ジョン・コルトレーン、不朽の名作のライヴ盤『至上の愛 ~ライヴ・イン・シアトル』本日世界同時リリース
(C)Chuck Stewart Photography, LLC_Fireball Entertainment Group. All Rights Reserved
ジャズ史上最大のカリスマとして知られ、音楽史に輝く名盤をいくつも残したサックス奏者のジョン・コルトレーン。
◆ジョン・コルトレーン 関連画像
その中でも、最高の一枚としてジャズ・ファンでなくとも一度は聴いたことがあるであろう名盤『至上の愛』の1965年10月2日にシアトルで録音された未発表ライヴ音源が発掘され『至上の愛 ~ライヴ・イン・シアトル』として本日世界同時リリースされた。
『至上の愛』は1965年にリリースされ、現在も多くのリスナーを虜にし続けている名盤中の名盤で、『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』では47位にランクイン。アメリカを代表する科学、産業、技術、芸術を研究/展示しているスミソニアン研究所のコレクションにも選ばれ、アメリカ歴史博物館には“アメリカ史の宝”として所蔵されている、まさに音楽史に刻まれる一枚だ。これまで『至上の愛』は、スタジオ盤と65年のフランスのジャズ・フェスティヴァルでのライヴ録音の2種類の演奏がリリースされている。『至上の愛』はジョン・コルトレーンにとってもとても意味深い作品で、彼はこの作品を「神への捧げもの」とし、レコードの内ジャケットに作品を紐解く糸口となるような自作の詩を掲載したが、このようなことをしたのは後にも先にもこの作品のみ。そして、今回の発見が「奇跡」と呼ばれるのは、その演奏の希少性にある。コルトレーンは公の場で『至上の愛』を演奏することは滅多になく、自分の感情、バンド・メンバーのコンディション、会場の雰囲気、そして何より観客がそれを求める時にしか演奏しないと決めていたと言われ、本作『至上の愛 ~ライヴ・イン・シアトル』はライヴ・ハウスやジャズ・クラブでこの組曲のすべてが演奏されたという史上初めての証拠でもあるのだ。
この奇跡の瞬間を録音していたのは、コルトレーンがシアトルに滞在していた1週間の間、コルトレーン・バンドの前座(昼の公演)を任されていた、自身もサックス奏者でコルトレーンの友人であったジョー・ブラジル。公演最終日の当日、自分のバンドを録音しようと録音機材をセットしたところ、バンド・メンバーであったカルロス・ワードがコルトレーンのステージでも演奏をすることになったため、結果、彼は録音機材を回し続けることに。公演が行われたシアトルの「ペントハウス」にはオーナーの音楽好きが高じて当時最先端だった録音機材が一式揃っており、良好な音源が後世に残されることとなった。本作のエンジニアを務めたケヴィン・リーヴスは「テープは非常に良い状態で我々が手がけたジョン・コルトレーンのアマチュア録音の中でも最高のものとなりました」とコメントしている。しかし、もともとリリース目的ではなくプライべートな記録用に録音したため、ブラジルは2008年に亡くなるまでテープは彼の自宅に保管されていた。
また、今回のライヴ音源を貴重たらしめている理由はそのアバンギャルドさにもある。参加メンバーは、ジョン・コルトレーン率いる黄金のカルテット+ファラオ・サンダース(ts)~カルロス・ワード(as)~ドナルド・ギャレット(b)の計7名。この公演はコルトレーンのフリー・ジャズ宣言と言われるセンセーショナルなアルバム『アセンション』のレコーディングの後に行われ、コルトレーン最終章に踏み入った直後の作品となり、これまで音源として残っているスタジオ盤・ライヴ盤とも全く異なるアバンギャルドながらも圧倒的な力強いサウンドが特徴だ。生涯、新しい挑戦をやめることのなかったコルトレーンの生き様を表現している重要な発見で、まさにこれまで誰も聴いたことのない鮮烈な『至上の愛』なのである。
『至上の愛 ~ライヴ・イン・シアトル』は情報解禁後様々なメディアから絶賛され、多くのレビューが掲載された。中でも、ニューヨーク・タイムズ紙は「これは非常に画期的な発見です。75分という長い組曲の中で、私たちはコルトレーンのカタログの中のいくつかの主要なアルバムよりも多くのコルトレーンが持つ多彩な側面を体験することができます」と絶賛。また、ガーディアン紙は「画期的なバンドのユニークなドキュメント」と評し、アトランティック誌は「史上最も重要で有名なジャズ曲の新たに理解することができる大発見」と記した。権威あるメディアも絶賛する本作は必聴の一枚であることは間違いない。
UCCI-1052(SHM-CD) 2,640円(税込)
先行シングル「パート1:承認 / Acknowledgement」
https://JohnColtrane.lnk.to/ALS_LivePR
■収録曲
1.パート1:承認 / Acknowledgement
2.インタールード / Interlude
3.パート2:決意 / Resolution
4.インタールード2 / Interlude2
5.パート3:追求 / Pursuance
6.インタールード3 / Interlude3
7.インタールード4 / Interlude4
8.パート4:賛美 / Psalm
■パーソネル
ジョン・コルトレーン(ts, ss, per)
マッコイ・タイナー(p)
ジミー・ギャリソン(b)
エルヴィン・ジョーンズ(ds)
ファラオ・サンダース(ts, per)
カルロス・ワード(as)
ドナルド・ギャレット(b)
★1965年10月2日、ワシントン州シアトル、ペントハウスにてライヴ録音
◆ジョン・コルトレーン オフィシャルサイト
ジャズ史上最大のカリスマとして知られ、音楽史に輝く名盤をいくつも残したサックス奏者のジョン・コルトレーン。
◆ジョン・コルトレーン 関連画像
その中でも、最高の一枚としてジャズ・ファンでなくとも一度は聴いたことがあるであろう名盤『至上の愛』の1965年10月2日にシアトルで録音された未発表ライヴ音源が発掘され『至上の愛 ~ライヴ・イン・シアトル』として本日世界同時リリースされた。
『至上の愛』は1965年にリリースされ、現在も多くのリスナーを虜にし続けている名盤中の名盤で、『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』では47位にランクイン。アメリカを代表する科学、産業、技術、芸術を研究/展示しているスミソニアン研究所のコレクションにも選ばれ、アメリカ歴史博物館には“アメリカ史の宝”として所蔵されている、まさに音楽史に刻まれる一枚だ。これまで『至上の愛』は、スタジオ盤と65年のフランスのジャズ・フェスティヴァルでのライヴ録音の2種類の演奏がリリースされている。『至上の愛』はジョン・コルトレーンにとってもとても意味深い作品で、彼はこの作品を「神への捧げもの」とし、レコードの内ジャケットに作品を紐解く糸口となるような自作の詩を掲載したが、このようなことをしたのは後にも先にもこの作品のみ。そして、今回の発見が「奇跡」と呼ばれるのは、その演奏の希少性にある。コルトレーンは公の場で『至上の愛』を演奏することは滅多になく、自分の感情、バンド・メンバーのコンディション、会場の雰囲気、そして何より観客がそれを求める時にしか演奏しないと決めていたと言われ、本作『至上の愛 ~ライヴ・イン・シアトル』はライヴ・ハウスやジャズ・クラブでこの組曲のすべてが演奏されたという史上初めての証拠でもあるのだ。
この奇跡の瞬間を録音していたのは、コルトレーンがシアトルに滞在していた1週間の間、コルトレーン・バンドの前座(昼の公演)を任されていた、自身もサックス奏者でコルトレーンの友人であったジョー・ブラジル。公演最終日の当日、自分のバンドを録音しようと録音機材をセットしたところ、バンド・メンバーであったカルロス・ワードがコルトレーンのステージでも演奏をすることになったため、結果、彼は録音機材を回し続けることに。公演が行われたシアトルの「ペントハウス」にはオーナーの音楽好きが高じて当時最先端だった録音機材が一式揃っており、良好な音源が後世に残されることとなった。本作のエンジニアを務めたケヴィン・リーヴスは「テープは非常に良い状態で我々が手がけたジョン・コルトレーンのアマチュア録音の中でも最高のものとなりました」とコメントしている。しかし、もともとリリース目的ではなくプライべートな記録用に録音したため、ブラジルは2008年に亡くなるまでテープは彼の自宅に保管されていた。
また、今回のライヴ音源を貴重たらしめている理由はそのアバンギャルドさにもある。参加メンバーは、ジョン・コルトレーン率いる黄金のカルテット+ファラオ・サンダース(ts)~カルロス・ワード(as)~ドナルド・ギャレット(b)の計7名。この公演はコルトレーンのフリー・ジャズ宣言と言われるセンセーショナルなアルバム『アセンション』のレコーディングの後に行われ、コルトレーン最終章に踏み入った直後の作品となり、これまで音源として残っているスタジオ盤・ライヴ盤とも全く異なるアバンギャルドながらも圧倒的な力強いサウンドが特徴だ。生涯、新しい挑戦をやめることのなかったコルトレーンの生き様を表現している重要な発見で、まさにこれまで誰も聴いたことのない鮮烈な『至上の愛』なのである。
『至上の愛 ~ライヴ・イン・シアトル』は情報解禁後様々なメディアから絶賛され、多くのレビューが掲載された。中でも、ニューヨーク・タイムズ紙は「これは非常に画期的な発見です。75分という長い組曲の中で、私たちはコルトレーンのカタログの中のいくつかの主要なアルバムよりも多くのコルトレーンが持つ多彩な側面を体験することができます」と絶賛。また、ガーディアン紙は「画期的なバンドのユニークなドキュメント」と評し、アトランティック誌は「史上最も重要で有名なジャズ曲の新たに理解することができる大発見」と記した。権威あるメディアも絶賛する本作は必聴の一枚であることは間違いない。
『至上の愛 ~ライヴ・イン・シアトル』
UCCI-1052(SHM-CD) 2,640円(税込)
先行シングル「パート1:承認 / Acknowledgement」
https://JohnColtrane.lnk.to/ALS_LivePR
■収録曲
1.パート1:承認 / Acknowledgement
2.インタールード / Interlude
3.パート2:決意 / Resolution
4.インタールード2 / Interlude2
5.パート3:追求 / Pursuance
6.インタールード3 / Interlude3
7.インタールード4 / Interlude4
8.パート4:賛美 / Psalm
■パーソネル
ジョン・コルトレーン(ts, ss, per)
マッコイ・タイナー(p)
ジミー・ギャリソン(b)
エルヴィン・ジョーンズ(ds)
ファラオ・サンダース(ts, per)
カルロス・ワード(as)
ドナルド・ギャレット(b)
★1965年10月2日、ワシントン州シアトル、ペントハウスにてライヴ録音
◆ジョン・コルトレーン オフィシャルサイト
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