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赤西仁が7月1日、2日の二日間、国立代々木競技場 第一体育館にて、独立から10周年を記念した<JIN AKANISHI 10th Anniversary Live>を開催した。

◆ライブ写真

2022年12月23日に、約4年半ぶりのワンマンライブ<Christmas Live 2022>を行い、終了後にサプライズ発表をしてから半年と少し。待望の アニバーサリーライブは2023年から2004年までの歴史をさかのぼり、観客を大いに驚かせた。

「ムラサキ」「Care」「Eternal」と、リリースした年を古い順から刻み、会場からは曲ごとに悲鳴に近い歓声が響き渡った。「独立して10年なんですが、その前に作った曲からやらせてもらいます。順を追って、みんなで一緒に僕の退化をご堪能していただければと思っています(笑)。みなさん、楽しんでいってくださいね」と、軽く自虐を 入れたナチュラルなMCで会場を笑わせる場面も。


独立するまでの歩みを前半として、中盤のMCでは山田孝之、JIMMY MARTINがステージに登場し、配信番組『NO GOOD TV』の収録をするという企画を行った。7月2日公演では「今日はすごい方がゲストで来てくれています!」と正座をして待つ3人の前に現れたのは、オリエンタルラジオの藤森慎吾。「 藤森ですみません」と客席に向かって頭を下げるも観客は温かく拍手し、歓迎ムードに。これまでオンラインでは共演はしているが、実際に会うのは初めてだという藤森に、会場からは驚きの声があがった。番組収録用に「チャラ大喜利」や「ことわざシュレイズ」とジェスチャーでことわざを伝えるゲームに興じる4人の姿を、約10,000人の観客が笑いを交えながら見守っていた。


後半は2013年以降の曲で構成されており、トロッコで後方へと移動してサブステージでバンドセッションを行ったり 、重いリズムのパーティーチューンで場内を揺らしたりと、多彩な曲で盛り上げた。山田孝之とのユニット“JINTAKA” での楽曲「Choo Choo SHITAIN」では山田孝之とパフォーマンスし、錦戸亮との共同プロジェクト“N/A”で制作した『NO GOOD TV』のテーマ曲「No Good」では、 7月2日公演のみ錦戸亮がサプライズ参加。予期せぬ登場に歓声がひときわ大きく場内に響き渡り、その反響には錦戸も両手を広げて満面の笑顔で応える。歌い終わると「10thアニバーサリー! 仁くん、10周年おめでとう!」と笑顔で祝福し、はけていった。


熱気が最高潮に達したエキサイティングな空気のまま、火花とライティングで派手に「Thank you」を歌い、上手や下手のセットへと移動し、客席に向かって頭を下げて感謝の意を表す場面も。ラストを飾ったのは、2013年に制作した「Love Song」。タイトル通り、恋愛の曲でもありつつ、実は独立すると決めたときに、ファンに向けて書いた曲だったと告白。「いつ言おうかと思いつつ、タイミングを逃してきて。今日がふさわしいかなと思い、この曲でショーを締めくくりたいと思います」と語って歌い上げ、温かい拍手に包まれてアニバーサリー公演が終了。全28曲という豪華なセットリストで、赤西仁のアーティストの歴史が詰まった記念すべき一夜となった。

8月末からは初の全国ファンクラブツアーを開催するといった嬉しい告知もあり、 アニバーサリーイヤーとしての楽しい催しは、まだまだ続く予定だ。

写真◎田中聖太郎

セットリスト

01. ムラサキ
02. care
03. Eternal
04. LOVE JUICE
05. Wonder
06. TIPSY LOVE
07, Hey What's Up?
08. Seasons
09. Temporary Love
10. Go Higher
11. Sun Burns Down
12. アイナルホウエ
13. Good Time
14. Let Me Talk To U
15. Baby
16. Summer Loving
17. Summer Kinda Love
18. Mi Amor
19. We the Fire
20. Baila
21. Dayum
22. Choo Choo SHITAIN
23. Blessèd
24. Love Yourself(7/1のみ)
25. Yesterday
26. No Good
27. THANK YOU
28. Love Song (7/2のみ)
26. Fill Me Up
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