カーリー・サイモン、姉2人を相次いで喪う
カーリー・サイモンは先週、姉2人を続けてがんにより喪ったという。水曜日(10月19日)にオペラ歌手だったジョアンナが85歳で、翌日(20日)、シンガー・ソングライターのルーシーが82歳で亡くなった。ジョアンナは甲状腺がんを、ルーシーは乳がんを患っていた。
◆カーリー・サイモン画像
ジョアンナ・サイモンはオペラ歌手だけでなく、ジャーナリストとしても活躍。精神疾患と創造性についての報道でエミー賞を受賞した。ルーシーは60年代前半にカーリーとサイモン・シスターズを結成し、3枚のスタジオ・アルバムをリリース。ソロ転向後は、夫デヴィッド・レヴィーンと制作した子供向けのアルバム『In Harmony』(1980年)と『In Harmony 2』(1981年)でグラミー賞の最優秀子供向けレコード賞を2度受賞し、90年代にはミュージカル『The Secret Garden』の作曲家としてトニー賞の候補に挙がった。
カーリーは姉2人を喪ったことに「悲しみでいっぱいで、話すことができません。彼女たちの死は長く心の中に留まり続けるでしょう。悲しい日ではありますが、彼女たちの素晴らしい人生を祝福することなく、彼女たちを追悼することはできません」などと、『People』誌にコメントしたという。
三姉妹は2018年にフォトグラファーだった弟、ピーターをがんで喪っていた。
カーリー・サイモンは今年、ロックの殿堂入りすることが決まっており、11月5日にその式典が開かれる。
Ako Suzuki