【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>Paleduskが生んだハイブリッドな熱狂
リハの音合わせのときに既に観客は爆上がり。これは凄いことになりそうだな、と思った。
◆Paledusk ライブ写真
<SATANIC CARNIVAL 2021>2日目のオープニングアクトを務めたPaledusk。昨年に続き連続出場となり、今年はEVIL STAGEに昇格だ。それも納得の桁違いのパフォーマンスで、1年前とは比べものにならない成長ぶりだった。
エミネムの「Lose Yourself」のSEが流れるや、Tsubasa(G)、Daisuke(G)、Seiya(Dr)の楽器陣がそこに音を被せ、「サタニック、おーい! やっちまうか!」とKaito(Vo)と煽ると、「NO!」から極悪エレクトロコアをブッ放つ。それから「BLACK ICE」「PALE HORSE」と進むと、メタルコアとクラブミュージックを自在に横断するハイブリッドなミクスチャーぶりを発揮。カラフルでダンサブル、ヘヴィでカオティック、目くるめく曲展開により、タガが外れたとてつもない熱狂を作り出す。
次の「HAPPY TALK」ではアフロ頭のDisukeがステージ上手に積まれたキャビットに乗り、そこで流麗なギターフレーズを弾き倒したりと、視覚を奪うエキセントリックなアクションでも沸かせた。
Kaitoは「サタニック大好きです! 俺はイベントのバックボーンを大事にしている」と言い、<SATANIC CARNIVAL>の理念に共感の意を表す。
また、Kaitoは自分がロックにぶん殴られた衝動を呼び覚まし、ステージ上のメンバー3人にも「アゲて行こうぜ!」とハッパをかけ、「SLAY!!」でバンドの勢いを加速させる。アーバンな香りと泥臭いメタルコアを接続させた曲調で盛り上げると、ラストスパートをかけた「BBB」「LIGHTS」の威力も凄まじく、EVIL STAGEを破壊せんばかりのエネルギーを大放出。「俺はあっち(SATAN STAGE)に出るからな、必ず」と不敵な笑みを浮かべるKaito。その表情は自信に満ち溢れたものだった。
取材・文◎荒金良介
撮影◎中河原理英
■<SATANIC CARNIVAL 2022>
6月5日(日) 富士急ハイランド・コニファーフォレスト
・物販 / FOOD AREA:start09:30
・ライブ観覧エリア:open10:30 / start11:30 ※19:25終演予定
▼6月4日(土)出演ラインナップ
BRAHMAN
coldrain
HEY-SMITH
Ken Yokoyama
KUZIRA
マキシマム ザ ホルモン
NOISEMAKER
SHADOWS
SiM
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
Suspended 4th
w.o.d.
THE FOREVER YOUNG
[OA] FUNNY THINK
▼6月5日(日)出演ラインナップ
04 Limited Sazabys
10-FEET
Crossfaith
CVLTE
dustbox
ENTH
ハルカミライ
MAN WITH A MISSION
Paledusk
SHANK
SHIMA
WANIMA
山嵐
[OA]SABLE HILLS
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