圭、初ワンマン2days公演後に[ kei ]に改名。 [ kei ] として初ライブ&SGリリース

ポスト

圭が、“圭”名義のラストワンマンライブ<[ IIIIII ]>を12月26日、27日に東京・渋谷ストリームホールにて開催した。

2日間のステージを通して、この意味深な6本線のタイトルが“圭”という文字を解体し、並べものであったこと。さらには、それに伴って開催した今回の2公演は、“-DISMANTLING-“と副題をつけた1日目は『4 deus.』、”-REBUILDING-”とつけた2日目は『utopia.』というインストアルバムを各々の公演のコンセプトに置き、それに合わせて歌ものの曲を振り分けて、バンドがあった時期に制作した過去のソロ曲を自ら解体、再構築してくライブであったことを、実演を通して種明かしをしていった。



2日目のライブの最後には、圭から[ kei ]へとアーティストネームの表記を変えること。さらに、この2日間のライブのアンコールで初パフォーマンスした2曲の新曲の「MIRACLE」をタイトル曲、「ETERNAL HEART」をC/Wに収録し、[ kei ]としての幕開けとなるニューシングルを2023年3月1日にリリースすることを発表。

また、このリリースに合わせて、ワンマンライブ<MAKE A MIRACLE>を2023年2月25日に東京・渋谷ストリームホールにて開催することも伝えられた。

圭から[ kei ]へ──。BAROQUE時代も、新しいタームの始まりを告げるようにカタカナ、小文字、大文字とバンド表記を変えてきた。今回はバンドと並行してやってきた時代のソロ=圭から、バンド休止後に既存の曲、提供曲を使って様々な試行錯誤を繰り返しながら到達した、ギターを基盤に歌唱もするという現在のソロアーティスト=[ kei ]のスタイルの本格的な幕開け。そのタームの始まりを告げる改名といえるだろう。

偶然にもbaroqueでメジャーデビューして20周年を迎える2023年。3月1日にリリースとなる[ kei ] としての幕開けを飾るニューシングル「MIRACLE」は、圭がギターを弾きながら歌う現スタイルになって以降、初めて世に出す作品となる。



「バンドが休止して、一人になって以降、自分が初めて歌に挑戦したりできたのはみんなの存在があったからこそ。そんな人たちにGIFTとして贈りたい」とステージでこの「MIRACLE」が完成した経緯について語っていた[ kei ]。

新曲に込めたGIFT感も感じさせるニューアー写。さらには、今後撮影が予定されているこの曲のミュージックビデオを通して、2023年はこの「MIRACLE」で世の中に[ kei ]というソロ・アーティストの本格的な幕開けを告げていくことになる。

そして、その[ kei ]が最初のアクションとして、2023年2月25日に東京・渋谷ストリームホールにて行なうワンマンライブ<MAKE A MIRACLE>を開催。[ kei ]としての新しい幕開けにふさわしい、新しい瞬間を目撃するライブになりそうだ。

以下、本人から届いたコメントを紹介する。

「本格的な意味でのソロ・デビューです。歌はまだ経験は浅いですけど、自分の気持ちからしか届けられない歌があると思っています。ギターを軸に、自分にしかできない音楽世界を少しでも多くの作品にして、多くの人に届けていきたです。ギターから入ってもらってもいいし、歌から入ってもらってもいいし。自由に楽しんでください」(圭)

文◎東條祥恵
ライブ写真◎尾形隆夫(DAY1_12/26公演)、内野秀之(DAY2_12/27公演)
この記事をポスト

この記事の関連情報