82歳現役カリプソ・クイーンのカリプソ・ローズ、新作8月発売&同時に、サンタナとのコラボ曲MV公開

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1940年4月27日、トリニダード・トバゴ生まれの“カリプソの母”、”カリプソの女王”と称される、現役の国民的シンガー・ソングライター、カリプソ・ローズ。

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歌詞を通じて人種差別や性差別などの社会問題にも向き合うカリプソ・ローズは、これまで800曲以上作曲、20枚を超えるアルバムを発表している。2019年には、世界最大級の音楽フェス<Coachella Festival>の舞台に78歳で立ったことで、同フェス史上最年長でのパフォーマーとなり、話題になった。

今年の4月に82歳になったカリプソ・ローズは、この度、2022年8月26日にニュー・アルバム『Forever』をリリースすることを発表した。新作ではモダンなアプローチもしつつも、懐かしさを感じさせる、幅広い年齢層の心に響く作品に仕上がっており、ワールド・ミュージックのレジェンドでもあるManu Chao、ソカのキングでもあるMachel Montano、ジャマイカン・ダンスホールのアイコンであるMr. Vegasなど豪華なアーティストも共演している。中でも、新作からの1stシングル「Watina」は、あのギター・レジェンドのカルロス・サンタナと、カリブ海のベリーズを代表するThe Garifuna Collectiveとのコラボレーション楽曲である。カルロス・サンタナは、以前カリプソ・ローズのことを「彼女はカリブの音楽の女神だ。自身の心を捧げ、人々の人生と運命までも変えてしまう力がある」と称賛している。


シングル「Watina」は、アフリカ系と小アンティル諸島のアラワク族との間の混血を祖先に持つ人々であるガリフナへの敬意を示した楽曲であり、過去に奴隷として過酷な日々を過ごし、現在アメリカ合衆国のみならず、ホンデュラス、グアテマラ、ベリーズなどに住む人々へ捧げている。一聴すると楽しい楽曲に聞こえるが、実際歌詞には衝撃的な歴史を描いている「Watina」は、実はThe Garifuna Collectiveによる現地のヒット曲であり、長年カリプソ・ローズのプロデューサーを手掛けているベリーズ出身のIvan Duranが、2008年に亡くなったThe Garifuna CollectiveのリーダーであったAndy Palacioのレガシーを世界に広めることが出来るのはカリプソ・ローズだけだと信じ、今回のリメイクが実現したのだった。Andrés Arochi Tinajeroが監督を務めた「Watina」のミュージック・ビデオは、その美しいベリーズで撮影されている。


『Forever』

2022年8月26日
■アルバム収録予定楽曲
01. Watina (feat. Carlos Santana & The Garifuna Collective)
02. Hotter Than Ever
03. Do Them Back
04. Everybody Rocking
05. Outside Man
06. Young Boy (feat. Machel Montano)
07. Soca Feeling Nice
08. One by One (feat. Kobo Town & Mr. Vegas)
09. Feel Like Dancing
10. Rock The Boat
11. Never Ever Worry
12. Pallet Mama
13. Gramma Martha

ニュー・シングル「Watina feat. Santana & The Garifuna Collective」
5月20日リリース
試聴/購入:https://virginmusic.lnk.to/rose_santana

◆カリプソ・ローズ 日本オフィシャルサイト
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