【インタビュー】Double Ace、美ハーモニーと大人の色気が凝縮した新たなサウンド感のミニアルバム『Crescendo』
■今までの人生を振り返ってみても、新人の時以外で
■レコーディングであんなに緊張したのは「REVENGE」が初めて(笑)
──5曲目の「DEAR」はストレート。疑う余地のないほど幸せな曲です。
ユナク:そうですね(笑)。ソウルからオンラインライブで披露したら、たくさんのファンの皆さんが一番好きだと言ってくれたんですよ。歌詞のままの気持ちが込められているからかもしれませんが、今のDouble Aceの気持ちが伝わるよって言ってくださって。ソンジェくんも、この曲は最初から好きだって言ってくれていました。「好き、好き」と言ってくれたらどんどん好きになっていく、そういう魅力もある曲かなと思います。
──「Let's go, now」は歌で背中を押してくれるような曲ですね。
ユナク:この曲、音がすごく面白くないですか? 沖縄の伝統楽器だと聞いたんですが、すごく効果的に使ってあって、最初に聴いた時は驚きがありました。Double Aceのイメージには無い曲だと思います。例えばタバスコみたいな、ピリッと辛いソースが一つ入っているような曲じゃないかなと思いますね。
──サウンドの感じで言うと、1曲目の「No Coincidence」も個性的でしたね。
ユナク:この曲は、僕の世代よりももうちょっと上の世代が聴いていた洋楽の雰囲気があると思っていて。今のソンジェと僕の声をここに乗せたら、絶対いい感じなるなと思ったんです。
──上の世代が聴いていた洋楽というと、イメージ的には?
ユナク:僕はトム・クルーズが大好きで、昔からたくさん彼の映画を観てきたんですが、今思えばこういうタイプの曲が結構流れていたんですよね。バイクに乗って走っているシーンとか。
──なるほど。
ユナク:僕は、メロディーよりどうしてもトラックの方に耳がいってしまうんですけど、そういうイメージがありました。ソンジェくんも僕も、すごく好きな曲です。歌っていてすごく気持ちがいいし気合いも入る曲。レコーディングという意味では、僕は一番満足している曲でもあります。逆に「REVENGE」はすごく苦労しましたけど(笑)。
▲『Crescendo』【初回限定盤A(CD+DVD)】
▲『Crescendo』【初回限定盤B(CD+PHOTOBOOK)】
▲『Crescendo』【通常盤(CD Only)】
──「REVENGE」は、今作の最後に収録されている曲ですね。
ユナク:レコーディングも大変でしたが、この曲はライブでやるのが一番怖いです。歌い方で苦手なジャンルってあるでしょう? K-POPは割と息にメロディーを乗せる感じだと思うんですが、J-POPによくある、高音でも喋っているような声で歌うものというか。でも曲が大好きだったし、良い曲だからチャレンジしてみたんです。
──苦手を克服するとか、新しいことにチャレンジするにはやはりトレーニングを積むことが大切なのでしょうか。
ユナク:そうですね。ソロなら自分に曲を合わせることができるんですが、グループは、曲に合わせていくことも多い。アイドルはその曲とかそのジャンルに合わせていくわけだから、大変だと思うんです。Double Aceはアイドルという側面も持ち合わせているから、レコーディングをする時、自分が得意としていない曲でも歌わなきゃいけない時があるんです。それを乗り越えるのが、僕らの仕事でもあるんですけどね。今までの人生を振り返ってみても、新人の時以外で、あんなにレコーディングで緊張したのは「REVENGE」が初めてでした(笑)。
──そんなに!
ユナク:僕は舞台の前でも緊張しないタイプなんですが、この曲に関しては本当に緊張しました。
──その点、ソンジェさんはどんな感じでしたか?
ユナク:ソンジェくんは、「HARUKAZE」のレコーディングが大変そうでした。日本語の発音や、美しいファルセットも気にしながらだったから、彼はこの曲で一番緊張していたんじゃないかなって僕は思います。
──単純に日本語を話す機会や時間も減っていたでしょうから、そういう大変さもあったんでしょうね。
ユナク:僕はたいぶ復活してきている感じはしますが(笑)、確かに日本語を話す機会が少なくなると、発音に自信がなくなりますね。
▲『SUNGJE 1st LIVE TOUR~共に歩く花道~』
──ソンジェさんは、昨年日本で行われたライブDVDが11月24日にリリースされますね。
ユナク:はい。そのライブは僕も見に行きました。自分の名前を掲げてステージに立ったのは初なので、またひとつ夢が叶えられたんじゃないかなって思います。ソンジェくんは高音も綺麗だし踊りも上手い。そういう才能を感じられたライブだったと思います。曲も素敵でしたから、是非見てもらいたいなと思います。その価値があると思います。
──さて、『Crescendo』が無事に完成し、大阪と東京で<Double Ace LIVE TOUR 2020 M☆M>も開催されます。ぜひ意気込みを聞かせてください。
ユナク:この2年間貯めてきたエネルギーを、全部発散しなきゃいけないですからね。そういうステージを作りたいし、これからも毎回毎回これが最後のライブだと思って死ぬ気で頑張りたいと思っています。思い切りクレイジーになって楽しみたいですね。SUPERNOVA(超新星)がライブで成長してきたグループであるように、Double AceもDouble Aceらしく、喜怒哀楽を感じてもらえるような、そして前よりももっと成長したライブをお見せできたらと思っています。僕らもファンも楽しめる、コミュニケーションがしっかり取れるライブにしたいなと思っています。
取材・文:山田邦子
リリース情報
2021年11月24日 Release
【初回限定盤A(CD+DVD)】
COZP-1832-3 \3300(税込)
【初回限定盤B(CD+PHOTOBOOK)】
COCP-41633 \2750(税込)
【通常盤(CD Only)】
COCP-41634 \2200(税込)
■収録内容 ※3形態共通
1. No Coincidence
2. Masquerade
3. HARUKAZE
4. さよならのムコウ側
5. DEAR
6. Let's go, now
7. REVENGE
<初回限定盤A DVD>
1. Masquerade Music Video
2. Making of Music Video & Photo Shooting
『SUNGJE 1st LIVE TOUR~共に歩く花道~』
2021年11月24日 Release
CEG-31/2 \12000税込
Disc-1
1.きっと
2.愛を叫ぶ
3.ハナミズキ
4.三日月
5.君に会いたくてたまらない夜
6.Moonlight
7.やっぱ好きやねん
8.男の花道
9.Utopia
10.むかしむかしのはなし
11.HOME
12.最後の雨
13.ひろ
14.長い夜
15.One Night Carnival
Disc-2
MC COLLECTION
Live Making
ライブ・イベント情報
【東京】 立川ステージガーデン
2021年12月11日(土) 13:45開場/14:30開演
2021年12月11日(土) 17:15開場/18:00開演
お問い合わせ:ディスクガレージ 050-5533-0888 (平日12:00-15:00)
【大阪】COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
2021年11月27日(土) 16:00開場/17:00開演
2021年11月28日(日) 14:00開場/15:00開演
お問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888 (10:00-18:00)
◆インタビュー(1)へ戻る
この記事の関連情報
超新星、日本デビュー15周年記念ライブ<☆博15>で新曲披露も「幸せな未来へ進んでいきたい」
超新星、日本デビュー15周年を記念して新作『HEAVEN』を11月リリース
ユナク、二夜限りのスペシャルライブ決定
ユナク、ビルボード公演最終日に堂珍嘉邦(CHEMISTRY)がサプライズ登場
SUPERNOVA、日本デビュー13周年を祝うファンミーティングで「これからもみなさんと一緒に歩いていきます」
【インタビュー】ユナク「毎日を幸せに過ごしたい。良い人たちと楽しくできればそれでいい」
ユナク、本日2/16発売ソロAL『more...』よりMV&全曲ダイジェスト公開
【ライブレポート】ユナク、約5年半ぶりソロツアー閉幕。ソロAL『more...』から新曲多数披露
SUPERNOVA・ユナク、約4年ぶり新曲「Time ~流れていく時間にすべて消されるなら~」MV公開