デフトーンズ、ベーシストのセルジオ・ベガが離脱
長年、デフトーンズでプレイしてきたベーシストのセルジオ・ベガが、3月8日、ビデオ・メッセージをInstagramに投稿し、バンドから離脱したことを公表した。
◆デフトーンズ画像
最近、Spotifyにベガ抜きのバンドの写真が掲載されたことから、説明する必要があると考えたという。ビデオの中で、声明を読み上げた。デフトーンズとの出会いやバンドに参加した経緯について述べた後、「僕はこのバンドと12年間、共に仕事をしてきた。アルバムの制作が始まる度に、僕は正式なメンバーになることについて尋ねていた。でも代わりに、契約が改善されてきた」と、バンド内での自身の立場について明かした。
「新型コロナは、多くの人たちにとって限界点だった。僕は、バンドでの自分の地位や将来について自問し始めた。安定したものを必要とするようになった。なぜなら、その時点で、僕の契約はキャンセルされていたからだ。ある日、バンドの内部事情に関し、彼らから電話があり、解決するために今すぐLAへ飛んで来ることはできるかと訊かれた。僕は当然、その気だった。“僕の事情には後で対処できるだろう。でも、前の契約には戻れない”って言ったんだ」
しかし、双方のマネージメントが話し合った結果、同じ内容の契約が提示されたため、伸びしろはないと悟り、断ったという。「解決すべき誤解があるのか、すぐにメンバーたちに連絡を入れたが、返事はなかった。そして数日後、彼らの弁護士から、オファーは取り下げられ、彼らは君の幸運を祈っているというメールが届いた。だから、僕は昨年、あのバンドを去ったんだ」
現在は自身のバンドQuicksandや、プロデューサー、ソングライターとしての活動に専念しているという。最後に、ファンとデフトーンズのメンバーに感謝した。
デフトーンズは4月から北米ツアーを開催する予定となっている。ベガの離脱に関しては、まだメンバーからコメントはなされていない。
Ako Suzuki