ボブ・ディランのサイン入り本、オートペンによる署名だったことから出版社が謝罪

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アメリカの出版社サイモン&シュスターは、ボブ・ディランの“手書きのサイン”入りとして900冊限定、599ドル(約8万5,000円)でディランの新著『The Philosophy Of Modern Song』のリミテッド版を売りに出したが、購入者たちからサインは本人の手書きではなくオートペンを使用したものであるとの苦情が殺到し、誤りを認め、謝罪した。

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リミテッド版は先週金曜日(11月18日)から購入者たちの元に届き始め、記載されたサインを念入りに調べ、それが自動で署名を行う装置、オートペンを使用したものであることに気づいたファンが現れたという。

この情報はネットを通じ瞬く間に広がり、出版社のサイモン&シュスターは日曜日(20日)、「『The Philosophy Of Modern Song』のリミテッド・エディションを購入した方々へ謝罪したいと思います。このリミテッド・エディションにはボブのオリジナル・サインが含まれてはいるものの、複製という形式で書かれていたことが判明しました」との謝罪文をSNSに投稿し、返金を申し出た。

『Variety』によると、出版社は金曜日の時点では、サインは手書きで返金の要望には応じかねると主張していたが、日曜日には「おかされた誤りを謝罪し、全額返金いたします」とのメールを購入者たちへ送信したという。

現時点、ディラン側からこの件に関しコメントはなされていない。





Ako Suzuki
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