【インタビュー】キズ・来夢が今思うこと「大切にしてもらえる歌詞が一文でもあればいい」

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2022年に入り、1月にLINE CUBE SHIBUYAでのワンマンライヴ<VISUAL>、3月に初の男性限定ワンマンライヴ<漢地獄>、4月に主催イベント<全日本白塗協会>、5月に日本青年館でのワンマンライヴ<天獄>と、コンセプチュアルなライヴを立て続けに開催してきたキズ。

攻めの姿勢を貫く意図があるのかと思いきや、インタビューで来夢(Vo,G)が口にしたのは、「できることをやっているだけ」というシンプルな言葉だった。できないことを嘆くのではなく、できることに全力を尽くす。結成初期は想像の裏の裏をかくような異端児だった彼らが、コロナ禍に突入後「拗ねていた」という時期を経て、結成5年目にしてここまでの直球を投げられるようになったのだ。

ニューシングル「リトルガールは病んでいる。」でも、突き抜けるような力強いメロディとシンフォニックアレンジが重厚な表題曲のほか、意外なほどポップに仕上がった「日向住吉」、語り調のヴォーカルで淡々と進む「症状その (2)」など、新たな要素が堪能できる。
何が来夢の思考回路を変えたのか? 

BARKSでは2回に分けて、今年の活動を振り返りつつ、自身の変化や、「歌」についての想いまで、じっくり語ってもらう。過去のインタビューでのイメージは一度取っ払って、「今」の彼の言葉を聞いてほしい。

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■どうせ音楽をするんだったら人のためになったほうがいい

──キズの過去のインタビューを色々拝見していると、それぞれのタイミングで思っていることを赤裸々に話されている印象で。その都度、自分のことを理解してほしいというモードだったり、もう吹っ切れましたというモードだったり、色々変化してきているんですけど、今のモードとしてはいかがですか?

来夢:今のモードは……また全然違いますね(笑)。明らかに昔のインタビューとは180度違うことを考えてると思います。ひとりで病みがちなんですけど、考え込んでいるうちに、今日自分が言ってたことを明日も言っているかどうか自分でもわからなくなってくるんですよ。でも、今はたぶん、聞いていただけたらなんでも言えるモードではあります。聞きにくいところでも聞いていただけたら全然答えられます。

──それは、昔より強くなったという?

来夢:言葉にするとしたら、心の余裕ができたのかもしれないです。今は、何も気にせず、すべて素直に答えられる自信があります。だいぶイキがってましたからね(笑)。これまでのパーソナルインタビューはパーソナルじゃなかったというか、全然隠していた感じがします。

──まず今年の活動を振り返ると、1月の<VISUAL>というタイトルを冠したワンマンから始まり、男限定ライブ、<全日本白塗協会>、初の青年館ワンマンとコンセプチュアルなライブが続きましたね。今年はいろんなことをやっていくぞ、みたいなイメージがあったんですか?

来夢:いや、そういう気持ちはまったくなくて。僕ら、コロナ禍のここ2年間くらい、結構拗ねてたんですよ。中学校の文化祭から始まって、今までライヴをしない月がないような人生だったから、コロナ禍でライヴハウスを奪われたら何もできないことに気づいて。できるようになっても、今度はキャパ半分で、声出せねえし……ってガキみたいに拗ねて、もう無理や、何していいかわからんって正直に言ってて。いっそバンドを1回やめて、コロナ禍が明けたらこのメンバーでまたやればいいじゃん、くらいのモチベーションだったんです。でも、まあ試しに1回ライブやってみるかってやったライブがめちゃくちゃ楽しくて。声が出せないとか、キャパが半分とか、そんな小さいことを気にしてた俺らだせぇなって思うほど楽しかったので。そのノリで、じゃあ楽しいことをどんどんやっていこうっていう流れですね。計画的な感じじゃなくて、思いついたことをできる順からやっていっているだけです。<白塗協会>もそうですし。

──こういうアイディアは、来夢さんから出てくることが多いんですか?

来夢:そうですね。プライベートの仲間うちでも「みんなでなんかしようぜ」っていう言いだしっぺは僕が多いかもしれないです。でも、面倒くさいことは他に任せる(笑)。だから、<白塗協会>もただの言い出しっぺとしか思ってないです。みんながみんな主催者だと思ってやったつもりなんですよね。コロナ禍で好きに体が動かせるようなライブができないわけですけど、それはどこの業界も一緒だから、今がチャンスだって逆に思ったんですよ。やっぱりヴィジュアル系とかロック界隈のハードルって、観客のノリ方が激しくて入りにくかったりするから、普通にみんな同じルールの中でライブを楽しんでる今は、純粋に音楽を聴いてもらえるチャンスだと思って。だからこそ、いろんなジャンルごちゃまぜで、白塗りという共通点でやりました。当日は、気楽にお祭り騒ぎする感じかなと思ったんですけど、みんなマジでしたね(笑)。どのバンドさんも本気で、ちょっとひとひねりしてて。このイベントに対する想いが伝わってきて、めっちゃ嬉しかったです。

──白塗界の大先輩が集結してましたもんね。

来夢:はい。ニューロティカさんは、僕が高校時代メロコアのバンドをやっていた時に地元の宮崎で対バンさせていただいていて。もう10年以上前にリハを見ていたバンドのリハをまた見れたことに感動して、いろんな感情に包まれましたね。あと、メリーさんは事務所の先輩なんですけど、僕は昔のメリーを映像でしか見たことがなくて、勝手に白塗りだと思ってたんですよ。で、オファーしたら「白塗りじゃないですけど、白塗りして出るよ」って言ってくださって。先輩に白塗りして出てもらいました(笑)。

──1月の渋谷公会堂ワンマンに<VISUAL>というタイトルをつけたのは?

来夢:<VISUAL>って、自分が好きなものとして胸を張ってて、今もそうなんですけれども、ただ、<VISUAL>ってタイトルの文字を見た時に、ちょっとだせぇなって思っちゃった自分がいたんですよ。だから、ライブが終わった頃にはこの<VISUAL>っていうタイトルがめっちゃかっこよく見えたらいいなあっていう、すごく高いハードルのもとつけました。あと、ちょっとひねくれてるんで、こんな若僧が<VISUAL>ってタイトルをつけて、怒る先輩とかいそうやなと思ったのもあったんですけど、意外と誰もいなくて寂しかったところもあります。今<VISUAL>っていうタイトルを僕らがつけても誰も何も言わないんだ……っていう意味でも、いろいろ感じました。



──ある意味、その言葉に挑むような気持ちだったと。

来夢:そうですね。俺自身はまだ<VISUAL>を背負うなんて早いし、生意気って自分でわかってるんですけど。ドンとタイトルにつけてみました。

──<VISUAL>にしても、白塗りにしても、ストレートすぎて逆に誰もやらないところを攻めてるなあと思うんですよね。

来夢:うーん……いろいろ考えたんですけど、僕ができることなんて限られてるので、できることをやってるだけです。人がやらないことはやらないって絞ってたら、何もやることがなくなるんですよね、僕みたいな脳みそ筋肉でできてるようなヴォーカリストは。だから、できることを全力でやってるっていうイメージですね。

──ちなみに、白塗りを続けていることに理由はあるんですか?

来夢:理由はふたつあって。ひとつは、裏切りたかったんですよ。僕の前のバンドから考えたら、次はちょっとスッピンぽい感じで来るんだろうなって誰もが思ってただろうし、俺も想像できてたので。そんな見え見えな未来は嫌だなと思って、自分でも想像できなくて、でも好きで誇りを持てるものということで白塗りになりました。それも、それ以外の選択肢がなかったんですよね。ふたつ目は──あんまり言ったことないんですけど、歳を取ってもずっとできそうな気がしたから(笑)。ファンデーションの色とか、アイラインとか、細かいことを気にするのが嫌になったんですよね。とは言っても、白塗りの歴史みたいなものには詳しくないんですけど。今、僕らが白塗りしていることに対して人一倍誇りを持っておけばいいかなと思ってますね。

──それはメンバー全員の共通認識なんですか?

来夢:実は、ベースのユエは白塗りじゃないんですよ。今、メイクや衣装は個人に任せてるんです。昔は、みんな白学ランだったり、赤とか黒で合わせてたんですけど、最近は全然違ってて。そこもだいぶ意識が変わったところで、「俺はこういう曲を書いて、こういうものを着るから、みんなも好きなのを着て」っていうふうになりました。俺ら、まとまりのなさを突き詰めたバンドだと思うんですよね。メンバーの意識が全然違うので、キズっていうバンドが4つある感じ。


──最近は特に個性的ですし、これまでのヴィジュアル系の枠を広げつつあるんじゃないかと思います。

来夢:そう言ってもらえると嬉しいですね。枠を広げるのは結構意識してるかもしれないです。僕はヴィジュアル系も大好きなんですけど、ヴィジュアル系と並んでヒップホップも大好きだし。最初は、ヴィジュアル系をやっている以上、自分の好きなものは隠さなきゃいけないと思ってたんですけど、コロナ禍あたりから、やっぱり自分の好きなものは全部出したいという気持ちに変わって。今回の新しいアー写では、ブレイズに学生帽で白塗りっていう奇妙なスタイルに落ち着きました(笑)。結果的に、それが新しいことになっているし、自分の好きなものに対して素直になって、ヴィジュアル系というものにも人一倍誇りをもってやればいいのかなと思っています。音楽的にも、「ストロベリー・ブルー」という曲に、ゴリゴリのラップを入れたんですよ。ヴィジュアル系のファンはラップに距離感がある人も多いだろうし、聴いてもらえるか不安な要素があったんですけど、「良い」って言ってもらえたのはすごく嬉しくて。素直になって良かったなと思いました。そもそも、1stシングルの「おしまい」を出した時から、何かに挑戦したいという野望はめちゃくちゃあったんです。でも、どうしても最初は臆病な自分がいて。そういった意味でも、今は心の余裕があるんでしょうね。「ストロベリー・ブルー」が分岐点になって、そこから会場・サブスク限定の「ピアスにフード」を出して、次に「リトルガールは病んでいる。」というシングルを出すんですけど、これはいい感じのバランスで作れたなと思います。



──コロナ禍がきっかけということは、ここ2年くらいでそこまで大きく変化したんですか。

来夢:ガラッと変わっちゃいましたね。やっぱり、いったん足を止めるということは、人生的に素晴らしいことなんだなって。あの時期に昔の自分のインタビューを読んだりしたんですけど、「誤解されてる」とか、結構ひどいこと言ってるなあと(笑)。今は、全てをわかってもらえなくてもいいし、こういうことを受け取ってほしいとかは重要じゃなくなりました。大切にしてもらえる歌詞が一文でもあればいいと思うし、どこが響くかは人それぞれなので。僕がひとつのことを歌っていても、届く場所は一人ひとり違っていいと思います。

──すごく大きい心構えになりましたね。

来夢:そうなんですよねえ。だから、自分としては今の自分がちょっと嫌いですね(笑)。もうちょっとハングリー精神を持っておきたいんですけど。プライベートでも怒ることはほぼないし、制作していても昔みたいにカリカリしなくなったし、ライブ以外で熱くなることがない。いい意味で熱量が下がったのかもしれないです。

──そういう大きな変化を経て、5月に開催された日本青年館のワンマンライブの手応えはいかがでしたか?

来夢:ぶっちゃけ青年館はソールドしないと思ってたんですけど、ソールドしてもしなくてもちゃんとライブをしよう、来た人を満足させようと思ってたんです。そしたら、ソールドしてびっくりしました。結果、僕の中ではわりと満足がいったし、いいものを見せれたなと思います。で、次のライブの告知をしたんですけど、すぐに野音やりたい、すぐに野音のライブが観たいっていう気持ちになったんですよ。今まで、先輩とかが『次につながるライブだった』とか言ってるのを聞いて、その意味がわからなかったんですけど、「あ、こういうことかもしれない」って初めてわかりました。あの場に来た人たちにとっても続きが気になるライブができたんじゃないかなと思います。言ってしまえば、まだ未完成だったというか、野音の<そらのないひと>に向けての第0章みたいな、そんな感覚のライブでした。

──新しく始まった感じがしたんですね。

来夢:新しく始まった感もあったし、あの衣装を受け入れてくれたのが大きかったです(笑)。赤のパーカーにニット帽、ブレイズにサングラスで、ヤンキー座りで「鳩」を歌うっていう……あの姿をみんなが受け入れてくれた瞬間は、俺の人生にとって忘れられない瞬間でした。イヤなものはイヤって言わないと、俺とんでもないところに行っちゃうぜ?って思いつつ(笑)。とにかく、今は野音が楽しみで仕方ないです。怖いことに、もうできる気しかしないんですよ。その根拠がないから怖いんですけど。ソールドするとかしないとかじゃなくて、なんかやれるし──知らんけど、そのライブが誰かのためになりそうな気がする。自分のためじゃない気がします。


──自分のためじゃないというのは新鮮な感覚ですか?

来夢:もともと、別にお金を稼ぎたくて音楽をやってるわけじゃなくて。じゃあ何のためにやってるのかっていうと、いまだにふわふわしてて、ずっと考えてることではあるんですけれど。……たとえば、8月6日に広島、9日に長崎でライブをするんです。僕ら、ファーストワンマンツアーでも福島、広島、長崎を回っていて。というのも、日本人のバンドマンとして、日本人にしかできないことをするっていうのは、少なからず僕にできることだなと思ってるんですよ。偽善者ぶってるわけじゃないですけど、どうせ音楽をするんだったら人のためになったほうがいいのかなって。で、ファーストワンマンツアーの時は、少しでも世界を変えたいとか考えてたんですけど、今はそういうことでもなくて。この8月6日と9日に日本人のアーティストがそこでライブをすることに意味があると僕は思っているので、その情報を目にした人が何かを感じてくれればそれでいいんですよね。タイトルも、珍しく英語にして、「Peace begins with…」ってマザーテレサの言葉をもじってつけたのは、海外に発信したいからで。だから、実はもうあの日付と場所を発表した瞬間に、僕らのやりたいことは達成できてるんです。こういうことをやると、政治的なことはどうとか言われたりするけど、僕は政治的なことに口を出そうと思っているわけじゃないし、別に世界平和も望んでないし、僕らがここでライブしたって戦争は続きますから。明日またキズっていうバンドが一緒にライブできれば、僕らの中でそれが平和なので。でも、キズに触れた人たちの中から、もしかしたら将来世界を掌握するような権力者が生まれるかもしれないじゃないですか(笑)。そんなバカげた話でもいいんですよ。何かに気づいた人は気づいてくれればいいし、気づかないやつもライブを楽しんでくれればそれでいい。僕は歌うことしかできないので。うちのメンバーはほんとどうしようもない、欠落した人間の集まりなんですけど(笑)、その4人が、8月6日と9日は現地まで来て、この日に向き合ってる姿を見て、こんなクソみたいな人間でも一生懸命向き合うものがあるんだから、みんなもひとつぐらい向き合ってほしいかなって、それはちょっと思います。

──記事が公開される時には終わってますけども、いいライブになることを期待しております。

来夢:あ、終わってるのか。今はなんかカッコつけて言ってますけど、ただ「楽しかった」とか言って、長崎のおいしい刺身食って帰ってんじゃないですか(笑)。でも、やるからには、何か証を残せていたらいいですよね。

──もうひとつトピックとして、来夢さんの歌について訊きたいんですけども……。

来夢:おお、あんまり聞かれたことなかったですね。

──錚々たるヴォーカリストと一緒に歌う企画の「一撃」だったり、弾き語りの配信をしたり、バンドの世界観を背負って表現するだけではなくて、来夢さん自身が歌っていうものの力を感じているように思って。来夢さんにとって歌ってどういう存在ですか。

来夢:ひと言でいうと、歌が好きなんですよね。理由は知らないですけど、昔から好きで。自分で言うのもなんですが、どんな曲でも自分の色に落とし込めるというか、何でも歌えるという変な自信はあります(笑)。でも、音楽はあんまり好きじゃないし、作詞は好きだけど作曲は嫌いで。オーディエンスのいない音楽が一番嫌いなんです。ひとりでも聞いてくれる人がいたらアコギでいくらでも歌える人間なんですけど、誰もいない部屋で何か歌えっていうのは無理です。

──なるほど。

来夢:でも、今まではキズとして表現することに全力を振ってきたから、あんまり歌を注目されることはなくて、本当に「一撃」からですね。最初は抵抗があったんですよ。性格的に「俺の歌聞いてくれよ」みたいなのは恥ずかしくて。コロナ禍で始まった企画だったんですけど、「MUCCの逹瑯さんと歌いたい」っていう、単純なファン心というか、欲望から始まったんです(笑)。歌も好きなんですけど、やっぱりヴォーカリストさんが好きなので、自分が好きな人だけにオファーさせてもらいました。そしたら、結構聴いてもらえたみたいで。結果的に僕の歌というものをちゃんと聴いてくれるようになって、ライブでちょっと歌えてないとみんながわーわー言うようになりましたね(笑)。「一撃」とは違うから!って。



──(笑)ヴィジュアル系やラウド系は特に、サウンド込みでかっこいいとされがちですけど、実はヴォーカリストの歌だけでもこれだけ感じるものがあるんだっていうことが、「一撃」で伝わったと思います。

来夢:わかりましたよね。あれは、セッションじゃなくて、僕の感覚としてはスパーリングに近いんです。向き合って、自分の限界を超えて相手に届けて、返ってきたらまたそれを超えていかないとっていう。自分の書いた曲でしたけど、こういう歌い方もあるんだなって、めちゃくちゃ勉強になりました。

──ご自身の歌に対する思いも変わりましたか?

来夢:あ、そこはまったく変わらないです。「一撃」は「一撃」という別のもので、ライブは歌を聴きに来るところじゃないと思ってるので。聴くというより、感じてもらいたい。私は歌を聞きに来た、私は暴れに来たとか、そういう目的すら持って来てもらいたくないのかもしれないです。ふらっと来たとしても、それ以上の物はあげられる自信はあるので。

──とはいえ、根底にある歌が好きという気持ちが、ライブにも出てるような気がします。

来夢:僕の絶対的な自信を支えてきたものって、格闘技と歌なんですよ。格闘技もずっとやって来てるんですけど、特に歌は、努力の証みたいなところがあるじゃないですか。体ひとつで、何も持たなくても自分の中にあってくれる。今、路上で何も持たずにやれって言われた時に、表現できる自分の唯一の武器なんです。僕、海外によく行くんですけど、バーとかにあるギターを持って1曲歌うとめっちゃ喜んでくれるんですよね。文化祭でもいいし、拍手もらえるような音楽が好きなんです。

──バンドが好きという以前に、歌を歌って喜んでもらうのが好きという初期衝動があると。

来夢:たぶん、根本的に俺、いいやつなんですよ。はははは! 嘘くせえ!(笑) 『リトルガールは病んでいる。』のカップリングの「日向住吉」も、友達の披露宴の退場曲としてシークレットで流した曲なんです。本当はカップリングに入れる予定じゃなかったんですけど、喜ばれたこの音楽をみんなにも聴いてほしいと思って、入れたくなっちゃって。不気味なキズとしてはあり得ないウエディングソングなんですけど……お金のためとかじゃなくて、そういう音楽が好きなんですよ。

取材・文◎後藤寛子

11th SINGLE「リトルガールは病んでいる。」

2022年8月31日 リリース

【TYPE A】
DMGD-025A (CD+DVD) 4,400円(tax in)
※“キズ Ballade session”Premium Ticket 総数120枚限定封入
※12Pブックレット封入
[CD]
1. リトルガールは病んでいる。
2. 日向住吉
[DVD]
キズ 単独公演「天獄」 2022.5.14 日本青年館ホール
1. 地獄
2. ストロベリー・ブルー
3. 鳩
4. ラブソング
5. レモンティー

【TYPE B】
DMGD-025B (CD)
1,650円(tax in)
[CD]
1. リトルガールは病んでいる。
2. 日向住吉
3. 症状その⑵

※収録曲・曲名・曲順、仕様は変更の可能性がございます。予めご了承ください。
発売元:DAMAGE

<キズ 単独公演「そらのないひと」>

2022年10月9日(日) 日比谷野外大音楽堂
開場 16:30 / 開演 17:30

[チケット]
前売¥6,000 (税込)/当日¥7,000 (税込) 全席指定

・オフィシャルブログマガジン会員先行 ※最速先行
受付期間:8月5日(金)12:00〜8月21日(日)23:59
入金期間:8月26日(金)12:00〜9月1日(木)21:00
※ご登録の各ブログマガジンにつき、おひとり様1回3枚までのお申し込みとなります。

キズ OFFICIAL BLOG MAGAZINE
http://www.co-yomi.com/
各メンバー別:月額550円(税込み)
※各申込受付期間内にブログマガジン会員登録が完了し、サイトにログイン可能な方がお申し込みいただけます。

・イープラスプレオーダー
受付期間:8月24日(水)12:00〜9月5(月)23:59
入金期間:9月8日(木)12:00〜9月12日(月)21:00

・一般発売
イープラス/ローソンチケット/チケットぴあ
2022年9月17日(土)10:00

◆キズ オフィシャルサイト
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