大黒摩季、6月より47都道府県ツアー開催+7月にデビュー30周年記念アルバムリリース

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大黒摩季が2022年5月27日、アーティストデビュー30周年を迎える。6月1日より47都道府県を回る全国ツアー開催するほか、7月にはハイパーな記念アルバムをリリースすることが発表となった。

◆大黒摩季 画像

B'z、TUBE、ZARD、WANDSなどのレコーディングコーラスミュージシャン、作詞作曲提供などの下積み生活を経て、1992年5月27日に「STOP MOTION」でデビューした実力派シンガーソングライター大黒摩季は、2作目「DA・KA・RA」が東洋水産『マルちゃんホットヌードル』TV-CMソングに起用されると瞬く間にミリオンヒットを記録。以降も「チョット」「あなただけ見つめてる」「夏が来る」「ら・ら・ら」「熱くなれ」など数々のミリオンヒットを放ち、1990年代J-POPシーンを代表するアーティストのひとりとなった。

一方で、作品は発表するもののメディア露出がなかったことから、“大黒摩季は実在しない” “歌手・作家・コーラス…何人もいるのではないか”という憶測が都市伝説にもなった。しかし1997年、レインボースクエア有明・野外ステージにて4万7千人を動員する初ライブ開催と歌番組での生放送にて謎めいたベールを脱ぎ、実力を世に知らしめた。

その後もアリーナツアー、全国ホールツアーなどを重ねて2000年、無期限の充電休業期間にはいったが翌2001年に「虹ヲコエテ」で活動を再開。以後、リリースやツアーをコンスタントに継続する中、持病でもある子宮腺筋症・卵巣嚢腫など複合的な疾患が進行、2010年11月より無期限の病気療養活動休止に。その傍ら、東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震などボランティア活動を精力的に行い、復興支援曲や校歌、社歌などの作家活動にも幅を広げた。

そして2016年夏、故郷・北海道の<Rising Sun Rock Festival>にて長期治療から完全復活。その勢いのまま47都道府県ツアー、自己最高85本のロングツアーを完走。また、コロナ禍を吹き飛ばすべく10ヶ月連続配信リリース、感染防止対策チームを引き連れた<PHOENIXツアー>を無事完走した。2020年に50歳を迎えた大黒は、“50th/50try”という目標を掲げ、50曲連続歌唱や声優にも挑戦、全楽曲リマスタリングによるサブスクリプションサービス解禁、オーケストラとのコラボレーション、ジャズラテンフェスへの出演、肉体改造、氷川きよしや徳川徳男・徳子らへのバラエティな楽曲提供など次々と新たな挑戦を試みた。

2021年には、岸谷五朗と寺脇康文率いる地球ゴージャスプロデュースのブロードウェイミュージカル「The PROM」のD.D.アレン役で女優に初挑戦したほか、本人が苦手としていたバラエティ番組にも多数出演を果たすなど、新たなる扉を開け続けている。

デビュー30周年イヤーとなる2022年は、6月1日の故郷・札幌カナモトホール公演を皮切りに、1年間掛けて全国47都道府県を回る<MAKI OHGURO 30th Anniversary Best Live Tour 2022-23>を開催する。大黒は6年間におよぶ病気療養から復帰した際にも47都道府県を回るツアーを敢行したが、その際と同様、今回も“Season I”からスタートするツアーはいくつかのシーズンに分け、2023年5月のファイナルまで60本近くになる予定だ。

そして、7月には30周年記念アルバムをリリースすることも明らかとなった。大黒摩季自身がこれまでのヒット曲から選曲し、新たにリミックス/リアレンジした楽曲ほか、初CD化となる楽曲、同アルバムのための書き下ろし新曲を収録したCD3枚組の豪華アルバムになる予定だ。書き下ろしの新曲は「なぜ歌うのか」を自身に30年問い続けて来たことへの思いを綴ったもの。さらには、ファンに対して感謝の思いを込めて制作した楽曲、30年前の自分に挑戦したハイパーロックチューンなど、大黒らしいカラフルかつパワフルな楽曲が並ぶとのこと。

「私は、生き抜くために色んなものを捨て、本当の自分がもう分からないくらいに変わり、進化してきたけれど、唯一音楽のクオリティだけは血反吐を吐いてでも守り抜いてきた」──大黒摩季

全国47都道府県ライブツアーと記念アルバムリリースから幕を開ける30周年Yearは、ツアーの合間に別テーマでのクラシックオーケストラとのコラボコンサートや夏向けのイベントなども予定しているとのことだ。このほか、映像作品や書籍、ファッション&ジュエリーのプロデュースなど様々な企画が進行中であるという。以下に、大黒摩季のコメントをお届けしたい。

   ◆   ◆   ◆


先日、歌番組で郷ひろみさんのデビュー50周年のお祝いでコーラス&ダンス(苦笑)して来たのですが、それを思えば30周年なんてまだまだ〜(汗)、出世魚の鰤の次のハマチにまでも来てないとは思い大変恐縮ではありますが、小さな頃から世の中に合わせきれず、音楽にしか心を見せられない、自分でも何をやらかすのか不安な奔放さと危うさ、その上、高過ぎる美意識と理想に不器用で鈍感な自分が押し潰されてはもがく凸凹な私が、よくぞ30年も歌えて来れたものだと他人事のように達観しています。

只々、大黒摩季を生かしてくれた社会をはじめファンの方々の愛と応援は勿論、私と関わってくれたスタッフ、クリエイター、ミュージシャン、家族、友人、猫達、恋してくれた人達…、その全てに深謝するばかりです。

私にとっての周年は、大黒摩季の誕生祝いではなく「ご恩返しの一年」。

コロナ禍で会えなくなってしまったジュリエットに向かって、一途に走って行くロミオの如く、これまで首都圏のライブ会場まで遠いところまで出向いてきてくれたファンの皆さんの元へ、自分が会いに行く番。自身の希望や願いに関わらず、音楽や映像や言葉、思い、全て、期待し望んで下さるものをありったけお届けすべき一年。

そして、毎年のツアーでオリンピック選手のごとく自分の限界へ挑戦し続けてきた中、ごまかしのきかない大黒摩季の歌は、そろそろ体力的に年齢も含め、いつまで挑み続けられるか賭けのようになって来ましたので、このツアーが自分の記録更新は最後かなあ…と、後ろ向きな意味ではなく、30年連れ添った傷だらけの体が語りかけてきてもいるので、今年こそ私の“ 4回転アクセル★ ”に挑み、自分のポテンシャルを使いきりたい。

才能と未来ある後進達に身をもって体感した技術やボーカリストとしてのフィジカル&メンタル維持方法、表現と声帯&筋肉との伝達方法・ノウハウなど私の生きた証を残せるツアーにしたいと思い、つまりやっぱり最高最上級の全力で挑みます(笑)。

コロナ禍で人生や未来をねじ曲げられ、自然の猛威に暮らしを奪われ、世界は勿論、日本人は今誰もが疲弊し疲れていると思います。

大黒摩季、そして共に音と感動を届けるメンバー&ツアースタッフ=大黒組の太陽系エナジーと希望、そして笑顔のきっかけを是非!吸収しに来てください。

これまでにいただいたヒット曲満載なBESTツアーですので、輝く青春の日に還り少年少女に戻って輝きと瑞々しい夢や希望があなたから溢れ出る瞬間を体感してください。

自分一人じゃポジティブになれないのなら、皆“ 一緒に ”前向きになれる歌を感じて気分だけでも上がれば、目線が上がる。目線が変われば明日と出会いが変わる。明日が変われば未来も変わります☆

私だって、もう失えるものがないくらい色んなものを失くし、今は空虚と虚無の中にいますから、皆さんと一緒に“ 楽しむ ”ことで、心と体の免疫をガッツリ上げて↗↗ 恋に好奇心に火をつけて、再び眩い第二の青春を過ごしたいので!!!

大黒摩季は、アーティストでもカリスマでも何でもない、いちミュージシャン。皆さんと並んで共に歩き走る“隣の摩季姐” “愛する者すべて親戚”として、心からの解放と笑顔を引き出しまくりたいと思います❤

正直、のけぞるほどのハードなスケジュールですが(苦笑)、ぶっちゃけ…

超楽しみ〜〜〜〜っ!!!!最終日は、ハワイが目標❤〜〜〜っ!!!!皆一緒に行きましょう〜〜〜〜〜っ☆!!!!

〜with L❤VE 〜

2022.3.1 大黒摩季

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■<MAKI OHGURO 30th Anniversary Best Live Tour 2022-23>

【Season I 】
06月01日(水) 北海道・カナモトホール(札幌市民ホール)
06月04日(土) 福島・けんしん郡山文化センター(郡山市民文化センター)大ホール
06月05日(日) 山形・やまぎん県民ホール(山形県総合文化芸術館)
06月11日(土) 岩手・岩手県民会館 大ホール
06月12日(日) 青森・リンクステーションホール青森
06月18日(土) 福井・福井フェニックスプラザ
06月19日(日) 石川・本多の森ホール
06月25日(土) 栃木・宇都宮市文化会館 大ホール
06月26日(日) 埼玉・羽生市産業文化ホール 大ホール
06月29日(水) 徳島・あわぎんホール(徳島県郷土文化会館)
07月01日(金) 大阪・大阪 新歌舞伎座
07月03日(日) 茨城・ザ・ヒロサワ・シティ会館(旧茨城県民文化センター)大ホール
07月09日(土) 東京・J:COMホール八王子
07月16日(土) 群馬・高崎芸術劇場 大劇場
07月17日(日) 長野・ホクト文化ホール 大ホール
【Season II】
09月03日(土) 広島・呉信用金庫ホール
09月04日(日) 山口・周南市文化会館
09月10日(土) 静岡・三島市民文化会館
09月17日(土) 大阪・大阪狭山市SAYAKAホール
09月18日(日) 兵庫・加古川市民会館
09月24日(土) 山梨・YCC県民文化ホール(山梨県民文化ホール)
10月01日(土) 高知・高知県立県民文化ホール(オレンジホール)
10月02日(日) 愛媛・愛媛県しこちゅ~ホール
10月08日(土) 山形・シェルターなんようホール(南陽市文化会館)
10月10日(月) 宮城・東京エレクトロンホール宮城
10月14日(金) 島根・出雲市民会館
10月16日(日) 鳥取・とりぎん文化会館梨花ホール
10月22日(土) 和歌山・和歌山県民文化会館 大ホール
10月23日(日) 奈良・なら100年会館
10月29日(土) 岡山・倉敷市民会館 大ホール
11月03日(木) 鹿児島・川商ホール(鹿児島市民文化ホール)第1ホール
11月05日(土) 沖縄・沖縄コンベンションセンター 劇場棟(会議場C)
11月12日(土) 熊本・熊本城ホール メインホール
11月13日(日) 宮崎・延岡総合文化センター
11月26日(土) 三重・シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢
11月27日(日) 滋賀・ひこね市文化プラザ
※Season III以降については順次発表
※詳細やチケット情報は後日発表

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