Maïa Barouh、髙橋大輔&村元哉中ペアのシーズンプログラム使用曲「Soran bushi」リリース

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日本とフランスをルーツに持つアーティスト、Maïa Barouh (マイア・バルー)がデジタルシングル「Soran bushi」を本日リリースした。本作はHIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション&プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタルリリースをサポートしている。

「Soran bushi」は彼女が2015年に発表したアルバム『Kodama』に収録されている楽曲。フィギュアスケート・アイスダンスの髙橋大輔選手と村元哉中選手による2021ー2022シーズンプログラムに起用されることとなり、楽曲への問い合わせが殺到したことから急遽シングルカットリリースが決定したという。ジャケットにも、Sunao Noto撮影の両選手の写真が使用されている。



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【本人コメント】
日本の民謡に感銘を受けたのは19歳の時、父の全国ツアーで行った奄美大島で島唄を聴いた時でした。それをきっかけに、独学で奄美独特の島唄の技法を学びアフリカの歌とミックスして歌うようになりました。日本とアフリカ、ブラジルの民謡を自分なりにアレンジした歌やオリジナルの楽曲を自分のバンドでリリースするなど5年間活動した後、フランスに拠点を移しました。フランスに渡った数日後に東日本大震災(2011/3/11)が起き、ニュースで見た光景にショックを受け、「私はなんで歌を歌うのだろうか」という根源的な疑問にぶち当たり、約半年ほど音楽ができない状況になってしまいました。そんな時に、ふとしたことから民謡、特に東北民謡や福島民謡を聴くようになり、その悲しいような楽しいような個性的なメロディーと天と地を繋げるようなエネルギーに心打たれ、3.11にショックを受けた自分を慰めるように再び民謡を歌い始めました。伝承されてきた歌はきっと何世代に渡り人々を励ましながら形を変えてきたのでしょう。

日本の民謡の中でも北海道の船乗りの歌、ソーラン節が大好きで、果てもなく広い太平洋に向かう男達、長い間家族と土地を離れて海に出る男達の励ましの歌のように感じます。掛け声の力強さと、悲しさに紛れた明るさ、土着的でありながらポップで何度歌っても飽きることはありません。この曲を歌うといつも、足に根が張ったように身体が緊張し背筋が伸びるような感覚に囚われます。この曲と出会って以来、コンサートの一曲目にソーラン節を歌うことが私の儀式のようになっています。

2015年にアルバム「Kodama」がリリースされてから6年もたった今日、髙橋大輔さんと村元哉中さんのおかげで思いがけない形でマイアバージョンのソーラン節が日の目を浴びることになりました。お二人のアイス・ダンスによって新たな魂が吹き込まれ、日本のブルースが世界の人の耳に届いたら最高のミッション到達です。
ハイハイ!ヤーレンソーランソーラン…

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シングル「Soran bushi」


Release: 2021.9.3
Format: Digital
Label: GENERAL PATTERN

Track:
1. Soran bushi

配信リンク
https://friendship.lnk.to/SoranBushi

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