【インタビュー】Atomic Skipper、メジャー1stフルアルバム『Orbital』発売「これを聴いてもらえたらAtomic Skipperがわかる」

■ツアーでは様々な側面を見せたいし、お客さんからのいろんな感情や反応を感じ取れたら

── そして、6月からリリースツアーがスタートします。今回のアルバムにも、今年2月に恵比寿LIQUIDROOMで開催したライヴ（＜Atomic Skipper “閃曲万頼 FESTIVAL”＞）の映像もBlu-rayに収録されていますし、とにかくライヴを観て欲しいという気持ちが伝わります。


中野：CDを出してツアーをまわるのって今の時代には沿ってないかもしれないんですけど、やっぱり直接会って話すというコミュニケーションを凄く大切に感じてるんです。各地でどんな人がいてくれて待ってくれてるのか楽しみにしてますし、その人たちに向き合って歌えたらいいなと。

── バンドとして、ライヴハウスにはこだわりたい？

久米：もちろんそうですね。ドラムの和希に出会ったのもライヴハウスですし、BUNS RECORDSに紹介してくれたのもFMステージ（ライブハウス磐田FM STAGE）で出会ったバンドでしたし、僕たちのターニングポイントにはずっとライヴハウスがある。でも、ライヴハウスで育ったから恩返しをしなきゃ、っていうより、ここでやりたいからやり続けるっていう感じではありますね。

神門：心の拠り所として、いちばん近くにライヴハウスがあればいいなという感覚です。

── では、最後にツアーへの意気込みを聞かせてください。

松本：久しぶりのリリースツアーですし、様々な側面を見せたいなと思いつつ、お客さんからのいろんな感情や反応を感じ取れたらいいなと思ってます。

久米：僕らの楽曲って、ライヴでやったときに新たな発見みたいなのがめちゃめちゃあって。それこそ、『思春を越えて』（1stミニアルバム）の楽曲をやってもどんどん成長し続けてるし、成長限界がないんです。今回はフルアルバムのツアーだから初披露する楽曲が多い分、気づくことがたくさんあるでしょうし、そこも楽しみですね。

神門：マスクが外れて声出しもOKになってきた状況の中、このフルアルバムはシンガロングが多いのも特徴のひとつになってると思うので、それをお客さんと一緒に感じられたらいいなと。そうすれば、新しいライヴハウスの形が作れるんじゃないかと考えたりもしています。昔に戻るんじゃなくて、1周まわったからこその新しい形。そんなふうに、この作品をお客さんと対バンと一緒に完成させられるツアーにしていきたいですね。

中野：自分たちにとって初のフルアルバムでありメジャーの1枚目。新たな一歩というタイミングですし、改めてライヴハウスが楽しい、Atomic Skipperのことを好きだってみんなに思ってもらえるような素晴らしいツアーにしたいと思ってます。

取材・文：ヤコウリュウジ

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