【インタビュー】Youplus「アイドルのセカンドキャリアの新たな道を作りたい」
■「Delight」はキラキラ優しいイメージがあって
■自分自身も頑張ろうとか元気になれる感じがありました
──結成から数ヶ月経ちましたが、どんな日々でしたか。
川後:セカンドキャリアのグループということで、いろんな取材を受けさせてもらっていて。私は乃木坂をやめて3年くらい経っているんですが、やっと今、昔知っていた方やファンだった方が気づいてくれているなという実感があります。あと、スタート時から、「ミュゼプラチナム」や「ブレインスリープ」のアンバサダーに起用していただけたこともありがたいことだなと思います。
尾形:インストアイベントで北海道や福岡にも行かせていただいて。個人だと東京でしかイベントができなかったので、地方にいるファンの方に会いに行けるのは嬉しいと思いました。もっともっと全国のいろんな人に出会いたいし、会いに行きたいなと思ています。
中西:曲もどんどん増えてきて。始まってすぐの頃は曲がなかったので、他の方のカバーをしていたんですけど、12月25日のワンマンでは自分たちの曲だけでライブをすることができて。卒業後にそんな経験ができると思っていなかったので、ありがたいことだなって感じています。
林田:最初のEPでMVをロサンゼルスで撮ったのもびっくりしたし嬉しかったですね。あと、ワンマンでギターの弾き語りして。それまではウクレししか弾いたことがなかったんですけど、ギターレッスン5回くらいで本番を迎えて。3コードだけだったので大丈夫だったし、生バンドでやることも夢だったので嬉しかったし。新しい挑戦がたくさんできた半年でした。
──1stシングル「Delight」を最初に受け取った時はどう感じましたか。
中西:キラキラ優しいイメージがあって、自分自身も頑張ろうとか元気になれる感じがありましたね。この曲を多くの人が聴いて、生きる糧にしてくれたら活動している意味もあるし、出会いの曲でもあるので、ほんとに今の私たちにぴったりだなと思いました。
川後:最初にいただいた時から良い曲だなって思ったんですけど、ライブをしていく中で、どんどんファンの人と作り上げていけた部分もあって。他の曲が暗めのテンションなので、この曲になるとファンの人がグッと近くに感じられて、ライブで一体感が生まれる曲なんです。この前、6年ぶりに会いにきてくれた方もいたんですけど、歌詞を考えながら歌っていると、また出会えた喜びを感じるので、歌っていて楽しいし、ファンの人もそう思ってくれる曲になってくれたらいいなと思っています。
林田:一番最初を春水ちゃんが歌っているんですけど、めちゃめちゃ良くて。そこに注目して聴いて欲しいのと、ジャケットをDream AYAさんに撮影していただいて「Delight」にぴったりのジャケになっています。後ろに写ってるのは、ほんとの太陽なんです。朝早かったんですけど、めちゃめちゃ良いものが撮れたのですごく満足です。
▲『Delight』【初回完全限定生産盤】
▲『Delight』【通常盤】
──カラオケに入るのでヴォーカルアドバイスをお願いします。
林田:サビが壮大な曲なので、ストレス発散になると思います。思い切り歌ってください。
中西:DAMで流れるMVがダンスバージョンなので、見ながら歌って踊って欲しいです。フリが簡単だから、踊りつつめちゃめちゃ楽しんでほしい。カラオケの最後に歌って、よし、明日も生きていこうって思ってもらえたらいいかな。
尾形:私たちはセカンドキャリアとして、再会を果たすファンの方々に向けて歌っているんですけど、恋愛だったり、学校生活だったり、いろんな場面に当てはまる歌詞だと思うので、いろいろな思いをぶつけてもらえたらいいんじゃないかなと思います。
川後:ライブでは、ファンの方の表情が見えるので、出会えて良かったと思って欲しいという気持ちを込めて歌っているので、皆さんには<Youplus>のことを思いながら歌って欲しいです。シングルにはカラオケバージョンが入っているので、おうちでめちゃめちゃ練習していけば、友達の前でも恥ずかしくないと思います。
──ファンへのどんな気持ちを込めて歌っていますか。
中西:グループの時に好きでいてくださった方が多いと思うんですね。今もグループはあるので、そっちを応援しつつも、やめた身でもある私のことを信じてついてきてくれて。<カオスピピス>の時も含めて、どうなるかわからない状態の時から応援してくださっていて。何があっても信じてくださる方に向けて、感謝の気持ちを込めて歌っていますし。これから出逢う方々も大事にしていきたいです。
尾形:私はアイドルになる前は自信がない人間で、コンプレックスまみれだったんですけど、アイドルになってファンの人と出会ってから、自分のコンプレックスも肯定して愛してくれる人が現れて。ほんとに人が変わったように自信が持てるようになったし、ステージが楽しいって思えるようになったんです。そういう方がいなかったら、またステージに立とうと思えていないので、そんな皆さんにほんとに感謝の気持ちを込めて歌っています。
川後:前のグループをやめて3年経って、また活動を始めて。前のグループを否定しているわけではなく、その時があったからこそ今があるし、全ては繋がっていると思うんです。だから、今だけを見て欲しいというわけではなくて、あのときに応援してくれたファンの人にも感謝の気持ちを込めています。あの時に出会った人と今、また再会できていたりするし、出会えたことに全部に意味があると感じているので、いろいろな人との繋がりを思いながら歌っています。
林田:3人の前のグループは今もあるんですけど、私の前のグループはもうなくて。ファンの人も前のグループのメンバーが芸能界を引退する記事を読むと悲しいと思うんですね。私も悲しいんですけど、「真尋ちゃんは芸能界を続けてくれてありがとう」っていうコメントが私の頑張る原動力となっているので、そういう人が一人でもいるうちは頑張りたいなと思っています。
──では、最後に<Youplus>としての夢や目標を聞かせてください。
川後:オリコン1位を取りたいです。
林田:武道館でワンマンライブがしたいです。
尾形:アイドルのセカンドキャリアだけじゃなく、スポーツ選手や学生さん、社会人の方の背中を押せるようなグループになりたいですね。
中西:私はいろいろなステージに立ちたいし、いろいろな方に聴いてもらいたいです。応援してくださるファンの皆さんはもちろん、私たちの活動を通して、少しでも元気になる人がどんどん増えていく世の中にしていきたいなと思います。
取材・文:永堀アツオ
リリース情報
4月13日(水)発売
【初回完全限定生産盤】
SCYP-004 ¥1,540(税込)¥1,400(税抜)
【通常盤】
SCYP-005 ¥1,100(税込)¥1,000(税抜)
1.Delight
2.ぼくたちの失敗
3.Delight(Instrumental)
4.ぼくたちの失敗(Instrumental)
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