【インタビュー】山之内すず、DAM CHANNEL 19代目MC就任「山之内史上一番元気でハジけています(笑)」
カラオケファンにはお馴染みの人気コンテンツ「DAM CHANNEL」。2023年4月からは、タレント/女優/モデルなど幅広いジャンルで活躍中の山之内すずが19代目MCとして登場する。カラオケが大好きで、演歌からヒップホップまでジャンルレスでよく歌っているという彼女。今回はMC就任の意気込みを伺うとともに、「小さい頃から支えられてきた」という音楽について深掘りをしてみた。
■恥ずかしいみたいな気持ちは年々なくなっています
■楽しければなんでも良いってことが染み付いてきました(笑)
──「DAM CHANNEL」の新MCに就任された今のお気持ちを聞かせてください。
山之内すず:お話をいただいた時は、とにかくびっくりしました。私はカラオケが大好きでよく通っていたし、DAM CHANNELもずっと見ていたので、そんなところに山之内が!?という驚きが(笑)。今までに経験したことがないくらい驚きすぎて実感がなかったんですが、スタジオでセットを見て、オープニングを撮って、実際にアーティストの方にインタビューさせてもらってやっと「自分がMCなんだ」という気持ちになって来ました。と言っても、放送が始まるまではドキドキですけど(笑)。
──MC就任の際の大きなマイク、持ってみてどうでした?
山之内すず:あまりにも大きくて最初はどう持ったらいいかわからなかったんですが、なんだか(前任の)貴島明日香さんからのバトンを受け取ったような気持ちで、「大丈夫かな!?」ってちょっと不安もよぎりました(笑)。すごく嬉しいけど、大好きな番組だからこその不安ですよね。歴代のMCの方もすごいじゃないですか。錚々たる顔ぶれで、「ここに山之内か…!」っていう(笑)。MCの名に恥ないよう頑張ります(笑)。
──改めて聞くまでもないですが、カラオケは小さい頃から好きだったんですか?
山之内すず:子供の頃から大好きです。親とも行っていましたし、小学生の頃はおばあちゃんとよく行っていたんです。おばあちゃんがカラオケ教室に通っていたので、その練習を一緒にしたり、見に行ったりしていました。
──じゃあ演歌なんかも歌うんですか?
山之内すず:はい。祖母が「津軽海峡冬景色」と「タッチ」をめちゃくちゃ練習していたので、私も一緒に歌ったりしていました。
──最初に、自分自身で歌ってみたいと思った曲は?
山之内すず:私はボーカロイドが大好きで。小学5年生くらいだったと思うんですが、当時はまだカラオケに5曲くらいしか入ってなくて、その中に(DECO*27さんの)「ゆめゆめ」という曲があったんですね。その曲は知っているボカロの中で唯一歌える曲だったので、すごく練習した記憶があります。他にも好きな曲はいっぱいあったけど、まだカラオケに入ってなかったから、「ゆめゆめ」はちゃんと歌えるようにたくさん練習していました。
──他にはどんな曲を歌っていたんですか?
山之内すず:今思い出したんですが、そういえばお兄ちゃんと2人でずっと「おしりかじり虫」を歌ってた(笑)。あと、母がDREAMS COME TRUEが好きだったので、小さい頃からよく歌っていましたね。ジャンルとかじゃなくて、いろいろな曲を聴いていたし、いろいろな曲を歌っていました。
──歌に関しては、緊張とか全然しないタイプですか?
山之内すず:小さい時は家族から「下手や」って言われながら育って来ました(笑)。その後友達とカラオケに行くようになって、大きい声で友達の前で歌うのが楽しいと思うようになりましたけど、友達と行くカラオケが楽しいのであって、音楽のテストでみんなの前で歌う時とかは、緊張して全然声が出なかったです。あれは苦い思い出(笑)。
──カラオケとは別物ですよね(笑)。
山之内すず:本当に。お仕事を始めてから一度だけ<音霊>というイベントのステージで、キマグレンのクレイさんのバンドでボーカルをさせてもらったことがあったんですが、あの時も緊張しすぎて全然歌えなかったんですよね。人前で歌うことってあまりないですけど、恥ずかしいっていう感情がなくなったのは最近のような気がしますね。
──すずさんの誕生日イベントでも、歌って踊ってめちゃくちゃ楽しそうでした(笑)。
山之内すず:そうですね(笑)。もう恥ずかしいみたいな気持ちは年々なくなっています(笑)。楽しければなんでも良いってことが染み付いてきました(笑)。
──最近はどんな音楽が好きですか?
山之内すず:最近は新しい音楽やアーティストを開拓するというよりも、以前聴いてた曲を聴き返すことがすごく多くて。AIさん、Crystal Kayさん、木村カエラさん…。小学生の頃にすごく大好きだった人たちの曲を大人になった今聴いて、改めて素敵やなあと思ったりしています。
──あの頃はわからなかった、歌詞の意味もわかるようになるし。
山之内すず:そうなんですよね。小学生の頃なんて恋愛の感情とかわからないのに、Crystal Kayさんの「ダーリンP.P.P.」っていう失恋の歌とかを聴いていましたし(笑)。でもあの頃は、リズムの感じだとかそういうのが好きで聴いていたんですけどね。大人になって聴くと、すごくマセた曲を聴いてたなって思います。あとはずっとHoneyWorksさんが好きで。もう10年以上好きなんですけど、最近イベントとかもあったりして、ずっと聴いていますね。
──ライブに行く機会も多いですか?
山之内すず:ライブはあまり行けてはいないんですが、好きなバンドのライブはちょこちょこと。それこそHoneyWorksのライブも行きましたし。今まで行ったことがあるのでいうと、バンドが多いです。そんなに大きくないハコだからこそ楽しめる部分もたくさんあるじゃないですか。武道館とかももちろん圧倒されるし音楽の偉大さを感じるんですけど、小さいハコで普段聴いている音楽が聴けるってすごく嬉しいんですよね。表情もちゃんと見えるし、狭いぶん感情がそのまま入ってくるような感覚がすごく好きなんです。
──リスナーとして音楽を楽しむ気持ちもしっかり持っているすずさんだからこそ、MCのお仕事もこれからもっと楽しめる気がします。
山之内すず:でもMCの経験というのはあまりないので、この1年を通して、自分自身も成長できたらなと思っています。昔から音楽が大好きで、カラオケが大好きな人間なので、アーティストさんから直接言葉が聞けるっていうのはすごく貴重な機会ですし、一ファン目線も持っている人間だからこそ、見てくださっている方々に寄り添った発信の仕方ができれば良いなと思っています。
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