【ライブレポート】mono palette.、「必ず武道館に連れていきます!」

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「これだけ大きい夢を声に出して発表しようと思えたのも、君たちと一緒に夢を掴みたいと本気で思えたのも、この最強のメンバーとだから。この夢を現実にできるんじゃないかと本気で思えたうえでひとつだけ宣言させてください」──あげいん

4人がたった一つの星を見つめ、改めてひとつになった日。

◆ライブ写真

2017年4月に結成したmono palette.(略称:モノパレ)は、あげいん、雪見、Rim、3部の歌い手から成る4人組ボーカルグループ。8月14日、8月15日、8月21日に開催された東名阪ツアー<mono palette.summer tour 2021 -skull sign->は、Rimの体調不良が重なり、あげいん、雪見、3部の3人で完走。そして、やっと4人揃ってのリベンジ公演が、10月10日、渋谷TSUTAYA O-EASTにて実現した。

2018年12月には、最年少リーダー・あげいんが声帯ポリープ手術のため、一時活動を休止、2019年4月に復帰。2019年5月には、3部の歌唱時機能性発生障害のため、4人体制のライブ活動を一時停止するなど、これまでは何かと不慮の災難に巻き込まれることも多いモノパレだったが、この日のライブはそのすべてを打ち消すほどの輝きで満ちたものになった。


SEを断ち切るように、ステージにmono palette.が入ってくる。4人による躍動感のあるダンスにあげいんの冴えた立体的なラップも加わり、生のライブでしか味わえない臨場感がとめどなくあふれだした「反抗戦線プロローグ」でライブがスタート。

開口一番に「<Skull Sign>リベンジ公演へようこそ!」と声を投げたあげいんが「やっと4人揃ってのライブでございます!まずRimちゃんおかえりなさい!」と。「どう?久々の人前は?」と3部が続けると、Rimは「久しぶりのダンスと歌だからやばいよね(笑)」と緊張感を伝えた。

イントロから横一列に並び、ヘドバンを繰り広げた「中ボスさん」から、和気あいあいとした「ダーリンダンス」へ。ここで印象深かったのは、雪見、Rimと楽しそうに肩を組んだり、メンバーやファン一人ひとりの表情を気にかけ、その場に応じた笑顔を的確に飛ばしたりするあげいんの姿。放たれていたのは、さすがリーダーといわんばかりのオーラ。だからこそ、あげいんにはないものを持っているステージ上の3人の良さも感じることができた。比較的クールにパフォーマンスする3部に、おちゃらけた様子を見せる反面ステージングで輝きを放つRimや、柔らかな感性を持つ雪見。4人が揃って初めて、絶妙なバランスが取れてモノパレの輝きを増しているのは明白だった。それぞれに異なる思いを抱えながらパフォーマンスする4人を眺めていると、それぞれにないものを無理に身に着けるのではなく、持っているものの力を借りればいいことがわかる。


この日の一つ目のハイライトは、Rimによる「KING」。イントロが始まり、Aメロの出だしを歌い始めたRimに、バンドメンバーの鳴らすサウンドがついていかない。ひたすら演奏されるのは、イントロのループ。何度か出だしを歌ったRimが居るステージに、あげいん、雪見、3部が入ってくると、ライブドッキリだったことをRimに報告。このことはファンにも事前に知らされていた。「絶対俺ミスってないのに、うわ、Rimくんミスったみたいな顔して…!」と少々拗ねた様子を見せたRimだったが、このドッキリを通して、程よくRimの緊張感が和らいだのだろう。久しぶりの有観客ライブとなったRimの緊張をほぐしてあげようとするメンバーのRimに対する心づかいや、モノパレのグループとしての妙味が最大限に引き立っていたように思う。

しっとりと歌い上げる雪見と力強く歌い上げるRimの相反した印象を届けた「少女レイ」は声色が異なるほどに新たな可能性を感じさせて、3部とあげいんによる「マフィア」では、地底まで潜り込むような低音の効いた歌声で楽曲自体の濃度を高めるなど、それぞれのペアによる新たな化学反応が生まれた。


身体がなぜか緊張して手の震えが今日は止まらないと零すあげいんが「やっとこの曲を4人で歌えるね」とつなぐと、「Misty」、テレビアニメ『不機嫌なモノノケ庵 續』オープニングテーマであり、モノパレの旅路にも通じる「ロングタイムトラベラー」へ。ファンを楽しませる前に、自分たちがありのままに楽しむことでその楽しみがファンに伝播していくことを知っているのが、彼ら。チャーミングな振り付けで魅了した「午前3時のセンセーション」では4人の砕けた関係性を映し出す。

ソロMCで、「この曲の間だけ、あげいん推しになってほしいなと思います!」と求めたあげいんは、ステージ中央のお立ち台にのぼり“バッキューン!”と「小悪魔だってかまわない!」でアイドル感を炸裂させた。そこからは、クールなダンスパフォーマンスで4人が足並みを揃えた「アンダーカレント」「アクター」と終盤に向けたカウントダウンに入っていく。

この日最も大きなハイライトとなったのは、8月の東名阪ツアーとこの日の感想を銘銘が述べるシーン。雪見、3部、Rimに続いたあげいんからのメッセージは、なんと、事前に準備してきたという手紙を読み上げることで届けられた。「今日のためにお手紙を書いてきました」「めっちゃ手震えてる…」と言いながら、スポットライトの真下、ステージ中央の手前に座るあげいん。3人がその背後に立ち見守るなか、まずは以下の言葉を添えた。「4人で歌が歌えて本当に幸せだったし、それを見てるみんながすごくニコニコしてたのが、なにより嬉しくて。やっぱりこの4人が揃ってこそmono palette.だなと改めて実感しました」


そして、ファンとメンバーの一人ひとりに向けて綴ったメッセージを読み上げると、雪見も涙するなど感動的な場面へと移り変わり、ひとつの宣言を。「これから僕たちmono palette.は日本武道館に立つことを目標に活動していきたいと思います」──その瞬間大きな拍手が沸いた。

「簡単に立てるステージではないことは僕たちメンバーが人一倍理解してるし、決して生半可な気持ちじゃ届かないことも理解してます。だからこそ、これからもmono palette.はいまよりもっともっと努力をしなくちゃいけないし、あの時の宣言は口だけなんだと思わせないようにみんなにたくさんの楽しいコンテンツを届けられるようがんばります。だからみんなも本気のmono palette.と一緒に大きな夢を追いかけてくれたら嬉しいなと思います。mono palette.が先頭を走ってみんなを引っ張っていくので、一緒についてきてほしいです」


その後歌われたラストの「Note.」の歌詞は、まさにあげいんの手紙に綴られたメンバーとファンへのメッセージ、モノパレの旅路を代弁したもので、楽曲自体の価値が、リアルタイムで何十倍にも輝きを増しながら届いてきた。冗談を混ぜながら少し夢を咲かせた後は、モノパレらしくテンションを弾ませて「踊」、「厨病激発ボーイ」。

昨年7月から、歌にとどまることなく、週3日のYouTube実写動画の投稿や、TikTok実写動画の投稿をスタートさせていたことも、彼らのグループとしてのモチベーションをさらに高めていったのだろう。この日からたしかに、モノパレの透明だったパレットは色を乗せて輝き始めた。

文◎小町碧音

セットリスト

1 反抗戦線プロローグ
2 中ボスさん
3 ダーリンダンス
4 KING
5 エンヴィーベイビー
6 少女レイ
7 マフィア
8 Misty
9 ロングタイムトラベラー
10 午前3時のセンセーション
11 ヴァンパイア
12 ロメオ
13 ビタースウィート
14 小悪魔だってかまわない!
15 アンダーカレント
16 アクター
17 Note.
Encore
18 踊
19 厨病激発ボーイ

<mono palette.5th Anniversary One-Man Naughty Royal>

【日時】
2022年3月30日(水)
OPEN17:00/START18:00

【会場】
Zepp Haneda(TOKYO)
〒144-0041 東京都大田区羽田空港1丁目1-4

【金額】
前売5,500円(税込)
※1D別途 ※未就学児童入場不可

【プレイガイド】
イープラス
https://eplus.jp/

【受付リンク】
http://eplus.jp/monopalette/
※枚数制限4枚

【情報解禁日】
11月20日(土)22:00

【1次先行】
受付期間:11/20(土)22:00~12/14(火)23:59
結果確認&入金期間:12/17(金)13:00~12:20(月)21:00

【お問い合わせ】
Zen-A(ゼンエイ)TEL:03-3538-2300

◆mono palette. オフィシャルサイト
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