宮川愛李、配信ライブ<月がよくみえる>に映像作品のような演出「今日は最高のライブにする」
宮川愛李のオンラインライブ<月がよくみえる>が10月8日、ファンサービス“fanicon”公式ファンコミュニティ向けに行われた。 会場となった新宿BLACKBOX³(ブラックボックス)は大型LEDパネルを備えた最新スタジオだ。同公演では、1stフルアルバム『Reboot』(2021年3月発売)収録曲中心のセットリストで、ミュージックビデオや各楽曲のイメージに合わせた映像が大型LEDパネルに映し出されるなど、まるで映像作品を見ているかのよう。配信ライブならではの演出で全12曲を駆け抜けた当日の模様をオフィシャルレポートでお届けしたい。
◆宮川愛李 画像
ライブの幕開けは、アニメ『名探偵コナン』エンディングテーマにして、ストレートなギターロックナンバー「Reboot」だ。宮川の背後のディスプレイには「Reboot」ミュージックビデオが映し出され、コメント欄に“カッコいい!”という文字が連投されるなど、のっけから堂々たるパフォーマンスを繰り広げる。そのままの勢いでメジャーデビューミニアルバム収録曲「スマホ映えの向こうの世界」へ。持ち味の伸びやかな歌声と背景の光の演出が美しい。
時おり笑顔を見せながら、テンションを高めて「lyrical」「思案ブルー」とたたみ掛けるように披露していく宮川。もともと歌唱力に定評のある彼女だが、ヴォーカリストとしてのさらなる成長が感じられる。
「すごい楽しい! もう4曲も終わっちゃったよ! 今日は最高のライブにするので!」──宮川愛李
MCではパフォーマンスとは一転、等身大の笑顔を見せた。そして披露されたバラード「凪ぐ」では、演奏とともにディスプレイに海を思わせる映像が映し出された。これにはコメント欄に“背景ぴったり!” “映像と曲が合いすぎる!”といった声が溢れた。続く「わすれもの」では甘く透明感のある歌声が響き渡る。
優しく降り注ぐ雨の映像とともにスタートしたのは、アコースティックなサウンドが印象的な「アマイロ」だ。目まぐるしい展開が特徴のポップチューン「スフィア」ではディスプレイに男女のストーリーを描いたミュージックビデオが映し出され、楽曲の世界観を押し広げた。
ボイスエフェクトを使った歌唱を披露した「欠落カレンドラ」、一転して「Stampede」ではストレートな歌声で届けられる。1曲ごとにまったく異なる世界観を見せてくれるステージ運びは、変幻自在な歌声を持つ宮川愛李だからこそのものだ。
その後のMCでは、8月のワンマンライブが中止になったことを嘆く場面も。今回のオンラインライブはその振替として開催されたものだが、「(今日のオンラインライブに) みんながいてくれたらもっと楽しかったのにな!」と語りながら、徹夜で自らデザインしたというグッズを笑顔で紹介した。
「ラストスパート!」というかけ声で始まったのは、「魅惑のカレイド」。甘い恋心を歌い上げたミドルチューンに、コメント欄も“かわいい!” “最高!”と大盛り上がり。ラストを飾ったのは、YouTube200万超の再生数を誇る「Sissy Sky」だ。攻め立てるようなメロディとともに伸びのある歌声を響かせ、「またねー!」と大きな笑顔で初のオンラインライブを締めくくった。
撮影◎達川範一
■配信ライブ<月がよくみえる>10月8日@BLACKBOX³ セットリスト
02. スマホ映えの向こうの世界
03. lyrical
04. 思案ブルー
05. 凪ぐ
06. わすれもの
07. アマイロ
08. スフィア
09. 欠落カレンドラ
10. Stampede
11. 魅惑のカレイド
12. Sissy Sky
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