【インタビュー】AISHA、自分を信じることの大切さをまっすぐに歌う

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■最近は、全部自分でやるんじゃなくて
■人に頼っていいんだと思えるようになりました

――楽曲の配信と同時に公開されたMVも素敵ですね。

AISHA:MVは本当にシンプルに、すごく広くてきれいなスタジオで撮ったんですけど、私と、マイクロフォンと、洋服も白のシャツとジーンズというシンプルな恰好で、今井さんと佑さんもちょこっと出てくれています。本番前に今井さんがピアノで「I BELIEVE」を弾きだして、私が歌ったりして、すごく良い空間の中で撮影できました。その風景も撮影していてMVに入っています。

――あれはすごくいいシーン。

AISHA:今井さんは『CANDY LOVE+』を全プロデュースしてくれた人で、次の道について私が悩んでた時にすごい助けてくれて、AISHAがどういう方向に行くべきかを引き出してくれた人なんですよ。そのあとに初めての大ヒットソングに出会えたので、恩人でもあるんです。だから久しぶりに今井さんとこの曲を作れたことがうれしくて。



――AISHAには大切な人がいっぱいいる。

AISHA:いっぱいいます。助けられまくっています。あと最近は、全部自分でやるんじゃなくて、弱いところは人に頼っていいんだなって思えるようになってきました。自分が得意なことややりたいことは自分でやって、わからないことは人に頼って、「これやってくれる?」って言えるようになってきました。そしたら楽になりました。

――今までは何でも自分でやりたい人だったけれど。

AISHA:そう。自分で全部でやりたいと思っていたんですけど、そうすると大きいPICTUREが見えなくなったりするので。

――すごく良い進化をしていると思います。今は11月で、今年もあと1か月ちょっと。AISHAにとって2022年はどんな年だった?

AISHA:前半は落ち込む瞬間もいろいろあったんですけど、「I BELIEVE」の通り、なんでこうなってないの?って思うより、なるようになるからって、こうであるべきというものをLet Goして、自分のことをTRUSTして、わくわくすることをどんどん見つけられた年だったと思います。だからこの曲のタイミングがばっちりで、初めてちゃんと自分のことを信用してあげて、将来の不安を捨てられるようになった年。大丈夫だよ!って自分に言えるようになった年です。

――素晴らしいなぁ。

AISHA:みんなもそう感じてもらえるといいな。2番のヴァースで“Julie called today She’s asking「hey are you okay?」”というところ、友達から電話で「ヘイ、大丈夫なの?」って、そのあと“I can feel her smiling on the phone&I remember I am not alone”って、彼女がスマイルしながらしゃべってるのがわかるとか、自分のことを気にかけてくれる人がいるんだって思うだけで、寂しさが消えたり、ひとりぼっちじゃないんだと思ったり、元気が出たんで。みんなもきっと、誰もいなくて寂しいと思いがちだけど、ちょっと連絡できる人がいるとか、お父さんやお母さんから電話が来たとか、そういうことも当たり前じゃなくて、自分のことを気にかけてくる人を大事にしないとなって、すごい思いました。だから入れたんですよね。

――Julieちゃんというのは、AISHAの実在するお友達。

AISHA:そう! 高校生からの一番の大親友。でもみんなにもJulie的存在がいるんじゃないかなと思っていて、家族なのか友達なのか、仕事仲間なのかもしれないけど、「どうしたの? 大丈夫?」って一言言ってくれる人が、あなたの周りにもきっと、いないふりをして実はいると思うんで。そういう人を大事にして、自分も人に対して「大丈夫?」って気にかけられるようにしなきゃいけないなと思いました。「自分はしてもらえない」じゃなくて、自分は誰にしてあげられる?って考えることも大事だと思います。

――そういうAISHAの姿勢は、一つ前の「Love Package」とも共通していると思いますね。

AISHA:そうですね。曲調は違うけど、言いたいことやメッセージは似たところがあります。「Love Package」はあなたのために「大丈夫? 元気にしてる?」という曲で、「I BELIEVE」は、「信じることを大切にしようね」と歌っています。

――たくさんの人に届きますように。今後の予定は?

AISHA:まだ決まってないですけど、12月にもライブをやる予定です。あと、11月19日と20日に次の曲のPVの撮影があって。この話はまだしちゃいけないのかな?

――「I BELIEVE」の次の曲ですよね。でももうAISHAのツイッターでも発表しちゃってるし、言っちゃっていいんじゃないですか(笑)。カップルや夫婦やパートナーを公募して、出演してもらうんですよね。

AISHA:そうなんです。この次にリリースする曲では、私がメインキャラじゃなくて、ドキュメンタリーっぽいPVが撮りたくて、もう150組ぐらい応募があったんですよ(※応募はすでに締め切り)。ディレクターがフランス人の、けっこうぶっとんだ人で、すごい面白い映像を撮る人なんですけど、「150組撮るぞ!」とか言っていて、それは無理でしょって(笑)。今回は、俳優さんと女優さんに来てもらって撮るんじゃなくて、本当に愛を感じている二人の目線を撮影したいなと思っていて、それをこれから撮ります。

――楽しみです。どんどん次の予定に行ってるから、追いつくのが大変ですよ。

AISHA:ごめんなさいね(笑)。次はド恋愛曲になるので、楽しみにしていてください。今年はもう終わるけど、まだまだやらなきゃいけないことがたくさんあって、これからもっと頑張らなきゃっていうモードです。すごい幸せなことですよね。自分のやりたいことができてラッキーだなと思いますし、楽しいだけじゃなくて大変なこともたくさんあるんですけど、すごいわくわくしてます。自分の行きたい方向がしっかり見えてきたので楽しいです。

取材・文:宮本英夫

リリース情報

「I BELIEVE」
2022.11.2リリース
https://lnk.to/AISHA_IBELIEVE

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