【インタビュー】SHARE LOCK HOMES、ミニアルバム『jumble』が“ごちゃ混ぜ”になった理由

■全然違うところに着地してぐちゃぐちゃになった『jumble』

── そうでしたか。そうして、残り2曲を新曲ではなくカヴァーにした理由は？

SHIRAHAN：元々、一番最初はカヴァーのみで作ろうと思ってたんですよ。このアルバムは。

── なんか、今日のSLHさんはブレブレ（笑）。違いました。SLH内では“変わる勇気”ですね。

SHIRAHAN：そうそうそうそう！　だけど、いろいろあってオリジナルを入れることになって。でも、やっぱりカヴァーは今回入れたいよねって話になって2曲入れました。まず「ARAI」のFLEA MARKETさんはSLHの「うらしまハロー」とか「桃太郎（SLHver.）」とか「3年、、、寝たろう!? 」を書いてくださった人の曲で。これ、昔からあったものなんですね。

YUMA：その頃から「これ、いつか俺らに下さい」といってたんです。

── 「ARAI」めっちゃいいんですけど。ここに自分の名字がなくて、入れて欲しいと思ってる人はどうしたらいいですか？

SHIRAHAN：入れる考えはまったくないです。この曲の素晴らしところって、名字を言ってるだけなんだけど英語の歌詞っぽく聴こえるところなんですよ。なので、余計な名前は入れません（キッパリ）。

── ではでは、タイアップとして“BARKS”をどこか五感の近い名字と差し替えてもらって、歌ってもらうとかいかがでしょうか？　2万円ぐらいで。

全員：ぶはははっ。

SHIRAHAN：2万？　それじゃあ動けないなぁ（笑）。分かりました。また新たに楽曲を作るとき、お声掛けさせていただきますよ。もちろんタイアップが条件で（笑）。

── では「GURU」について。この曲もライヴが楽しそうですね。踊りますよね？

SHIRAHAN：はい。完成形はそうなります。そもそも僕たちは“踊ってみた”でボカロの曲ととてもつながりがあるんですね。

── いまでも、オフィシャルのYouTubeチャンネルにはボカロ曲を踊ってみたの新作をあげてらっしゃいますものね。

SHIRAHAN：そうなんですよ。そっちの“踊ってみた”のSLHとオリジナル曲を歌うSLHがリンクしてない人たちが多いんですね。それをつなぐという意味でもボカロ曲のカヴァーにチャレンジしてみようかなというので、歌いたいなと思ったのがじんさんの「GURU」だったんです。

── こうしてお話を聞いてみると、オリジナルにカヴァーにと。

KARASU：最終的にごちゃ混ぜなものができたから『jumble』に。

SHIRAHAN：当初やろうと思ってたものから全然違うところに着地してぐちゃぐちゃになった、という意味での『jumble』とも言える。

── SLHとしては、47都道府県ツアー後はどうするのですか？

SHIRAHAN：そのあと、7月30日に神奈川・ZT Zepp Yokohamaで開催される＜ダンマスワールド4 Run! Run! Run!＞に出たり、それ以降も年末までずっと駆け抜けるスケジュールになってます。いろいろな情報解禁を楽しみに待ってて下さい！

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取材・文：東條祥恵
撮影：TOYO